かぶき町結婚相談所【土方十四郎編】 〜命を捨てた男の欠けたピース〜   作:Madocca

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第5話をお届けします。

とうとう土方と闇の不動産王との一騎討ち。

「……二度と、同じ過ちは犯さねえ」

取り戻せない過去の愛を
乗り越える決意の土方。

近藤勲、沖田総悟、山崎退らの
真選組らしいやり取りが

土方の村麻紗に畳みかけるー

シリアスななかにも、銀魂らしい空気感の中で、土方さんの繊細で熱い心理をじっくり描きました。

「挿絵(AIイラスト)」もあわせて、この世界観を一緒にお楽しみいただければ幸いです。

※今後は【ジャンプ発売日】に更新予定です!
気に入っていただけましたら、ぜひフォローやブクマで応援よろしくお願いいたします❣️




#5 好きな人としか結婚できない

朝の光はすでに昇っていたが、真選組屯所に漂う空気は、冬の泥沼のように重く、冷たく澄み渡っていた。

 

庭で竹刀を振る隊士たちの声はない。

 

皆、黙々と刀の鞘を払い、鉄の匂いを確かめ、静かに胴当ての紐を締め直している。

 

一見すれば普段通りの屯所。

 

だが、その皮膚の表面を刺すような静寂は、紛れもなく「決戦前夜」のそれであった。

 

副長室の縁側に腰掛け、静かに煙草をくわえる

 

土方十四郎。

 

紫煙の向こうに見える空は、どこまでも青く、どこまでも残酷に澄んでいた。

 

(……二度と、同じ過ちは犯さねえ)

 

胸の奥、固く閉ざした引き出しの中に眠る、かつての記憶。

 

武州の風、白い花、そして守り切れず、ただ背中を見送ることしかできなかった一人の女性(ミツバ)の面影が、一瞬だけ脳裏をかすめる。

 

あの時の自分は、茨の道を歩む己の運命に彼女を巻き込むまいと、想いを封印し、突き放すことしかできなかった。

 

それが「男の優しさ」だと信じ込んでいた。

 

だが、その果てに残ったのは、消えることのない激痛と後悔だけだった。

 

(己の都合で、己の覚悟を理由にして、

惚れた女の手を離すような真似は……

 

もう死んでも御免だ)

 

土方は深く煙草を吸い込み、吐き出した。

 

乙羽は、自分の命を投げ打ってでも

「自分の心」を守り抜こうとした女だ。

 

ならば、その泥だらけの気高さを、

汚い金や権力で泥塗ろうとする奴らを、

 

俺がこの手で叩き潰す。

 

「……トシ」

 

背後から声をかけてきたのは近藤だった。

 

その顔には、いつものおちゃらけた雰囲気は一切ない。

真選組局長としての、重厚な武士の顔だ。

 

「離れの乙羽ちゃんだが……

山崎を側につけてある。

 

熱は下がったが、

 

お前が部屋を出てから、

また不安そうに外を気に病んでいてな」

 

「……そうか」

 

土方は煙草を足元で踏み消すと、静かに立ち上がった。

 

隊服の裾がバサリと翻る。

 

「ちょっと、顔見てくる」

 

「おう。……行ってやれ。

 

お前の顔を見たら、

あの子も少しは安心するはずだ」

 

近藤の温かい目線に見送られ、土方は廊下を静かに踏みしめ、離れへと向かった。

 

 

◇

 

離れの部屋。

 

部屋の隅では、監察の山崎退が「大丈夫ですよ、僕らがついてますからね」と必死に声をかけているが、

 

乙羽の顔色は蒼白のままだった。

 

蛇山という男がどれほど執念深く、

どれほど恐ろしい存在かを

 

身をもって知っているからこそ、

 

屯所に届く微かな風の音にさえ、体が強張ってしまう。

 

カタリ、と障子が静かに開いた。

 

そこに立っていたのは、

煙草の匂いをかすかに纏わせた、

 

土方十四郎だった。

 

土方は怯える乙羽の視線を受け止めると、山崎に目配せをして部屋の外へ出させた。

そして、静かに畳を踏みしめ、乙羽の目の前にドカリと腰を下ろした。

 

「……おい。顔色、まだ冴えねぇな」

 

低い、

けれど揺らぎのない声。

 

乙羽の胸は、張り裂けそうだった。

喉が詰まり、声にならない。

 

「土方さん……あの方が……」

 

やっと声を絞り出すと、涙が溢れた。

 

涙で濡れる乙羽の顔を見つめながら、土方は己の膝の上に大きな拳を置いた。

その視線はどこまでも優しく、そして決してブレることのない強い光を宿している。

 

「あの男が追ってきてる……そう言いたいんだろ」

 

土方は静かに言った。

 

そして、己の胸元にそっと手を当てる。

土方は真っ直ぐに乙羽の瞳を見つめると、

 

