悪役転生?そんな訳がないだろ。   作:非才な黒帽子

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悪役転生?そんな訳がないだろ。

 20☓☓年9月14日

 

 まだ血生臭い服を纏いながら、寝ている状態から起き上がる。

 黒髪で黒い瞳、少し顔立ちが整った一般的な日本人のような外見、血がシミになっている軍服を着ている事を除けばの話だが。

 狩野葵、日本人であり、民間軍事会社の契約社員として戦争に来ている。

 言わば傭兵だ。

 

 

「くぁ…、あ〜眠い。」

 

 

 

 欠伸を隠しもせず、怠そうな足取りのままテントから出る。

 

 周囲はテントや木々に囲まれ、軍服を着た者が跋扈している。

 

 迷いなく進み1人の男の後ろに立つ。

 

 薄汚れた軍服を着た金髪で青い瞳の男、レオナルド・ローガン、軍人であり葵の戦争中に出来た友人だ。

 

「おはようローガン、今日のメシはまた芋か?」

 

「ああ、おはよう葵。その通りだ、今日のメシも芋。簡単に育てられるし腹持ちもいい、それに安い。上の連中も金を掛けたくないんだろうな、戦争だってのにウチの国は守銭奴ばかりで困るよ。メシが唯一の楽しみだってのに士気が下がっちまう。」

 

「自分の国に対して辛辣だな?」

 

「事実だからな。ほら芋だ、さっさと食え。」

 

 サンキューと言いながら芋を受け取り、食べながらテントに戻る。

 

 ふと昔を思い出す。

 昔は陰気で本ばかり読んでいるような陰キャだった。

 そこそこ鍛えているが友達はあまり居ない高校生活、高校卒業後3年後に民間軍事会社に入り傭兵として戦地に。

 葵にはかなり傭兵の才能があったようですぐに銃の扱いにも慣れた。

 

「小説とかでも戦争系は見てたけど…、やっぱ現実とは違うな。でもやってく内に慣れてくるもんだなやっぱ。」

 

 ローガンに声を掛けようと後ろに振り向こうとする。

 

「ローガ…」

 

 森の方向から微かな光が見えてしまった、スコープの反射光。

 しかし、その光が見えた頃には遅かった。

 弾丸は葵の目の前まで来て、既に頭を貫こうとしていた。

 ローガンが振り向いた。

 

「葵?!狙撃手か!何処から撃たれた!?」

 

 ローガンの声が聞こえる、しかし目の前は既に暗く何も見えない、ローガンの声も薄れてきた。

 

 

(…頭撃たれて死ぬとか、もっと周りを気を付けておくべきだったな…。人間こんなあっさり死ぬもんなのか。)

 

 

 そして葵の意識は途切れた。

 

 

 

 

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人物設定

 

狩野葵

東アジア日本国宮城県富谷市出身の男性

誕生日4月21日 享年29歳

民間軍事会社W社所属

イケメンだが本人に自覚無し、努力の天才。

本作の主人公。

 

カクヨムの方でも投稿しています、駄文なので気をつけて読んでください。

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