暁美ほむらのモノローグ
◆初めに
初投稿で予想以上に読まれていて、驚いています。皆様ご拝読ありがとうございます。恐悦至極にございます。
続編を書く決心がついたので、書き終えたあかつきには、連載していきますので、よろしくお願いいたします。
第一部のあとがきに代わるものとしてアデンダムとして暁美ほむらのモノローグを添えます。
◆暁美ほむらのモノローグ
addendum of the tale of the torus
まどかは選んだ。自分の意志で、残酷なまでの永遠を。
それは円環の理も、魔法少女も、キュウべぇも、魔女でさえ否定しない、まどからしい優しい決断だった。
まどかの心音を人の言の葉で表すとしたらなんだろうか。
歓びだろうか。
勝利だろうか。
信念だろうか。
正義だろうか。
夢だろうか。
友情だろうか。
きっとそれは人生で最も大切なもの。
それは愛なのかもしれない……。
円環、それは時の理。
閉じた系、故に自己完結。
そんなまどかと私はある日、出会ってしまった。きっとそれは仕組まれた邂逅であった。運命的な逢瀬は、世界創造の日に定められたエントロピーと物理法則に則ったものであったに違いない。
ワルプルギスの夜の到来。その日、私は一つの約束を交わした。そして、私はまどかを救うために永遠の一部を背負った。それは時流の劫罰を背負うことと同義であった。
魔法少女と魔女。因果の法則が支配するこの輪廻の世界で、魔法少女たちはそれでも強く生きようとした。これはそんな私たちの人生の物語。
まどかは結局、平凡な日常を諦めて、全ての魔法少女を救うため、ワルプルギスの夜でさえ救うため、時を超えて、空間を超えて、パラレルワールドを隔てる時空の壁さえも超えて、その全知全能の権能に因りて、救世したのだ。
だが、私だけはそれを拒んだ。まどかは、まどかのままでいい。優しい家族に囲まれ、賑やかな友に恵まれて……。結果、私があなたを穢すことになっても、私はあなたはあなたのままでいて欲しい、そう願った。
その願いは、私を魔法少女でも魔女でもない、闇よりも暗い悪魔へと堕天させた。これが私の叛逆の物語である。
これは私とまどかに纏わる、愛の物語。美しく、儚く、そして何よりも尊い絆の物語。
この繋がりは、約束は忘れない。だから、私は私が何になっても、あなたを救いたい。まどか、ねぇ、だからそんな全てを悟ってしまったかのような瞳はやめて!
私はあなたがあなたでいてくれればそれでいいの。あの日、初めて出会った日も、魔法少女として一緒に戦った日々も、全て私は忘れない。
でもね、時が経つにつれて、私はその記憶を失いつつある。記憶は永遠でも、いつしかあなたは薄れていく。だから、あなたはもう私を……。
だから、でも、だからこそ!
そう、私は悪魔になったんだ。私は神を永遠の孤独『円環の理』から救うために悪魔にだってなれる。だから私はもしあなたの世界に私がいなくても、あなたが幸せなら、それでいい……。まどか、愛してる。
◆あとがき
ここまでお読み下さりありがとうございます。
魔法少女まどか☆マギカは本当に美しく、面白く、考えさせられるアニメです。これからもまどマギの二次創作をここに連載するので応援よろしくお願いします!