どんでん会本部
「妙です!坂本さん、敵の声が一人も聞こえません…!」
坂本、シン、ルーの三人はどんでん会のボスがいる最上階の部屋を目指していた。
*
到着した三人が警戒しながら扉を開くと…
そこには既にどんでん会の殺し屋が全員殺されており血まみれの地獄絵図になっている部屋の奥に二人、アリスと南雲が椅子に座りながら坂本達を見ていた。
「やぁ坂本くん」
「南雲…」
南雲に視線を向けたがすぐに隣のアリスに目を向ける。
「新人か?」
「天童アリスです!職業は勇者です!」
「僕がスカウトしたんだ〜、ちなみに僕は遊び人ね」
唐突に自分達の職業をゲームのように話す二人に困惑するシンとルー、それに対して坂本はと言うと…
「(かわいい)」
自分の愛する娘の花をアリスに重ねて既に堕ちていた。
*
それから南雲によって殺し屋殺しが起きていることが伝えられた、殺連に関わりのある組織三十社にプロの殺し屋画百人以上が数ヶ月で惨殺されていること、そして犯人は現場に必ずバツ印を残すことから
「✖︎って僕らは呼んでる」
「…!」
「ぼくら…?」
「ORDERが動いているのか」
「そー」
「オーダーってナニ??」
気になっていたルーがORDERがなにかを聞くと南雲は殺し屋界の最高戦力であることを説明する。
「ちなみに隣のアリスもORDERだよ」
「え!?こんな子供が?」
「見た目で判断しない方がいいよ〜僕らの中でも上位の実力者だし僕以外にアリスに甘いORDERもいるからね」
そこで黙っていたアリスがシンに声をかける。
「あなたが南雲の言ってた魔法使いですか?」
「ま…魔法使い?」
「はい!南雲が坂本さんと一緒にいる金髪の人は魔法使いだって言ってました!」
「(あいつかよ)」
「まだアリスのパーティーにはまだ魔法使いがいないんです…なので仲間になってくれませんか?」
いきなりそんなことを言われ困惑しているシン突然初対面の少女に勧誘されたこともだがシンができるのはあくまで心を読むこと念のためアリスの心を覗くとただ純粋にシンを誘っているだけだった。
「そんなこと言われても…」
そこまで言いかけたところで南雲がハイライトの消えた真っ黒な目でシンを見ていることに気づいたシンは南雲の心を読むことにした、すると普段は読めないはずの南雲の心がすんなりと読むことができた、しかしシンは冷や汗をかいていた。
「(僕らの勇者であるアリスが誘ってるんだよ、それにずっと魔法使い欲しがってたからさ…わかるよね?)」
「い…いいぜ」
「わーい!南雲、ついにアリスのパーティーに魔法使いが入りました!」
「よかったね〜アリス」
南雲から放たれる殺意を受けたシンは了承するしかなかった、断れば南雲になにをされるかわからなかったから。
南雲はアリスには甘いという勝手な妄想