百合世界の上位存在淫魔にTS転生したけどヤンデレ達が掲示板で今日も騒いでる 作:名も無きリリフェル様♡
わたしは、村人である。
わたしにあるのは、井戸の当番と、鶏と、山羊と、酒場の皿洗いと、それから――かつて一度だけ嗅いだ、リリフェル様の匂いの記憶だけである。
わたしは、嗅いだことで、一度死んだ。
掲示板の連中は「また来世で会おうな」と言っていた。
あれは、冗談ではない。
わたしはあの時本当に一度死んで、なぜか今、来世を生きている。
だから今のわたしは正確には、村人(二周目)である。
その二周目のわたしに――今夜、リリフェル様がいらっしゃるかもしれない。
わたしは自室で、正座をしていた。
目の前には、藁で作ったリリフェル様。角は木の枝、しっぽは荒縄。似ていない。似ているわけがない。本物は、わたしの脳では覚えていられなかったのだから。
鼻には、洗濯ばさみをつけた。
これが二周目を生きる村人の知恵である。前回わたしは、匂いで死んだ。
ならば、鼻を塞げばいいはずだ。村人特有の生活の知恵は、こういうところで冴えてしまう。
「リリフェル様。本日は、お越しいただき、誠にありがとうございます」
藁のリリフェル様に、深々とお辞儀する。
額が飛び出した藁に刺さった。
痛い。
だが、痛みがあるということは、まだわたしが生きていて、性を感じる、いや、生を感じることができるということである。
「本日は、その、どうか、お手柔らかに……いえ、お手柔らかじゃなくても、ぜんぜん、いや、むしろ激しく、その、全力でダメにしてくださると――」
わたしは村人である。
おとぎ話の勇者や聖女や魔女のような、特別な才能は何ももたない女だ。
だが、それでよいのだ。
リリフェル様は、絶対的な上位存在である。
上位存在とは、上にいる存在である。
上にいるということは、下がいるということである。
そして、一番下とは、誰なのか――
――村人である。
ゆえに、上位存在というものは、村人を本質的に欲している。
……はっ!
わたしは、真理に到達してしまったかもしれない。
リリフェル様には、わたしが必要なのだ!
わたしが一番下にいるからこそ、リリフェル様は一番上におられる!
これはもはや共依存! いや、契約! いや、世界の法則が導いた婚姻――
わたしは天井を見上げた。
この天井を、わたしはずっと、ずっとずっと見上げて待っていたのだ。
――そして、それがやってきた。
最初に来たのは、匂いだ。
気配より先に、匂いが来た。声より先に、姿より先に、匂いが来ていた。
今、わたしの鼻には洗濯ばさみがある。
効かない。効くはずがない。そのはずだった。
――だが、わたしの魂に、鼻があった。
いま、わたしはまた新しい真理に到達してしまっていた。
魂にはまぎれもなく嗅覚がある。そして、その嗅覚には、洗濯ばさみがつけられないようだ。
ぽとりと、洗濯ばさみが落ちた。
「……り」
声が出た。出したのではない。勝手に出た。
「リリフェル、さま――」
そして、わたしは死んだ。
二度目の死である。意識が、すうっと消えて、魂が地面から離れて、ああ、また来世――
――来なかった。
死が、来なかった。
抜けかけた意識が、何かに、ひょいと摘まれて、身体に戻された。
匂いを嗅ぐ。
もう一度、死ぬ。抜ける。摘まれる。戻る。
抜ける。摘まれる。戻る。
――繰り返している。
――死を、繰り返している。
わたしの死を。わたしの、たった一つの逃げ道を。リリフェル様が、指先一つで、弄んでいる。
気がつくと、床がなかった。
そこには、柔らかいものがあった。
さっきまで天井だったものが、いま、わたしを乗せている。
これは――ふともも……?
わたしは死んだ。戻された。
つまり、こういうことである。
わたしは、死ねない。
死ねないまま、この太ももの上で、リリフェル様の匂いを、嗅ぎ続けなければならない。
――無理!
あまりにも、無理!
ただの村人に、この匂いを、この柔らかさを、逃げ場なしで、全部、全部全部全部全部全部全部全部全部――
リリフェル様の匂いは、甘くて、香しくて、天使で、悪魔で、果物で、花で、天国で、地獄で、わたしの全てで――なにより、えっちだった。
嗅ぎたい。
いや、嗅いでいる。嗅いでいるが、もっと嗅ぎたい。嗅げば嗅ぐほど嗅ぎたい。嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい――
わたしの腰が、勝手に跳ねた。
一回。
二回。
三回。
四回五回六回七回八回九回十回――
絶対的な絶頂が、幾重にもわたしの腰を跳ねさせ、わたしは陸に上がった魚のように床の上で跳ね続ける。
「こんばんは♡ 村人ちゃん」
――そして、その声は来た。
村人ちゃん。
……村人、ちゃん?
わたしは村人である。
その村人に今、ちゃん、がついた。
ちゃん、をつけて、呼んでいただいた……!