ゆっくりと己の想い、

そして固い誓いを語り始めるのだった――。

 

「なぁ、乙羽。俺はな……

 

昔、自分の運命(みち)に

巻き込みたくねぇって理由で、

 

大事な女を置いて出てきたことがある。

 

それがそいつのためだと、

一人で背負い込むのが男の優しさだって……

 

本気で思ってた」

 

土方の瞳に、一瞬だけ深い切なさと、二度と消えぬ後悔の色が過る。

 

だが、その影は、すぐに絶大な覚悟の炎によって払いのけられた。

 

「……だけどな、間違ってたんだよ。

 

己の都合で、

勝手な覚悟で手を離すなんてのは……

 

ただの逃げだ。

 

残された奴がどんな痛みを抱えるかも考えねぇ、

俺の弱さだった」

 

土方は身を乗り出し、乙羽の涙をその親指でそっと拭った。

 

武士のゴツゴツとした、温かい指先。

 

「だから俺は……

 

もう二度と逃げねぇ。

 

大切な奴の手を、

自分から離すような真似は死んでもしねぇ」

 

土方は乙羽の目を真っ直ぐに見つめ、力強く微笑んだ。

 

「あんたは『好きな奴としか結婚しない』って、

命がけで自分の心を繋ぎ止めたんだろ。

 

……だったら、

その踏ん張りを俺が台無しにしてたまるか。

 

あの男が

どんだけ金や権力を振りかざそうが、

 

俺がこの刀一本で

 

全部突っぱねてやる」

 

カチリ、と村麻紗の鍔が鳴る。

 

「あんたの『覚悟』に、

 

俺の『命』を賭けてやるよ。

 

……だから乙羽、

安心してここで待ってろ。

 

全部叩き潰して、笑顔で戻ってきてやるから」

 

土方は立ち上がると、隊服の裾を翻して部屋を出て行った。

 

その背中には、二度と過ちを繰り返さない男の、絶対的な誓いが満ちていた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

◇

 

――数分後。真選組屯所・大門前。

 

「やあやあ、失礼するよぉ。

真選組の皆さん、朝早くからご苦労様だねぇ」

 

突如として屯所の正面に現れたのは、

絢爛豪華な駕籠と、それを囲む数多のゴロツキたち。

 

そして、その中央で優雅に扇子を煽る男――

 

『大蛇組』組長・蛇山であった。

 

白磁のように白い肌に、ぬめっとした笑みを浮かべるその男の瞳は、まるで獲物を追い詰めた毒蛇のように底知れぬ狂気を孕んでいる。

 

「いやぁ、

僕の『可愛い可愛いお嫁さん』が、

 

こちらに迷い込んでしまったと聞いてねぇ。

 

引き取りに来たんだよ。

 

ほら

結納も済んでいるし、

 

お母様も

僕の元へ行くのを心待ちにしているんだ。

 

……さあ、乙羽ちゃんを返してもらおうか」

 

大門の前に立ちふさがる土方十四郎。

 

その身から放たれる殺気は、周囲の空気を凍りつかせるほどに鋭い。

 

「……すまねぇがねぇな、ドブネズミ」

 

土方は紫煙を吐き出し、蛇山を射殺さんばかりの眼光で見下ろした。

 

「ここにあるのは、あんたの嫁じゃねぇ。

真選組が保護した『一人の市民』だ。

 

……汚ねぇ書類と金で女買い叩こうとしてる奴に

 

渡す理由がどこにある」

 

「おやぁ? 怖い顔だねぇ、副長さん」

 

蛇山は、くすくすと気味の悪い笑い声を漏らした。

 

「昨日今日出会ったキミに、

乙羽の何が分かるんだい❓

 

僕はねぇ、

彼女が七五三のときから知ってるよ。

 

それはそれは、キラキラ輝いて美しい女の子だった。

 

こんなに美しい女の子、

江戸中探したって見つからない。

 

僕はそう直感して、決めたんだ。

 

乙羽は、僕のお嫁さんになると。

 

ずぅっと待ったんだよ。

彼女が結婚できる年齢になるまで。

 

そのあいだ、僕は資産家になった。

頑張っただろぉ❓

 

だって、惚れた女には

 

幸せになってもらいたいもんねぇ……」

 

蛇山が、クククと笑った。

 

「がんばっただろぉ……?

惚れた女には幸せになってもらいたい……?」

 

土方は低く呟くと、くわえていた煙草を地面に吐き捨て、踏み躙った。

 

チリ……と煙が消える小さな音。

 

それと同時に、土方の全身から溢れ出したのは、屯所の砂利すら震わせるほどの、

 

冷たく絶大な「殺気」だった。

 

「……反吐が出そうだな、テメェの『愛』とやらは」

 

土方は眼光を鋭く研ぎ澄ませ、蛇山を射殺すような勢いで睨みつけた。

 

「七五三の時から狙ってただと……?

