エルデンリング偽典 灯台の騎士団 その記録   作:苔薬

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第四話 勝利はどちらに

まずいです!ライアンさんが負けちゃいました!

なんか自信ありそうだったしそのまま勝ってくれたら嬉しいな〜

みたいなことを呑気に考えてたらこの有様ですよ!

確かに知らなかった技が一つわかりましたけどだからと言って弱点が見つかったかと言われるとそうでもないです!

これではライアンさんが無駄死にしただけです!

 

「さて、どうするかねお嬢さん」

 

わぁ声かけられちゃった

どうしよう...どうしよう...

 

「無論、続けます」

 

「ほう、味方のあの戦いを見てなお向かってくるか」

 

「私にも譲れないものはあります

この地を民が安心して暮らせる地へと戻すためにもここで止まるわけにはいきません!

それに団員を捨てて逃げるなど騎士団長失格です!」

 

「ならば剣を取れい!いつまでも待ちはせんぞ!」

 

あぁいらんこと言っちゃった

めちゃくちゃやる気出しちゃったよ〜

とはいえ実は勝てる可能性自体は見えてたりしますよ!

あのお爺さんは刀以外に盾を持っていたみたいですが私だって普段使いしているものに加えてもう一つ武器を持ってます!

後はタイミングさえ合えば痛手を負わせることができるはず!薄い可能性ですがそれに賭けます!

 

「参ります」

 

「いいだろう」

 

再び刀を構えこちらを見据えるお爺さん

めっちゃ目つきが怖い!

民のために戦いたいですし、皆さんが平和に暮らしているのを見るのは間違いなく私の喜びではあります...

でもそれはそれとして強い相手と戦うときはいつだって怖いんですよ!

あぁ向かってきた!

よかった!太刀筋が見える!流石に少しは動きに慣れてきました!

 

「ほう...もう避けられるようになり始めたか...

ならばこれはどうだ?」

 

あ!さっきの血刃をやるつもりですね!

でも一度見た以上は対応できるはず...

集中です!

よし初撃は回避できました

このまま避けつつ隙を窺って...

 

「死屍累々!」

 

えっ...

スピードがさらに上がった...

くっ、でもまだなんとか

 

「まだまだぁ!」

 

なんですかそれ!血刃ってそんな出したり出さなかったりできるんですか!?

ズルですよ!そんなの!どんどん切りつけてくるし!

あぁまずい何発か攻撃が防ぎきれなかった...

 

「膝をついたな、もう降参するかね?」

 

よし油断した!今こそ武器を使う時だ!

くらえ

 

「防ぎえぬ刃!」

 

「ッ!なんの!」

 

避けられた!でも!

 

「私の武器、二つだけだなんていつ言いました?」

 

「何!」

 

くらえ私の祈祷

 

「黄金の怒り!」

 

「しまったっ!」

 

やりました!思い切り吹っ飛ばして木にぶつけてやりましたよ!

...あれ生きてますかね?

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