狐畜生、神になる   作:にょにょにょにょ

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 なんか書きたくなった


我、狐也

 

 

 やぁ、みんな!初めまして!狐畜生こと俺は現在、船酔いで死にそうDA☆ZE!

 

 俺の生まれは神聖なる聖域──とかではなく鬱蒼とした森の中でポツンと突ったていたのが始まりだ。

 

 本当に大変だったんだぜ?なぜか狐畜生なのに人並みに思考ができるから本能で獲物を狩るとかできないし、飲み食いしていい物とかも分からないし、熊に襲われた時は死を覚悟したね。代わりに人間に捕まったけど。

 

 ほんで人間に捕まってからは、色々と転々とした。

 

 毛皮に加工されかけたり、鍋にされかけたり、なんかの儀式?の生贄にされかけたし、ペットにされたし、追いかけ回されたし、今度は急に祀られたりと狐畜生一匹にしては内容が濃すぎる狐生を送ってきた。

 

 そんでなんやかんや港の船に忍び込んで今に至るわけだ。

 

 ちな、ここらの人間の言語は全然分からないのでこの船がどこに行くかは全然分からん。その前に荒波で沈みそうだが、

 

 縦、横、前、後ろ、空中と縦横無尽に狐と荷物が船内を暴れ回る。おかげで船酔いのボルテージがマックスだ。

 

 オエップ……動物って船酔いするのぉ…?

 

 そんなことを考えていると上にいる人間たちが大声で叫んでいるのが聞こえた。

 

 まぁ、言語は分からなくても今の現状的にほとんど察せれるよね。

 

 あああああああああああああああ(PC書き文字)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生きてるぅ〜!足が大地を踏み鳴らしてるぅ〜!空気うめぇ〜!

 

 まばらに荷物が流れ着いた砂浜で俺は己の四本足で生を実感している。俺と荷物以外に漂流しているものは見当たらず、船の乗組員は…まぁ、母なる海に抱かれたのだろう!多分今頃、赤ちゃんプレイとかしてるはずだ。邪魔をしてはいけない。

 

 母なる海に背を向けて目の前に木が生え散らかしている森があるので、安息の地がないか確認するために我々(1人)はジャングルの奥地へと向かった……!

 

 そんで数分後…

 

にょにょにょにょにょにょ

 

 キモい笑い方のバケモンと絶賛鬼ごっこ中だ。普通にSAN値チェック案件だがサイコロを振ってる暇はないので代わりに足を前後に振って逃げている。だが、撒けない。それどころか徐々に近づいてる気がする。

 

 いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!と悲鳴をあげれれば誰かが助けに来るかもしれないが狐なので叫べないし、狐畜生をわざわざ身を張って助けてくれるお人好しなど存在するわけない。いたら?飼って♡

 

にょ!にょ!にょ!にょ!にょ!

 

 いよいよふざけられる距離じゃ無くなってきた。少しで足を休ませたらカオ◯シに喰われたカエル見たくなってしまう。

 

 神様!仏様!アッラーの神様!アザスの神様ぁぁぁ!!!助けてぇぇぇ!!

 

にょッ……にょぉぉ……

 

 ………なんかバケモンが爆散した。煙を出しながら消えていっている。

 

 間地出死怒賀都御藻田……脳内変換がバグるほど驚いた……

 

 疲れ果ててもはや痛いと感じる足を休めるために横倒れになって休憩していると此方へと近づく足音を狐イヤーが感じ取った。

 

 逃げなければ!と思ったが一度休んでしまった疲労困憊の足は動かず頭の命令に逆らって休憩している。

 

 オワタ\(^o^)/

 

 すでに頭も諦め状態に入ったので安らかに死ねるようにアザスの神に祈っていると、足音の下手人が現れた。

 

 人間だった。着物の祖先みたいなのを羽織った人間はすでに消失を果たしたバケモノがいた場所を一目見るとそのまま去っていった。

 

 ………やっぱアザスの神しか勝たん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オワタの神からアザスの神に鞍替えした俺は木の洞で体を丸めて一夜を明かした。

 

 一日休めばすでに足の痛みは引き、体力も戻った。今ならもう一度バケモノと鬼ごっこができそうだ。しないけど。

 

 なんか最近、命がけが多くね?と思いながらこれからどうするかを考え始めた。

 

 一つ目の懸念点は、あのバケモノ。

 

 元いた場所にあんなサイズのバケモノは見たことなかった。精々、ネズミサイズの異形しか見たことがない。それも両足で踏みつければ不快な感触と共に死んだ。

 

 だが、あんなサイズに立ち向かえれるはずがないので両足で踏んだり噛み付く以前に食われて死ぬだろう。

 

 次にあの人間。

 

 なんらかの方法であのバケモノを軽々とブチコロコロできる方法を持っていることと、バケモノをコロコロした後の反応的にあれくらいのバケモノがウヨウヨしている可能性があること。

 

 なんだぁ、この島?バケモノしかいないじゃん。

 

 俺を簡単に捕食できるバケモノにそれを軽くコロコロできる人間に、想像だがその人間をブッコロコロできる存在がいる可能性があるこの島。

 

 完全に死の島です。対戦ありがとうございました。

 

 またオワタの神がご降臨しかけたが、諦めるのはまだ早い。

 

 あの人間はどういったやり方かは分からないがバケモノを殺す手段を持っている。故に、人間から情報を抜き取って俺の武器にして仕舞えばバケモノに怯える心配は無くなるだろう。

 

 と言うわけで、人間を探します。

 

 できれば昨日見たあの人間を見つけます。

 

 ほんで、家に忍び込んで武器やら指南書やらを盗み取る。完璧な作戦だな。失敗=死だが。

 

 俺はできるだけ嫌な未来からは目を背けて森を歩き始めた。

 

 





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