「ありがとうございましたー」
ある日、アリスは1人でゲームを買いに来ていた。普段は一緒にいる南雲はある事情からいなかった。
「お客さんこなさそうだから冒険行って来なよ〜」
坂本に店番を頼まれた南雲は坂本商店から動けないのでアリス1人で行くことになっていた。
1人で冒険にでたアリスはいつも通りゴミ箱をひっくり返してみたり路地裏に入ろうとしてスーパーノヴァが引っかかったり寄り道をしながらゲーム屋に来ていた。
欲しかったゲームを買えてご満悦なアリスに突如ものすごい勢いで何かが飛んできた、アリスはそれを軽々と避け飛んできた方向を見る、そこには死刑囚の1人、ミニマリストが立っていた。
「ハロー」
挨拶をしてきたミニマリストの顔をジッと見つめていたアリスが口を開く。
「お前がSランクか、お前なら俺を満足させてくれるのか?」
「…!? オークが現れました!」
「…は?」
いきなりゲームのモンスターに例えられ悪気はないだろうが侮辱されたミニマリスト
「殺す」
商品棚のソフトケースをいくつか掴み、グシャッと丸め込むとアリスに向かって投げつけていく。
しかし、アリスにはあたらない、軽々と避けながらアリスは言う。
「オークの討伐クエストですね! それでは、全力で行きます!」
(ガチャ!)
スーパーノヴァを構えながらアリスは勇敢な表情をするアリス
(武器か…?)
悠長に考えことをしているミニマリストの目の前にビームが迫っていた。
チャージをせずに放つ小型のビームを連射するアリス、その行動にミニマリストはヒートアップする。
「舐めるな!」
片手でガードしながらソフトケースを丸め込みアリスに投げつける、しかしアリスにはあたらない。
投げ続けるミニマリストを見てアリスはある結論に行き着く。
「キャッチボールが好きなんですね! ならアリスも」
そう言うとアリスもソフトケースを手に取り、丸め込まずにミニマリストに投げつける。
アリスの怪力から投げられたケースは豪速球でミニマリストに向かっていき、みぞおちにクリーンヒットする。
ドゴッ!
「グフッ」
みぞおちに当たり体勢を崩したところにアリスはスーパーノヴァを腹に叩きつけて地面に固定させる。
(このガキ! 小さいくせになんで力だ!)
キィィィィン
アリスはチャージを始める。
それに気づいたミニマリストは離れようとするがアリスにものすごい力で固定され動けない。
必死に腕を動かすが動かない、そうこうしている間にチャージは完了する。
そして、アリスはトリガーを引いた。
「光よ!」
ドゴォォォォン!
辺りに煙が巻き起こり、視界が白くなる。
やがて煙が引くとそこにはスーパーノヴァを担いだアリスと腹に風穴を空け、絶命したミニマリストの姿があった。
「パンパカパーン!アリスはオークを倒しました!」
嬉しそうに声を上げるアリスの後ろからゲーム屋の惨状に絶句するフローター達がいた。
*
殺連関東支部
殺しに関するあらゆる役割を担う殺連の中枢であるこの支部に向かう自転車に乗った三人組の姿があった。
銀髪の青年、白髪の男性、白髪の少女の三人による、殺連史上、未曾有の事件が発生する。