ぐだーズとの人理修復の旅〜YAMA育ちを添えて〜   作:平和推し

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 リヨンの街にてMr.すまない…もとい竜殺しの大英雄、ジークフリートと出会った宗治郎

 そして藤丸達は宗治郎と再会する為にワイバーン狩に励むのだった


再会を目指すぐだーズ

 行けども行けどもワイバーン狩りという、モ◯ハンかよとツッコミたくなる状況を切り抜け、藤丸達はまだ無事な街へと向かっていた。

 

 「この先に街があるらしいよ、ドクターが言ってた」

 『ああ、そのまま行けば地理的に存在しているのはラ・シャリテ、史実ではジャンヌ・ダルクらが攻囲戦を行ったり、世界遺産に登録されたサント・クロワ・ノートル・ダム教会*1なんかもある、なかなか発展した街だよ』

 「へぇ…詳しいねドクター」

 

 藤丸が感心したように言うとロマニの通信に割り込むようにダヴィンチちゃんの声が聞こえた。

 

 『私が調べておいたからね。正確な情報だと思うよ』

 「なんだダヴィンチちゃんのバックアップか…」

 「見直したと思ったのに…」

 『ハハ、ひどいなぁ…ッ!待ってくれ、その街の方角からサーヴァントの反応が!』

 

 ロマニからの緊迫した声に、一同の少し緩んだ空気は瞬く間に霧散し、臨戦体勢に移行する

 

 「もしかして黒いジャンヌ・ダルク!?」

 『急いで!…くそ!どんどん遠ざかってる!多分ワイバーンに乗って移動しているんだと思う!あ、反応が感知できなくなった!』

 「おいモヤシ!こっちにも乗り物送れ!車とかあればマスターでも早く行けるだろ!」

 『モヤシ!?デスクワークなのはしょうがないって…というかクーフーリン!君ね!そんな無茶振りされても、下手に特異点に影響を強く出してしまう可能性から、現代の物はポンポン送れないんだよ!*2』

 

 

 カルデア一行が街の方角に走っていくと、街からは黒煙が何本も立ち上がっていて、破壊された街が見えてきた。

 

 「なんと言う…主よ…」

 「遅かったか…」

 「生存者がいるかもしれない!行こう!」

 「待てマスターあまり前には出るな、私たちが先行するから着いてきてくれ」

 「そうだぜマスター、いくら俺らが強くてもマスターがやられちまったら意味がねぇ、マシュ、マスター達をしっかり守れよ」

 「はい!先輩方私のお側に!」

 

 そしてラ・シャリテの中に入ると、そこは燃え上がる瓦礫の街と屍山血河と化した街の住民が居た

 

 「う…コレは…」

 「ひでぇ光景だなマスター、俺らと違って慣れてねぇならあんま見るなよ」

 「…ん?ッ!?気を付けろ!」

 

 エミヤが弓矢を投影して、放った先に居たのは鎧を着たヒトガタ…死体が動き出す存在であるリビングデット、つまりゾンビとなった街の衛士だった。

 

 「マジか、リビングデットって奴かよ!」

 

 そう言いながらもクー・フーリンは駆け出して、朱槍を振るい次々と斬り伏せて、時には貫いて倒して行く

 

 「コレも特異点の影響か!全く…嫌になるな!」

 

 エミヤも投影した矢を次々と放ち、掃討に当たる。

 

 「私も!彼らに死後の安らぎのあらん事を!」

 

 ジャンヌもそうして攻撃して、次々と湧いて出てくるリビングデットを、旗竿で倒して行く。

 

 

 

 『藤丸君!立香君!またワイバーンの反応が近づいてる!恐らく屍肉の匂いに釣られてやって来たんだ!』

 「おいおいマジかよ!またワイバーンか!」

 「無駄口を叩くなランサー!来るぞ!」

 

 そして現れたワイバーンが襲い掛かろうと飛んできた瞬間

 

 「百合の王冠に栄光あれ(ギロチン・ブレイカー)!!」

 

 まるで水晶のように煌めくガラスの馬にのって、ガラスの礫をワイバーンに炸裂させて倒すという乱入者が現れた。

 プラチナブランドの髪、赤い大きな帽子と赤のワンピースを着用した美少女がガラスの馬で竜を倒すというインパクトがある攻撃に、呆気に取られる藤丸達

 

 「な!?何者だ!」

 「私の名前は…あら?アマデウスは?」

 

 するとバタバタと足音を立てて、駆け寄って来たのは紫と黒を基調としたローブのような衣装の金の長髪で細身の男だった

 

 「ち、ちょっと待ってくれマリー、僕にあまり走らせないでくれ、そんなに早くは走れないから!」

 「ごめんなさいねアマデウス…でもピンチそうだったから…ね?」

 

 藤丸達がいきなり現れた中々キャラが濃い人物達に目を白黒させていると、マシュが切り出した。

 

 「えっと…お二人はサーヴァント…ですよね?」

 「あ!ごめんなさいね自己紹介が遅れてしまったわ!私の名前はマリー、マリー・アントワネットよ!こっちは音楽家のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト!実はまだ小さい頃に私に告白を…」

 「人の黒歴史を暴露しないでよマリー!はぁ…まぁマリーの言った通り、僕はしがない音楽家のアマデウスだよ」

 

 藤丸達はその名前に驚く

 

 「モーツァルトってあのピアノの有名な!?」

 「学校の怪談話になってる音楽室に絵がある!?」

 「マリー・アントワネット!?モーツァルト!?先輩方!このお二人はとてもすごい有名人ですよ!マリー・アントワネットといえばフランス革命の重要人物!モーツァルトといえば音楽史の天才ですよ!」

 

 「あらあら、私たち有名人ねアマデウス。」

 「そんなに楽観的なのは君の良いとこでもあるし、悪いところでもあるよマリー」

 

 こうして藤丸達は現地のサーヴァントをさらに仲間に加えるのであった

*1:
パリのノートルダム大聖堂とはまた別の教会。ノートルダムと名前に入っているキリスト教関係の建物は以外にあるらしく、作者も調べて初めて知った。

*2:
オーバーテクノロジーが流出した場合、それが特異点になったりするので、カルデアからの物資はその時代に合わせたモノになっていたりする




 次回も楽しみに!

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