――名前だ。
これは、新たな名前である。
リリフェル様が、いま、わたしに、名前をくださった。
神は、まず名を与える。
聖女様の教えの中で、わたしが唯一覚えている一行である。
名を与えられたものは、そこで初めて存在を始める。
わたしは、今、存在を始めた。
村人ちゃんとして。
イクイクイクイクイクイクイク――
わたしは、生まれたばかりの村人ちゃんの身体で、生まれたばかりのくせに、絶頂し続けている――
叫んでいた。声は、叫ぶためにあった。
「しゅきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
生まれたばかりの村人は、いま、言葉を覚えた。
しゅき、である。
圧倒的な、絶対的な、好意。恋情。それがわたしの全身を、わたしの脳髄を、わたしの魂を、すべてすべて満たし尽くしていた。
やがて、喉が死ぬ。わたしは死ねないのに、喉だけが先に死ぬ。
――そして、喉が、直った。
誰が直したのかは、考えるまでもなかった。
わたしの喉は、たった今、リリフェル様のものになった。
死の次は、喉。
順番に、取り上げられていく。
わたしという村人は、これから、リリフェル様に、少しずつ、少しずつ、持っていかれるのだ。
「――ああああああああああああああああ!」
わたしは、直った喉で、絶頂の声を発した。
*****
ふぅ。村人ちゃん、とっても可愛いですねっ♡
最初にとりあえず絶頂しても死ねなくなる淫紋を入れてみたのですが、間違えて死んでから生き返る淫紋になってしまったようです。うっかりしてしまいました♡
わたしは上位存在ですので、人間の心の声は、聞こうとしなくても聞こえます。
村人ちゃんの心の声は、とても純粋で、真っ直ぐでした。
(嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……)
ゲームの村人ちゃんは、一言しか喋らない子でした。「ようこそ、この村へ」だけ。
その村人が、いま、こんなにも自らの感情を露わにしています。
膝の上の村人ちゃんは、びくん、びくん、びくびくん、と魚のように跳ねながら、直してあげた喉でずっと叫んでいます。
わたしはなにもしていません。
ただ、太ももの上で抱いてあげているだけです。
しかし、これでは、お話ができませんね?
わたしは、村人ちゃんとお話がしたかったんです。掲示板でいつもあんなに元気な子が、わたしの前では何を言うのか、聞いてみたくって――
ですので、洗脳して、改造することにしました。
村人ちゃんの書き込みには、洗脳されて改造されて人間やめたい、とありました。
ちょうどいいですね。
希望をすべて叶えてあげましょう。
最初に、額に唇をつけます。
わたしの前では、どんな状態でも、どんなにイキ散らかしていても、口だけは、落ち着いてお話ができる。
あくまで、口だけ、です。
心まで落ち着かせてしまったら、この素敵な心の声が聞けなくなってしまいますからねっ♡
「――あ」
叫び声が、ぴたりと止まりました。
身体は、まだ跳ねています。腰が反って、足の指が丸まって、さっきとまったく同じ。
村人ちゃんの口だけが、すうっと落ち着き、喋り始めます。
「リリフェル様。本日は、お越しいただき、誠にありがとうございます」
澄んだ声でした。まるで臣下が主を迎えるように、丁重なもてなしの言葉を発してくれます。
(口がっ! 口が勝手に喋ったっ! わたしの口なのに! なんで、こんな落ち着いているんだ!? わたしはこんなにも落ち着いていないのにっ! 口が! 口だけがっ! 口だけが、完膚なきまでにリリフェル様のものになっている! わたしの死、わたしの喉、わたしの口! すべてがリリフェルさまのものになっている! 支配されている! ああ、嗅ぎたい! もっと嗅ぎたい! もっともっともっともっともっともっともっともっともっと嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……)
ふふっ。可愛いなぁ♡
「丁寧なあいさつ、ありがとうございますね?♡」
「……大変申し訳ありません。いまの一瞬で、三十七回イってしまいました」
落ち着いたお口で、そう報告をしてくれます。
(言うな、わたしの口! それは言わなくていい! あまりにも言わなくていいことを、なぜ、この口は、こんなにも落ち着いて言ってしまうんだっ!?)
「知っていますよ♡」
お口と心が、別々に喋っている様子は、大変に可愛らしいものですねっ♡
さて、せっかくお話ができるようになりましたので、聞いてみたかったことを聞いてみましょう。
「そういえば、村人ちゃん。お名前を、聞いていませんでしたね」
「わたしの名前は、リリフェルさまに与えられた、村人ちゃん、という名のみです」
「では、村人ちゃんで♡ さっきから、そう呼んでいましたけれど」
(――確定した)
村人ちゃんの心が、一瞬、しんと静かになりました。
(神が決めた名は、本名である。……これは、聖女様の教えにはない。ないけれど、今、わたしは決めた。二度、村人ちゃんと呼ばれた。ゆえにこれは本名。わたしの名前は、村人ちゃん。わたしの名前は、村人ちゃん。わたしの名前は、村人ちゃん――)
「はい。村人ちゃんです♡」
ぎゅっと胸を顔に落とすように抱きしめてあげました。
(もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……!)
……嗅いでいいんですけどね? いくら嗅いでも、死ねませんからっ♡
「村人ちゃん。嗅いで、いいんですよ?♡」
(――バレてるぅううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!)
