「ぬぉあっ!!」
「うぉらあっ!」
オオイミ王の拳を拳で殴り返し、ラッシュを叩き込むも倒れず、むしろ燦々と輝く目にオレは不敵な笑みを浮かべ、殴り返してきたオオイミ王を見据える。
「ハハハハハ!!余はまだまだ戦えるぞ!」
「おうよ!」
興奮するオオイミ王のパンチを受け、血反吐を吐く。月の王国で最強であるオオイミ王の顔面を蹴り抜き、蹴りが返され、オレものけ反り、また殴り合う。
最強ゆえに退屈───。
無敵ゆえに窮屈───。
分かるぜ、分かるさ、分かるとも。
オレも同じだ。糸色妙を越えてしまったオレは自他共に認める宇宙最強だ。オレに勝てるヤツはオレを完全にコピーして、更に100万体以上は必要だろう。
しかし、それでも勝つのはオレだ。
「二重の極み!!」
「ぬぅ!ライダーパンチ!」
右こぶしが衝突し、住宅街の一部が衝撃波で砕け、公園に向かって投げ飛ばし、ショドウフォンを使って、砕けた水呑場は鏡の世界に繋がる門に変わる。
「……ここは、魔空空間か」
「お前の力は下がるぜ。あと変身も出来るぜ」
「卑劣なり!……蒸着!」
「マクー、サン・ドルバ!」
ショッカーグリードの肉体は変化し、オレの身体は「宇宙刑事ギャバン」に登場したサン・ドルバの甲冑を纏い、トライデントの石突きを蹴って構える。
「レーザーブレード!」
「ハッ、オレに勝てるかなァ!」
「レーザーゼットビーム!」
「効かねえなァ!」
トライデントを旋回させて、レーザーゼットビームを弾き、レーザーブレードとトライデントの穂先を衝突させ、斬り結び、オレのトライデントをレーザーブレードで切り裂こうと身体を斬りつけてきた、オオイミ王のレーザーブレードを掴み、頭突きを見舞う。
「貴様、そこは死ぬところだろう!?」
「ふざけんなッ!サン・ドルバは二回も戦ってるだろうが、そこを忘れんじゃねえ!」
オレの言葉に「ぐぬう」も唸るオオイミ王を蹴って間合いを広げ、オレはビッグライトを構えて、自分に掛けると宇宙恐竜ゼットンに変身する。
「な、なんとぉ!?ならば、シュワッチ!」
レーザーブレードがベータカプセルに変化し、オオイミ王はウルトラマンに変身し、睨み合う。ウルトラマンのチョップをバリアーで防ぎ、殴り、ふきとばす。
「シェアッ!」
八つ裂き光輪を避け、ウルトラリングで身体を締め付けられるが、それはオレの残像だ。全く本気でオレを捕まえられると思っているのかよ。
「ゼットォォォン……!」
「デェアッ!!」
殴って、投げられ、ビームを撃つ。
やっぱり、対等にやり合えるのは最高だ!