資産家になっただ……?

 

お前がやってきたのはな、

努力じゃねぇ。

 

ただの粘着質で気持ち悪い『執着』だ。

 

自分が手に入れたいおもちゃのために、

 

時間をかけて外堀埋めて、

相手の意思なんざ踏みにじって喜んでるだけの……

 

ただの変質者だろうが!」

 

土方の手が、腰の村麻紗の柄にかけられる。

 

「『幸せになってもらいたい』だと……?

 

冗談吐いてんじゃねぇぞ、蛇野郎。

 

昨日今日出会った俺でもなぁ、

 

乙羽が昨日

 

どれだけ震えてたか、

どれだけお前を怖がって泣いてたか……

 

全部見てんだよ!

 

泣くまで追い詰めて、

部屋に引きこもらせて、 

 

どこが『幸せ』だコラ!!」

 

「おやぁ……?

僕の純愛を否定するのかい……?

 

酷いなぁ、

武士のくせに

 

人の恋路を邪魔するなんて……」

 

蛇山は扇子で顔を覆い、クククと不気味に肩を揺らした。

その瞳の奥からは、ぬらぬらとした人間離れした悪意が溢れ出していた。

 

「嫌がる女の心を折り、

 

力づくで手に入れて

自分だけのものにする……

 

これ以上の極楽が

 

どこにあるっていうんだい……?

 

乙羽ちゃんも、

僕の籠の中に入ってしまえば、

 

すぐに幸せだったって気づくのさぁ……」

 

「……どこまでも腐ってやがる」

 

土方の額に、青筋が浮かび上がる。

 

「お前みたいな奴がいるから、

江戸の空気が濁るんだよ。

 

金も、

権力も、

お前自身のその汚ぇ存在もろとも……

 

ここで俺が斬り捨ててやる!!」

 

バシィッ!!

 

土方が刀を半身抜き、

居合いの構えをとったその瞬間――。

 

「クックック……

アハハハハハ!!

 

怒らせちゃったなぁ!

 

でもねぇ副長さん、

 

人間ごときが

僕に刃向かえるとでも思っているのかい……!?」

 

蛇山の体が、ミシミシと不気味な音を立てて歪み始めた。

 

その白いスーツの背中が裂け、内側から紫黒色の巨大な鱗が生やし出される。

 

首筋が異常な太さに膨れ上がり、眼球が縦割りの蛇の瞳へと変貌していく。

 

人間の皮膚がバリバリと脱皮するように破れ、

中から現れたのは、

 

幾重にもうねる蛇の頭を背中に生やした、

 

巨躯の「異形のバケモノ」であった。

 

 

【挿絵表示】

 

 

『シャァァァァッ!!

 

天人の力……

素晴らしいだろう!?

 

これで乙羽ちゃんも、

僕から永遠に逃げられなぁぁい!!』

 

「な、なんだあのバケモノはぁぁぁっ!?」

 

「天人の怪薬か!?

蛇山が化け物になりやがったぞ!!」

 

屯所の隊士たちに凄まじい動揺が走る。

空気が一変し、江戸城前に禍々しい妖気が渦巻いた。

 

沖田がバズーカを構え、近藤が刀を抜く。

 

「全隊士、構えろ!

江戸城前派出所に厳戒態勢を敷け!

あんな怪物を野放しにするなぁぁっ!」

 

近藤の叫びが響き渡る中、

 

土方は一切の怯みも見せず、

全身の気迫を村麻紗の刃へと集約させていった。

 

天然理心流の重厚な構え。

 

「化け物になろうが何だろうが

関係ねぇ……!!

 

俺の目の前から……

 

消え失せろぉぉぉっ!!」

 

土方が一歩を踏み出し、渾身の刀を振り上げた――

 

まさにその時だった。

 

「土方さん、やめてぇぇぇぇっ!!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

パタパタと素足の音が響き、

白無垢のような薄着のまま、

 

乙羽が突如として

 

戦場の中央へと飛び出してきたのだ。

 

「お、乙羽ちゃん!? なぜここに!?」

 

近藤が驚愕の声をあげる。

 

乙羽は振り上げられた土方の右腕に、

命がけでしがみついた。

 

「お願いです、土方さん……

 

刃を収めてください!

