度重なる脳破壊を受けた。
そして、中学生の息子に出会った。
戦国時代というのは不満ではある。が、おそらくサカサの年齢に近い。そして、賛が世界を救う前に生まれるな。未来のオレは誰と結婚するんだ。
「オヤジだぁ?」
「悪いな、犬夜叉」
「別に俺は構わねえけどよ。ソイツ、妙な臭いがこびりついてがるぜ」
「宇宙最強のオレだからな。普通のヤツにどうこう出来るほど弱くはない。が、それならきっと奈落の気配だろうな」
そう言うと犬夜叉達がオレを睨む。
「おめえ、奈落の手先か?」
「いや、オレの大伯母が奈落に『お前はワシの母になるのだ』とか親戚の妹分は『お前はワシのモノだ』とか言われてる。ちなみに妹分は今は15歳だぜ」
「「キッショ!!?」」
タヅナの同級生で枢木神社の娘の枢木かなめと現代と戦国時代を行き交える日暮神社の日暮かごめの二人は自分の身体を抱き締め、お互いに身を寄せ合う。
「ちなみにオレは女に変身すると奈落の好みにドンピシャすぎる女になる。まあ、可哀想なのは糸色景だな。あの人はずっと覗き見されている」
「許せませんね。乙女を付け狙うなど、糸色殿は確かに小さく可憐でしたが」
「まあ、その糸色景も14で子供居るけどな」
うっ、また脳が破壊されそうだ。
ん、私もそうだった。元気出して
しとりばあちゃん、オレの事を見守るのはいいけど。そろそろ過去を見るのも未来を見るのもやめないと疲れるんじゃないか?
「で、おめえはどうするんだよ」
「どうもこうもな。オレは最強の月の王様と喧嘩するつもりなんだが、この時代にまた飛ばされたんだよ。蛮竜の不具合じゃねえだろうし」
「オヤジ、相手はカグヤじゃねえか?」
なんで、エンゲキブが?と考えるも500年前の妖怪がどうのこうのと話していたことを思い出す。つまり、ここでその妖怪を倒せば良いわけだな。
「そのカグヤってのは?」
「ああ、天女を食った妖怪だ」
天女?
「トヨウケビメか!?」
「とよ?」
「糸色景の身体を乗っとる剣士だ!」
オレの言葉に更に頭を抱えるタヅナに直接オレの周りで起こっている出来事を流し込み、無理やり理解させてやる。これも父親の愛だ。
「母さんを困らせんな!?」
「まだ誰とも付き合ってねえよ!」
「今月の七夕だ!!」
「ッ、マジでやめろ。言うな」
クソ、まともに顔が見れなくなる。
薄々分かっちゃいたんだよ。
オレと結婚してくれるのはアイツだけだ。
「(くそ、どういう顔で会えばいいんだ)」
マジで、悩ましすぎる。