ぐだーズとの人理修復の旅〜YAMA育ちを添えて〜 作:平和推し
ゲロインを撃破した宗治郎
その足でリヨンに行って出会ったのは…
「…という訳で私は旅の途中で空を飛ぶ生き物から必死に逃げていく中で荷物を無くしてしまってな…」
「そうか…大変だったな…って騙されんぞ!?なんだ後ろに置いてあるのは!?」
「倒した飛竜だが?」
「倒してんじゃねぇか!?絶対ただの旅人じゃねぇだろ!」
宗治郎はさっきまで黒いジャンヌが乗っていたワイバーンの残骸を手土産にリヨンの街に入ろうとして、衛兵に止められていた。
「入れてはくれないか?」
「そうそう簡単に入れる訳に行くか!この街にいる“竜殺し殿”を狙って来たのだろう?」
「いや、私も亜竜を殺したから竜殺しでは?」
「…とりあえず部下があの人を呼んできている。下手に動くなよ?」
そして、宗治郎がしばらく待っていると…
「すまない、遅れてしまってすまない」
現れたのは白い長髪に、鍛え上げられた大柄な体躯、何故か背中が開いている鎧を装備した大剣を持った騎士だった。
「君が竜殺しか…ちょっと耳を貸してもらっても?」
「構わないが…」
宗治郎はそうして、その男に耳打ちする
「君はまさか…ニーベルンゲンの歌に出てくる竜殺しの騎士にして、魔剣バルムンクの担い手、英雄ジークフリートか?つまりこの時代、この国に本来なら出て来るはずない…
「…そうだ。俺はサーヴァントだ。」
「私はカルデアから来た。この特異点を修復するために来た故、貴殿との協力を申し出たい。…街で噂の竜の魔女となったジャンヌ・ダルクが貴殿を狙っていた事もある…悪い話ではない筈だ。」
ジークフリートは、暫し考え…
「分かった。よろしく頼む」
「契約成立だな」
互いに固く握手を交わした。
((この握力…底が知れないな))
バトル漫画みたいな事を少しだけ考えながらも、宗治郎は自分の仲間の所在を聞く
「ところでカルデアの他のメンバーも、この特異点にやって来ているのだが、聞き覚えはないか?少年少女で私のような、東方から来た肌の色をした人間と、巨大な盾を持った少々際どい格好の少女なのだが…」
「すまない、生憎俺はそういった話を聞いた事がない…力及ばす本当にすまない」
「…君はよくネガティブな男だと言われていないか?」
「すまない、ネガティブな男で本当にすまない…」
「…アドバイスだが、自身の反省すべき点を口に出し、安易に“すまない”と言わない方が良いぞ?すまないだけでは本当に謝意があるのか、ポーズで言っているのか初見では分からないからな」
宗治郎は内心で“この男がカルデアに来たら1日の謝罪回数がギネスに載るのでは?”と訝しんだ。
「すまな…「そういう所だ」分かった…」
ジークフリートは頑張って“すまない”を自制する事にした。
宗治郎はリヨンの街でジークフリートと共に詳しい話を聞いて、この特異点の情報を集めていた。
「整理すると…」
2人は城壁の上で聞き出した情報を簡潔に整理する。
休戦した百年戦争の最中に火刑に処されたジャンヌ・ダルクが黒い衣装で、復讐の炎を燃え上がらせて復活した事
その時にピエール・コーション*1を彼女がそうされたように燃やし、そのままの流れでシャルル7世を殺害、そして邪竜(ワイバーン)を旗印に『竜の魔女』として虐殺を行った事
現在フランス軍は必死に抵抗をしているが、竜の魔女が率いる邪竜によって街や村が次々と焼き尽くされ、さらには死人が動き出して動屍体*2として襲いかかってくるので、竜の襲撃を耐えたとしても待っているのは死である事など…
「あの黒いジャンヌがそんなにも好き放題していたとはな…」
「まさか宗治郎が既に黒いジャンヌ相手に戦闘をしていたとは…」
「不意打ち故、戦闘と言えるものではないよ」
2人は城壁に並んで、街を見下ろしながらこれからどうするかを相談する。
特にやり取りに不自由を感じぬ様子から真面目な性格同士波長が合うのかもしれない
「我々2人だけではこの街を守ることも難しいだろうな」
「俺は確かに竜殺しだが、限度があるからな…」
「藤丸達が来ればあるいは…」
「そういえばお前の所属であるカルデアのマスターなら、サーヴァントを召喚すれば良いのではないか?」
「…霊脈はあるか?あるいは魔力触媒となるモノは?確か召喚にはその二つが必要な筈だ」
「…すまない、俺にはわからない」
一方で藤丸達は…ワイバーンと戦闘していた。
「マシュ!防いで!ランサーはその隙に攻撃!」
「はい!やぁぁ!」
「ぶち抜いてやるよ!」
立香がマシュとクー・フーリンに戦闘指示を出し
「アーチャー狙撃!」
「承知!」
藤丸がその援護をするという体制で戦っていた。
「くっそ〜宗治郎さん何処!?」
「さぁな?あの男の事だ、この特異点にいる『竜の魔女』と戦っているかもな?」
「「いやいや、そんな訳ないでしょ」」
「あの…そのソウジロウ様は藤丸さんや立香さんと同じく人間なのでしたら、その言いにくいのですがもう…」
そういったのは現地で味方になってくれた
「「「「「宗治郎ならこの程度で死なない」」」」」
「あっハイ」
本当に人間に対する反応なのですよね?と疑問に思いつつ旗竿を振るのであった。
実はまだ藤丸達は、邪ンヌと出会ってません
邪ンヌさんが負傷(仲間によって)した影響が響いています
次回も楽しみに!なるべく頑張って投稿します
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