廻る世界にNoxON   作:緑茶美味しい

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戦闘描写ってなんでこんなに難しいのか。


Case4『想う』

ーーーーー三人称Side

(…!生得領域が閉じた!!特級が死んだんだ…後は虎杖とノクスさんが戻れば…)

 

虎杖(ヤツ)なら戻らんぞ」

 

「!……」

 

「そう怯えるな、今は機嫌がいい。少し話そう。なんの縛りもなく俺を利用したツケだな、俺と変わるのに少々手こずっている様だ」

 

 

「しかしまぁ…それも時間の問題だろ、そこで俺に今できることを考えた」

 

ドスッ!!!

 

そう言うと宿儺は自身の胸に手を突っ込み、心臓を引き抜いた。

 

虎杖(こぞう)を人質にする。」

 

抜き取った心臓を地面に雑に投げ捨てる。

 

「俺は心臓(これ)無しでも生きていられるがな、虎杖(こぞう)はそうもいかん…俺と代わることは死を意味する。更に…」

 

そう言うと宿儺は取り出した指を一本飲み込む。

 

「駄目押しだ。…さてと、晴れて自由の身だ、もう怯えて良いぞ…」

 

腕に力を籠めながらニヤリと笑う。

 

「殺す。特に理由はない」

 

その言葉を聞いて伏黒は自嘲気味に言葉を紡ぐ。

 

「…あの時と、立場が逆転したな」

 

ーーーーー三人称Side

 

((少し時間がかかってしまった…!急いで伏黒の所に行かないと!!この後の展開は…!!))

 

 

「虎杖は戻ってくる。その結果自分が死んでもな、そういう奴だ」

 

「買い被りすぎだな、コイツは他の人間より多少頑丈で鈍いだけだ…先刻もな、今際の際で脅えに脅えゴチャゴチャと御託を並べていたぞ」

 

 

「断言する。奴に自死する度胸はない」

 

 

「ソレはオマエの勘違いだな」

 

宿儺が伏黒に話していると後ろからそう声が掛かる。

 

「貴様…ノクス、とか言ったか。良いだろう、貴様から殺す…!」

 

「伏黒、下がっていろ」

 

「は、はい…!」

 

((ノクスさんの姿が変わっている…!?それにこの圧力…!!さっきの特級呪霊なんか比にならない呪力量だ…!!))

 

 

「行くぞ…!」

 

ノクスは虚空から武器『ブレイカムバスター』を取り出す。

 

 

カリバーモード!!

 

「ハァッ!!!」

 

ブンッ!!!ガキンッ!!!

 

ノクスが振り下ろしたブレイカムバスターを宿儺は左手で受け止め、自身の元へ引き寄せる。

 

「どうした?そのような玩具では俺には届かんぞ?」

 

宿儺はあくまで余裕を崩さず、内心で分析する。

 

((…この男、武器に頼っているようでその実、武器に意識を割いていない。なにか狙いがあるな?))

 

「思ったよりも頑丈だな、流石は呪いの王か」

 

そう言うとノクスはブレイカムバスターに一つのカプセムをセットした。

 

「少し強くするぞ…!」

 

音楽が流れ出す。そしてノクスはセットしたカプセムを思い切り回転させた。

 

ブレイカムバースト!!!!

 

「ハァァァァッ!!!」

 

ノクスは宿儺にブレイカムバスターを叩きつける。

 

 

ドゴォォォォオオオオオオォォンッ!!!

 

 

((大したことはない武器だと侮った…!!なんて威力だ…!!))

 

宿儺は血まみれでヨロヨロと立ち上がる。

 

 

「だが、貴様に俺をどうすることもできまい!お前が攻撃をすればするほど!虎杖(こぞう)の死期が早まるだけだ!!」

 

「オマエは虎杖の事が何も分かってない!」

 

そう言うとノクスは胸の機械を回転させる。

 

「オマエの独壇場はここまでだ!!大人しく檻に戻るんだなッ!!!」

 

すると宿儺は地面に現れた影の中へ引きずり込まれる。

 

((コレは…!!?、あの伏黒とかいう小僧と同じ様な術式効果か!?))

 

宿儺は直ぐに出ようと飛び上がるが…

 

((…!!?影が絡まりついて…!?))

 

「さらばだ…!」

 

ミッドナイト!

 

ノヴァブレイズ!

 

 

蹴りを叩き込まれ地上に吹き飛ばされた宿儺。

 

 

「グウッ…!!だがこんなものでは…!!?」

 

((クソッ…!?なぜだ!?小僧に意識を…!!))

 

「貴様と虎杖との意識の優先順位を反転させた…コレも明晰夢の力…と言っても貴様には解らんか」

 

 

「コレで…終わりだと思うなよ…!!貴様は必ず殺す…!!ノクス!!!」

 

そう言うと宿儺の顔から入れ墨の様なモノが消える。

 

「ノクスさん!!」

 

伏黒が走ってくる。そして虎杖を見た伏黒は…

 

「…!…、俺は、オマエを助けた理由に論理的な思考を持ち合わせていない。危険だとしてもオマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった。…それなりに迷いはしたが、結局は我儘な感情論…」

 

 

「でも、それでいいんだ。俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない。呪術師なんだ」

 

 

「だから、オマエを助けたことを一度だって後悔したことはない」

 

その言葉を聞いた虎杖はニコリと笑う。

 

「……そっか、伏黒は頭いいからな、俺より色々考えてんだろ。オマエの真実は正しいと思う。でも俺が間違ってるとも思わん…、あー悪い。そろそろだわ…伏黒も釘崎も、五条先生は…心配いらねぇか。」

 

 

「ノクスさん…止めてくれてありがとう…」

 

 

「長生き…しろよ」

 

ドサッ…

 

その言葉を最期に、虎杖は地に落ちる。

 

「伏黒…」

 

「何ですか……!!」

 

「帰るぞ。虎杖の事は、俺に任せておけ」

 

「はい…!!」

 

 

 




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