青嵐・パーシー様、評価ありがとうございます。
今回殆ど現実での描写になります。
「…………リスポーン。ここは宿屋か」
目を開ければ、見知った天井が広がる。あたりを見回せば、セカンディルの宿屋だと認識できる。
「………負けた。完敗だ………カカッ、なるほど。
そうして俺は、視線をステータス画面に向ける。
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PN:宵無垢
LEVEL:29
職業:〘浪人〙
サブ職業:〘無し〙
称号:〘夜襲の影の好敵手〙
体力 27 魔力 33
スタミナ 24
筋力 52 敏捷 44
器用 33 技量 33
耐久力 24 幸運 27
残りステータスポイント:65
装備
左:無し
右:致命の太刀
頭:リュカオーンの思念(影)
胴:木綿の着流し
腰:木綿の着流し
脚:竹皮の雪駄
3000マーニ
スキル
・返し斬り
・風車
・華閃
・天昇
・気蜂突
・夜凪
・滑刃
・鉄掌
・流脚
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夜襲のリュカオーンは強敵をこそ好む。なれど、己と対等に戦い、己が存在を唯一としてくれた好敵手を、リュカオーンの影は獲物として認識しない。そこにあるのは唯一つ―――今一度、彼の者との再戦を。この思念は該当する夜襲のリュカオーンの影を打ち倒すことでのみ消すことができる。
・リュカオーンの思念(影)が付与された部位には防具及び武器の装備が不可となる。
・リュカオーンの思念(影)を持つプレイヤー以下のレベルのモンスターは一部を除き逃亡し、プレイヤーよりも高いレベルのモンスターはプレイヤーに積極的に攻撃を仕掛けるようになる。
・リュカオーンの思念(影)を持つキャラは他の呪いやバフに対して完全な抵抗を獲得する。
・リュカオーンの思念(影)を持つキャラはNPCとの会話で補正がかかる。
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「ふむ………つまり頭に装備をつけることが出来なくなり、俺よりもレベルの低いモンスターは逃走し、逆にレベルの高いモンスターは戦闘を選ぶようになる。と………俺をよく理解しているな、リュカオーンは」
さて、色々と気になることはあるが………一先ず優先しなければいけないのは
「謝らなければな………
そう呟いて、俺はシャングリラ・フロンティアからログアウトした。
「済まなかった」
「突然呼び出されて眼の前で土下座される私の気持ちを考えたことはあるか????」
今現在、俺は百を呼び出し………土下座していた。
「一先ず顔を上げてくれ………で、何があったんだ?」
「………お前の言っていた、夜襲のリュカオーンと殺り合った」
「っ!………そうか。それで、何故私に謝罪する?」
「アレと戦ってのめり込まない訳がなかった。故に。始める前にお前に言った言葉を撤回するため、俺なりのケジメだ」
「………フフッ。お前らしいな………どうだった?リュカオーンは」
「―――強かったさ、とても。初めてだ、アレだけ完膚なきまでに負けたのは」
「ほう?
