何せ正史では冬木から居ないので(誠に遺憾ながら)
そして戦場にてYAMA育ちの本領が発揮されます
YAMA育ちさんレイシフトする
目が覚めたらそこは燃える市街地だった。
「…さて、状況を整理しなくてはな」
宗治郎はその場に胡座をかいて座り、此処に来るまでの事を思い出す
レイシフトの為に集まって、レイシフトのコフィンに入ったマスター候補達。
コフィンの数の関係で見学に回った宗治郎
感じた悪寒と悪意。
咄嗟にぶん投げた所長。
爆発するコフィンや管制室。
居なくなるCV.杉田智和のモサモサヘアーの緑のスーツ男…レイ・ラフノール。
赤く染まったカルデアスの発した無慈悲な宣言
死にかけのマシュ。
その手を取る藤丸立香達。
そしてレイシフトの光。
「…ダメだ、より一層分からなくなってきた。10分かそこらであまりにも出来事が多すぎる。」
そして宗治郎は立ち上がりながら、背後から剣を振り上げてきた骸骨を蹴り砕いた。
「ふむ、コレがモンスターやエネミーと呼ばれる存在か…。意外と脆いがやはり骨の体だからか。急所が分かりやすくて助かるが、油断はできん」
宗治郎は近くにある建物にジャンプで飛び乗り、辺りを見回す
「…ここはまさか。冬木なのか?だがレイシフトが説明の通りのタイムトラベルのような物だとするなら
宗治郎は自分の持てる知識とカルデアでの説明を思い出して此処の正体と成すべきことを確認する。
「つまり此処が特異点と呼ばれる歪んだ歴史。カルデアが英霊の協力を使い、あるべき所に修正して人理継続を保証する為の舞台という訳か…ならば試す他無い…」
そして宗治郎は自分の右手に浮かび上がっている赤い紋章を見る。それはカルデアとの
「抑止の戦力にして、偉大な先達者たちを喚ぶ…英霊召喚を」
そして配られた資料に載っていた魔法陣を自分の血と落ちていたペットボトルの水で描いた魔法陣の前に立ち、息を整えて詠唱を始める。
素に銀と鉄
礎に石と契約の大公
降り立つ風には壁を
四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
繰り返すつどに五度
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者
我は常世総ての悪を敷く者
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ
バチバチと魔法陣が魔力の奔流を放ち、七色の光が辺りを照らして現れた人影が実体化する
「…問おう。君は私の呼び掛けに答えてくれたサーヴァントか?」
「ふむ、この様子…私はどうやら擬似的に死んだのか、まぁ今の状況では些細な事だが…む?貴様は少し前に私の国に招待してやった記憶があるぞ」
現れたのは口元をマスクで隠し、濃い赤紫色のタイツのようにピッタリ身体にフィットした戦衣装をその身に纏った。
黄金比としか表現出来ない程の抜群のプロポーションの長髪美女である。
しかしながらその両手に握られていたのは、2本の朱色の魔槍であり、纏う歴戦の気配が単なる美女では無いと教えていた。
「…貴女でしたか、あの時はどこか暗い森で、獰猛極まる強大な野生動物の群れとの死闘をさせられて、少し文句でも…と思いましたよ“影の国の女王”様?」
「背中がむず痒くなるような言い方はやめろ。…状況から察するに聖杯戦争とやらでは無さそうだ。私の真名を言う事を許そう。」
宗治郎は改めてその魔槍を持った美女の名を呼ぶ
「分かった。ケルト最強クラスの戦士、“ランサー”スカサハ。この度の戦い、どうか力を貸してくれ」
「了解した。…そうだ、お前にも武器をやろう、と言っても私の作った槍だがな」
スカサハは軽く手を振ると、朱色の魔槍をまた一つ取り出して渡した。
「ふむ、なかなか馴染むな。(…欲を言えば拳武器が最高だが、現時点での最高の手段に変わりは無い)とりあえずの目標はこの異常事態の解決だ。だが流石に2人だけでは人手が足りないし、何より私と同じようにこの地にレイシフトしたはずのカルデアの仲間達と合流せねばならない」
スカサハは宗治郎に頷いて同意すると…
一方、藤丸達は同じく何故かレイシフトしていたオルガマリー所長とフォウ、現地のサーヴァントで協力者、クラスは“キャスター”のクー・フーリン。
そして彼のおかげで、つい先ほど仮初ながらも宝具『擬似展開/
するとキャスターがピタリと立ち止まり顔色を蒼くして周囲を警戒し始めた。
「ッ!?なんだよ…このヤベェ気配!?」
「敵襲!?嘘でしょ!?なんだってこんな場所で!」
再び慌てふためく所長。
それも当然のこと、所長は本来レイシフト適正0%なのに、レイシフトしてこの場にいる事や、
「マシュ!警戒を!」
「フォウ!」
「はい!先輩方も気をつけてください!」
「ドクター、俺たちの周りの様子は!?」
『今は観測で精一杯だ!でもクー・フーリンほどの英霊が警戒するなんて…一体』
カルデア管制室からはドクターこと、ロマニ・アーキマンが通信を維持しているが、それもかなり難しい事であり他の事に回す余裕がまだ無かった。
「来るぞ!全員歯食い縛れよ!」
そして彼らが対峙したのは…
「やはり、藤丸達も来ていたか。…何故所長も?それにマシュ、その格好は腹が冷えるぞ?」
「「「宗治郎さん!!」」」
「フォフォ〜ウ!」
「え!?貴方も来ていたの!?爆発に巻き込まれててっきり…」
『そういえば宗治郎君もマスター候補だった…ならレイシフトしていてもおかしくないか…って!?バイタルデータを見てみたけど君すごいな!?Aチームメンバーでも可笑しくない高ステータスだ!」
朱色の魔槍を担いだ宗治郎と…
「久しいなセタンタ…いや、こう呼んだほうがいいかの?クー・フーリン!」
「げぇ!?師匠!?」
やたらといい笑顔のスカサハであった。
次回!クー・フーリンが死んだ!
嘘です、冬木のクライマックスになります
多分。
良ければ感想などどうぞよろしくお願いします
モチベとやる気になります