オレはお兄ちゃんとして、家族を守ると言う気持ちを思い出すことが出来た。サカサのお兄ちゃんに「ありがとう」と告げ、握手した。
サカサは不満そうだ。
「まだ、ボクと一緒に居ようよ」
「悪いな。オレはオオイミに勝ちたいんだ」
そう言って、オレは笑った。
飛んできた蛮竜の柄を掴み、目を閉じる。
ゆっくりと目を開ける。
「また、戦国時代かよ!?」
「あ?誰だ、お前」
オレの叫びに答えるように現れたのは戦国時代には似つかわしくないブレザー姿の男だった。いや、オレも学ランだから対して、変わらねえな。
「
「
しえい?
糸に曳くと書くヤツか。
「聞いて驚け、オレは糸色境様だぜ!」
「……お前ッ、オレのオヤジかよ!?」
「糸曳君のおじいさん?」
くるるぎと呼ばれた女の子がオレを見上げる。同じ校章って事はどっかで巻き込まれて、戦国時代に巻き込まれてやってきたと考えるべきか。
しかし、オレの息子なのか?
いや、時間が会わねえな。
「糸曳君、お前は今は何年だ?」
「オレか?平成だ」
「昭和じゃねえのか。ってことは辻褄は合うが、オレは学生で結婚するのか!?」
「こちとら中学生だぞ、生々しい話はやめろ」
中学生?
177cmのオレに近い身長でか。いや、それよりオレは誰と結婚するんだ。ぐっ、突然の息子の登場で頭がおかしくなりそうだぜ、吐き気もしやがる!
「どうして、お前は戦国時代にいる?」
「オレは枢木ん家に勉強しに」
「えと、教えて貰おうとしたら何故か」
どうしたもんかと悩んでいたとき、巨大な刀を振るう赤衣の銀髪イヌミミがオレに斬りかかってきた。
「また出やがったな、戦骨!!」
「オレは境様だ!!」
「は?」
ポカンとする銀髪野郎の襟首を掴み、頭突きを連発して殴り倒す。自慢じゃないがオレは頭突きで二重の極みを撃つことが出きる。
「犬夜叉ー!!」
「来るんじゃねえ、かごめ!?」
「オヤジ、勘違いされる前に謝れよ」
「アホか。アッチは刀を持ってるんだぞ」
そう言ってオレは「いぬやしゃ」と呼ばれた銀髪を見下ろし、矢を射ってきた女を睨み付けた瞬間、目が痛み始めた。
「どんな未来してんだよッ、イッテェ!?」
オレは両目を押さえながら血涙を流し、かごめと呼ばれた女から視線を外し、「癒やしの力」でダメージを受けた両目を癒していく。
クソ、マジで潰れるかと思った。
「……え?タヅナくんが、ふたり?」
「あー、かごめ先輩、若い頃のオレのオヤジです」
「……え?」
「は?」