「はい。ぜんぶ聞こえています♡ 上位存在なので」
(ぜんぶ! ぜんぶ! わたしの愚考も! 絶頂も! 深夜二時の書き込みも! すべてすべて、神は見ておられる……! ぜんぶぜんぶ、見ておられるのだ……! ……ということは……ということはということはということは……! わたしは、ずっと、見られていた……? 誰も見ていない村人の一生を、リリフェル様が、わが愛しの神様が、ずっと、見ておられた……?)
「はい。いつも見ていましたよ♡」
(……ああ)
村人ちゃんの心が、もう一度、しんとしました。
(見られていた。……見られていたんだ。わたしは、村人で、誰も見ていなくて、それでよくて、それが当たり前で。……でも、神はおられた。最初から神はわたしを見ていた。……ああ、それなら……それなら、わたしは、最初から、いてもよかったんだ……)
……あら。
なんだか、泣いてしまいそうな声でした。心の声なのに。
いつも見ていたのは、本当です。ゲームの村人ちゃんに、かつてわたしは三百回、話しかけました。とってもかわいかったので、思わず。攻略サイトには、話しかけても特に意味はない、と書いてありましたが。
意味は、ありました。
ぎゅっと、抱きしめました。
(――嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……)
幸せそうですね♡
「村人ちゃん。他に、ご希望はありますか?」
「はしたない改造を、お願いいたします」
(口ぃいいいいいいいいいい!!! なにを言っている! なにを頼んでいる! わたしはそんなこと思って――思ってる! 思ってるけどぉ! 思ってるけど、口に出すなぁああああああ! 鶏の餌を頼むみたいな調子で、言うなぁああああああ!)
「お口の方が、素直ですねっ♡」
村人ちゃんの手を取って、手のひらに口づけます。わたしが触れた場所が、ぜんぶ、弱いところになる。そういう淫紋を入れていきます。
手のひら。手の甲。頬。まぶた。太もも。耳のうしろ。首筋。背中も、たっぷり。
(――五! 六! 七! 八! 九! 十! じゅ、じゅう……もう、十より上の数が数えられない……十より上は、ぜんぶ「たくさん」……たくさん! たくさん! たくさん、たくさんたくさんたくさんキスされてる! たくさんたくさんたくさんたくさんたくさんイきまくってるぅうううううううううう!)
しっぽで、ちゅうっと、最後にお腹に口づけをしてあげます。
これで、女の子にしかない器官ごと、この子はこれ以上ないほどよわよわになりました。
(あぁあああああああああああああああああああ――――!!!)
「はい。はしたなく改造してあげましたよ♡」
「ありがとうございます」
落ち着いたお口が、お礼を言ってくれました。頭を撫でてあげます。
(ぎぁあああああああああああああああああああ――――!!!)
……そういえば、頭を撫でただけでイっちゃう子にしたんでしたね。
さて、最後は、人間をやめる、です。
これは、すこし考えました。
角を生やし、同じ淫魔の眷属にしてしまうのは簡単です。でも、それでは淫魔の村人ちゃんです。
人間をやめるというのは、そういうことではないと思うんです。
村人ちゃんは、わたしの匂いで気絶する子でした。人間ですから、当然です。淫魔の匂いを、人間は受け止められません。
それなら。
わたしの匂いをほんの何年かずっと嗅がせてあげれば、人間なんてやめてしまえるんじゃないでしょうか?♡
「村人ちゃん。すこし、長く抱きしめますね」
「はい」
(はい、じゃない! いや、はいだ! はいですけど! すこしって、どれくら――)
体勢を変え、わたしの髪の中に、村人ちゃんの顔を埋めました。首筋に額をつけさせて、両腕で、背中ごと包みます。そのまま、身体の奥まで、わたしの匂いを染み込ませます。
夢の中の一晩は、わたしの都合で長くできます。聖女さんの時は、はりきりすぎて一億年にしてしまいましたので、今回は控えめにしておきましょう。
「ほんの百年ほどですよ♡」
(ひゃく――)
一年目。
(嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……)
十年目。
(嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……)
五十年目。
(……嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……)
九十九年目。
(いま……なんねんめ……もうわからない……ああ、それでも、嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい嗅ぎたい……)
百年目。
「はい♡ おしまいです。人間は、無事やめられましたか?♡」
「あひぇひぇ……あひぇひぇひぇひぇ……人間、やめちゃいましたぁ♡」
村人ちゃんが、死にます。
そして、死にません。
淫紋がありますから。
「……リリフェル様の匂いが、します」
「はい。ずっと、しますよ♡」
(ずっと。……ずっと! リリフェル様の匂い……匂い匂い匂い匂い匂い匂いでいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい……あひぇひぇひぇっ!)
「人間、やめられましたね♡」
「はいありがとうございます」
落ち着いているお口がそう言って、言いながら七百三十九回ほどイっていました。
淫紋は、つけたままにしておきました。
わたしは充実した達成感のもと、夢の世界を出て、村人ちゃんとしばしのお別れをします。
ああっ、人間は本当に可愛いですねっ♡