「あぁ。奴についた傷など、俺が刃を突き立て斬り裂いた左眼だけだ」
「普通はそれが出来ないんだがな………そこまでやり合ったなら、
「呪い?」
「あぁ、リュカオーンの呪いと言ってな。付与された箇所への装備が不可能になり、自分よりレベルの低いモンスターは逃走を選ぶようになる。後はバフ・デバフどちらにも強い抵抗を得る………その反応だと、付けられていないのか?」
「………いや、恐らく違うものを付けられた」
「――何?」
そうして俺は、百にリュカオーンの思念(影)のことを話した………こいつなら、信頼できる。*1
「という物なんだが………」
「」
「………百?どうかs「―らない」………ん?」
「リュカオーンの思念なんて知らない!!何だ思念って!!あと何だ影って!!私の戦っていた相手は分身だと!?ふざっけるなぁ!?」
「………ハァ。百、一回落ち着け。奴が分身だろうがなんだろうが、お前が殺り合ったリュカオーンには違いないだろう?」
「うっ……それもそう、だな。済まない、取り乱した」
「別に良い………で、どうするんだ?」
「………?何がだ?」
「お前が来るまでに調べた。クラン:
「!?」
「どうする?俺を引き入れるなら、制御不能だが結構強い駒が手に入るぞ?」
「………正直、今の黒狼の在り方には………疑問があるんだ」
「………疑問?」
「あぁ……今の黒狼には、私を筆頭とする打倒リュカオーンの派閥と、クランのサブリーダーを筆頭とする…"トッププレイヤーであり続けたい"派閥に分かれている」
「ほぉ……中々厄介だな、それは」
「あぁ…今のままではいけないことは分かっている。だが、奴らを切り捨てることによる戦力の低下は対リュカオーンにおいて痛手でしか無い。それに私が引き抜いたからといって、奴らが君を認めるとも思えない…………」
…………コレは、思っていたよりも重症だな。なら………少し喝を入れようか
「………それで、
「……戯言、だと?」
「あぁ、戯言だ。確かに戦力の低下は否めない。奴に挑むのに、並大抵のプレイヤーでは歯がたたん」
「では………!」
「だが、組織の意向に反する奴を裁くのもトップの役目だ」
「っ…………」
「それに、
「?何を言って――「当たり前だろう。お前の前には
さぁ覚悟しろ、百?全力でその背を蹴り飛ばしてやる。
「俺を頼れ、この前のように。俺は信念があって実力もある奴が悩んでいるなら、問答無用でその背を蹴る。それは、お前が一番見てきただろう?」
「――良い、のか?」
「良いに決まっている。さぁ、どうする?」
Side百
「良いに決まっている。さぁ、どうする?」
…………あぁ。狡いな、白は。誰かが悩んでいる時、実力があれば背を蹴って、実力がなければ鍛え上げて。信念がなければ叩き直す。誰より自分勝手で、誰より頼りになって…………誰より優しい、私のヒーロー。
「………なら、頼らせてもらおう」
「あぁ頼れ。無駄に1人で抱えるな………それで、最初はどうする?」
「そうだな…………
「…………は?」
「フフッ、少しは君の肝を抜くことが出来たか?」
「全く………それで、脱退した後は考えているのか?」
「勿論。妹に頼み込んで一緒にやり直すさ。」
「妹………レイ殿か」
「!?知っているのか、というか殿?」
「会ったのはシャンフロだったからな。それとあの子、うちの一番弟子に恋しているようだぞ?」
「………本当か?」
「あぁ。ファステイアで会った時の反応からして間違いない」
「そうか………妹に春が…」
「お前には来ないのにな」
「殺すぞ????」
そうして、冗談を言いながら時間はどんどん進んでいった。
「じゃあ、またな」
「あぁ。今度はシャンフロで会おう」
「そうだな…………百」
「どうかしたか?」
…………今のうちに、言っておいたほうが……後々楽になる、よな?
「さっき、お前に春が来ないと言ったな?」
「あぁ…………本気で殺したくなったから、二度と―」
「もしお前がリュカオーンと本気で殺り合うその時までに相手が居なければ、俺に貰われてくれないか?」
「――ふぇぁ??」
「…………じゃあな」
「えっあっ、いや待っ!?」
あぁ、頬が熱い。
一方その頃。
「必ずお前を倒すからな…!!夜襲のリュカオーン。それまで、誰にも倒されるなよ」
鳥の覆面を被った男が、
皆様、忘れてはいけません。ヒロインは百さんです。決して公式で性別が雌と言及されていてオリ主と再戦の誓いを結んでお互いを認め合って頬を舐めた狼ではありません。
ちょこっと裏話:何れ執筆するだろうが、恋愛に関しては実は
作者の小説、どれが一番続きを読みたい?
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初心者ゲーマー、武術チート(本作)
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召喚"獣"って何だっけ
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転生しました、新人です。