 

これ以上、

誰かが傷つくのは……

 

もう嫌なんです!!」

 

土方は目を見開いた。

 

「乙羽……! 離れろ、こいつはもう人間じゃねぇ!」

 

「私が……私がこの人に話します!」

 

乙羽は震える身体を必死に支えながら、

巨大な異形となった蛇山を真っ直ぐに見上げた。

 

その澄んだ瞳には、

恐怖を乗り越えた

 

「覚悟」が宿っていた。

 

「蛇山さん……! 聞いてください……!」

 

すぅっと息を吸い込むと、乙羽は続けた。

 

「お見合いをお断りするたびに、

 

蛇山さんは、

私の欲しい物は何か、いつも聞いてくださいました。

 

何でも用意すると。

 

でも……

私は、答えられませんでした。

 

だってそれは……

誰にも用意できないもの……

 

それは、大事な大事な『人の心』だから。

 

人の心は、誰にも動かせないです。

その人が、心を決めてくれなくては。

 

だから、私が心を決めたんです!

 

私は……

土方さんじゃないとダメなんです!

 

この方を独りにしておいてはいけない。

 

ダメになっちゃうもの!!」

 

静まり返った真選組屯所の前庭に、

 

乙羽の悲痛で、

けれどどこまでも澄み渡った叫びが

 

こだました。

 

涙をボロボロと零しながら、

土方の腕にすがりつき、

 

己の全ての「心」を解き放った乙羽。

 

その瞬間、

世界が止まったかのような静寂が訪れた。

 

「……あ?」

 

異形と化した蛇山の巨大な口から、間の抜けたような声が漏れる。

蛇の眼球が、信じられないものを見たように大きく見開かれていた。

 

金でも、

権力でも、

天人の異能の力でも

 

買い叩くことのできなかった彼女の「心」が、

 

今、

自分ではなく

 

目の前の泥臭い男へと

 

完全に捧げられたのだ。

 

『な……なんだってぇぇぇ……?

僕の……僕の愛を拒絶して、そんな男に……!?』

 

蛇山の巨躯が、激越な嫉妬と屈辱で激しく打ち震え始める。

背中の何本もの大蛇が、発狂したように咆哮を上げた。

 

一方――。

 

乙羽にしがみつかれ、

振り上げた腕を止められた土方十四郎は、

 

雷に打たれたように固まっていた。

 

(俺じゃないと……ダメ……?

独りにしちゃ……ダメになっちゃう……?)

 

土方の脳裏を、幾重もの感情が津波となって駆け巡る。

 

「……たく、何がダメになっちゃうだ、バカ野郎」

 

土方は低く呟いた。

 

その顔は、横を向いていて隊士たちからは見えない。

 

だが、その耳の先が真っ赤に染まっているのを、

近藤も沖田も見逃さなかった。

 

「トシぃぃぃぃぃっ!

聞いたか今のぉぉぉっ!

 

ベタ惚れどころか

『独りにしちゃダメになっちゃう』って

 

言われたぞお前ぇぇぇっ!!」

 

近藤が、感動のあまり大号泣しながら刀を叩き落とし、

 

沖田はバズーカを肩に担ぎ直しながら「いやぁ、土方さん。手ぇ出さなくても向こうから完落ちでしたねぃ。男として勝ち組すぎて腹立つから、後でバズーカ叩き込みますね」と凶悪に微笑んだ。

 

山崎も「副長……! 良かったですね副長ぉぉぉ!」と目頭を押さえている。

 

だが、土方自身は違っていた。

 

乙羽の言葉は、

 

彼の凍りついていた

過去の痛みを、

 

そして

「誰かを愛し、守る」ということへの恐れを、

 

根底から溶かし去っていたのだ。

 

もう自分は一人ではない。

 

背中を預け、

心を預け合える存在が、

 

今、自分の腕にしがみついている。

 

土方はそっと空いた方の左手を伸ばし、乙羽の小さな頭を優しく、力強く抱き寄せた。

 

「……乙羽」

 

土方は乙羽を自分の背後へそっと押しやると、前に一歩を踏み出した。

 

「聞いたか、ドブ蛇。

 

……これが、

 

あんたが

どれだけ金を積んでも買えなかった、

 

この女の『心』だ」

 

土方の瞳に宿る炎は、先ほどまでの冷たい殺気ではない。

 

一人の男として、

 

愛する女の覚悟に応える、

 

熱く誇り高い「魂の光」だった。

 

「俺を独りにしないために、

命がけで飛び出してきたんだ。

 

……そんな女の想いを、

 

俺が裏切れるわけねぇだろ」

 

土方は、村麻紗を正眼に構え直した。

 

天然理心流――その剣筋に、一切の迷いはない。

 

「蛇山ぁぁぁっ!

 

テメェの汚ぇ執着ごと……

 

俺がこの江戸から

叩き斬り消し去ってやる!!」

 

『許さなぁぁぁい!

乙羽ちゃんもろとも殺して

 

刻んでやるぅぅぅっ!!』

 

狂乱した異形の蛇山が、幾重もの毒蛇の首を従え、凄まじい風圧とともに襲いかかってくる!

 

真選組屯所の前門で、愛と覚悟を背負った土方十四郎の刃が、閃光となって一閃した――。

 

 

【挿絵表示】

 

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