お久しぶりです…。
中間考査、新しいバイトの開始などが重なり、投稿を大幅に遅らせてしまったことに申し訳なく思います。
漸く落ち着いてまいりましたので、今回から積極的に投稿を進めていけたらとだいすくり~むは意気込んでおります。
生暖かく見守ってくださいませ。
ねつきが落とした墨汁、もとい不穏分子は、一つ、二つ。
数えられる程度だけ。門司だけじゃあ流石に不便だろうと同じく心をへし折り、ぐちゃぐちゃになった元門司の仲間に手を伸ばしただけ。元、はおかしいか。じゃあ現と言おう。
門司を含めた剣道部の集団、もう一人。名前は忘れたが、目元をバンダナで隠しているのが印象的と言えば印象的だった。面倒臭いので、落とすのは門司にほとんど任せてしまったけれど、上から見える限り、大丈夫そうだ。門司は元々、集団を纏め上げていたので、一応仮初のカリスマ性はあるのだろう。
「部活動対抗水中運動会!!第一種目水中玉入れ!でわでわっ!、これより開催したいと思います!!」
短冊ちゃんの掛け声で、一気にプールサイドが湧く。真面目に解説をしている不知火ちゃんを横目に携帯をいじっていると、短冊ちゃんの視線が此方に注がれていた。生徒会代表として流石に黙ったままでは不味いらしい。仕方なくマイクの前で口を開く。涎を垂れ流しそうなほど歓喜している門司の姿を横目に。
「え~っとぉ、生徒会代表として言うことは、やっぱり『みんなルールを守って楽しく!』かなぁ~?ま、怠けたい生徒以外は頑張ってねーおうえんしてるよー。」
お前がそれを言うかって言いたげな視線が善吉君から注がれるけど知らぬ振り。たまにはねつきだって真面目なことを言うのだ。その言葉の裏は兎も角として。
「え、えっとっ!それではみなさん 準備はよろしいでしょうか!位置についてよおおおおい!!」
「ドン!!!」
一斉にプールの中にもぐる生徒達。人間が右往左往している様を、携帯を畳んで見下ろすと、自分の前においてある飲み物のストローに口をつけた。そのねつきの口元は、薄っすらと笑みを浮かべている。
よく、よくよく見てみよう。プールに潜る生徒達が、一人、また一人と減っていないか。それに気づいた保健委員会の生徒達が慌てたように救護を出していないか。ひっそりと行われるそれは、色んな生徒達がいる中で目立たずに行われていた。
「めだかちゃんに善吉くん、阿久根くんも。ほら、上ばかり見てたらだぁれもついていかないよ?」
不知火ちゃんが玉入れのコツをぶっちゃけた所辺りから、剣道部は着実に点を取っている。他と並走して。生徒会、剣道部、後競泳部か。其処だけにスポットを当てれば気づかない。気づけない。
ねつきの落とした墨汁、門司達の動きはこうだ。競技が始まった最初あたり。皆が混乱している中、こっそりと目立たない生徒を脚を引っ掛けたり、潜った隙に頭を押さえつけたり。そうすれば、脚を攣ったり、溺れかけ再起不能になる生徒が少しずつだが増えていく。まあ、最初のほうで保健委員会が気づき、動き出したのは流石と言うべきか。
後は、素知らぬ顔で、混乱が収まり点を取る術を皆が実行し始める辺りで、止めれば良い。混乱したプールの中で犯人探し、しかも、大勢の人間が右往左往している中でだなんて、同じ部の人間じゃない限り気づかれる筈も無い。生徒会が大いに他人の目を引いてくれるし。
ねつきが『ルールを守って』などと口に出していった理由。それは、その言葉の裏の意味、ルールに記していないことであれば何でもしていいのだと、門司に伝える為だった。もっとも、言わなくても門司自身色々とやってくれたであろうが。
じゃあ、何故同じ部であり、気づいたにもかかわらず剣道部の日向は言わないのか。それは、堕ち始めた証拠。言わなければ、複数の他の部活の精鋭たちに追い抜かれることが無い。剣道部だって、部費が欲しい。言わなければ、剣道部にも化け物に見返せるチャンスが巡ってくる。言える筈が無い。日向も、所詮は欲に塗れた唯の人間だったって言うだけ。
「終ー了ー!!それまででーす!!」
横並びになったポイントの中に、ちゃんと紛れ込む剣道部の名前。
それを見て、上機嫌に笑みを浮かべるねつきの横顔を、不知火が見ていたことにねつきは気づいていながら無視をしていた。
私が目安にしている原作様ですが、コミックスの「めだかボックス」様の方を参考にさせていただいております。
喜界島ちゃんを早く出したいなぁ…。
小説版、アニメ版を好まれる方でも、楽しめるように精進いたします。
批判意見、感想などは、だいすくり~むの活力となっております。
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ついでに、評価のほうも覗いて下されば…(。
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