そしてそれと同時に次なる特異点へのレイシフトが行われる事となった…
YAMA育ちさん再びのレイシフトへ
「宗治郎さん!次の特異点の場所が…」
時刻は夜、ロマニに言われて宗治郎を探していたマシュが、宗治郎が居るとスカサハから伝えられた部屋に行くとその中の光景に目をぱちくりさせる。
「マシュか…良いタイミングだ。」
「えっと…コレは?」
「寝かしつけだ。」
そこに広がっていた光景は、フカフカしたベットに腰掛けて、手に『世界の童話50集』と銘打たれた本を持っている宗治郎と、ベットでふわふわしたパジャマを着て熟睡するオルガマリーの姿だった。
「寝かしつけ?」
「忘れたのかね?オルガマリーは今、精神が幼児退行してしまった。つまり眠るのに親の寝かしつけがまだ必要なのだよ」
「そ、そうなんですね…ちょっと羨ましい気もします…あ!それよりも管制室に!」
「分かった」
そして、管制室にて先に来ていた藤丸達と宗治郎は合流してダヴィンチちゃんから詳しい説明を聞いていた。
「という訳で!次の特異点はヨーロッパはフランスのオルレアン!年代は1431年…つまりは百年戦争の真っ只中さ!」
「ところでロマニは?俺と立香が来た時には居なかったけど」
「彼なら徹夜で解析したから今仮眠中だよ。まぁレイシフトが始まる時には起こしておくから問題無し!」
若干ブラックな面が見えた気がするが、人理焼却と同時に法律もクソもないので問題には出来なかった。
「という訳でダヴィンチちゃんがざっくり流れを説明するよ!
「「やったー!」」
メガネをかけてノリノリで説明するダヴィンチちゃんと、それに乗っかる藤丸と立香、さすがはぐだぐだコンビである。
真面目に聞いているマシュと宗治郎が若干浮いていた。
テッテレテ〜♪テッテレテ〜♪テッテテテテ〜♪
3!2!1!どっか〜ん!
『なぜなにダヴィンチ』
「…なんだこの謎に軽快なBGMは?」
「わかりませんがすごい解説をしてくれそうな気がします」
マシュと宗治郎はどこから流れているか不明なBGMに、若干戸惑った。
レイシフトが完了したらまずやる事は周囲の安全確認。
怠ったら不意打ちで死んじゃうゾ♡
「「物騒!?」」
「戦場に出るかも知れんからな当然だ。」
次に必要なのは霊脈や龍脈にマシュの盾を触媒に召喚サークルを設営して、カルデアとのパスを繋げる事!
コレをしないとサーヴァントの召喚が超大変だし、物資やらも送れないからレイシフト初期における最優先事項ダヨ!
「マシュの盾って便利だね。」
「その通り!我がダヴィンチ工房で改良した結果、アイテムを収納するスペースも確保されたよ!ちなみにマシュ以外*1だと数トン単位の重さに感じる概念礼装みたい!」
「「…後輩が強い!」」
「え、ありがとうございます?」
その次は情報収集!下手にウロウロするだけじゃ解決する物も解決しない!
「コレは正論」
「間違いない」
そして情報が集まって原因だと思われる事象、人物、そして【聖杯】と呼ばれる願望器の回収・破壊!この聖杯がある限り再び特異点が現れる可能性があるから、コレは絶対に回収、もしくは破壊しなくてはならない。
「なんでも願いが叶うの?」
「そもそも聖杯とは救世主が最期の晩餐で使った酒杯の事では?」
「正確にはほぼ無限ともいえる膨大な魔力で魔術の原則である等価交換という形で願いを叶える代物だよ。宗治郎君の指摘した酒杯じゃない…同名なだけの
そして眠そうな顔のロマニを叩き起こして、レイシフトの準備が始まる。
「コフィン異常無し、カルデアス及びラプラスの演算も想定内、シバも良好。レイシフト準備完了しました」
「藤丸君、立香くん、マシュ、宗治郎君、君達の勝利を願っているよ」
そしてレイシフトが行われた…
「レイシフト成功、周囲の警戒に入ります先輩方」
藤丸が目を開けると、そこに広がるのは広大な草原と青空が広がる大地だった。冬木のように燃え上がる街も、暗い空も見えないが…
「何アレ?輪っか?」
「でっか…雲より高い?」
彼方の空に超巨大な光の輪が広がっていた。
「ドクター、見えますか?」
『こちらカルデア管制室。こちらでも確認したけど…1431年の記録どころかあんな現象はあらゆる記録に残ってない。恐らくだが…アレは人理焼却に関係するナニカである可能性が高い。分析を進めるよ」
「ありがとうございま…「「あぁ!?」」ッ!敵襲ですか!?」
「「宗治郎さんが居ない!?」」
沈黙そして…
「『えぇ!?』」
混乱である。
『馬鹿な!?まさか座標がズレたのか!?兎に角…マシュ!周辺にいるか確認するのと、探索を同時に開始してくれ!』
「分かりましたドクター!先輩方!私の側に!」
「フォウ!」
「フォウさん!?まさか盾の中にいたんですか!?」
一方宗治郎はどこに居たかというと…
「ここは…っ!空だと!?」
落下中だった。
(不味い…この高所からの落下は経験が無いぞ…多分落ちた所で死にはしないが…む?アレは?)
そこで宗治郎が真下に視線を移して目にしたのは…
「さぁ…行くわよ!リヨンに召喚されたサーヴァントを殺しに!私の復讐を邪魔させてたま……え?」
飛竜に跨った複数のサーヴァント達と、それを率いている旗を持った女性サーヴァントだった。
次回!
「親方!空からYAMA育ちが!(絶望)」
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