かなり遅くなってしまいました。
此処からは、例のあの人が出てくるまで早足で行こうと思います。
BAD END か、HAPPY END か、先を想像しつつ読んでくだされば光栄です。
「さあ?何で君たちにそれを教えなくちゃならないのかな。」
無意識に、無機質な声が返答を返した。
此方を見る女の視線が険しくなる。それに、気を良くしたように笑みを浮かべて、微笑む。
「なーんちゃって。大丈夫だよー、繋がりを持ちたくてもあの方がそれを許してくれないから!そういえば、黒神めだか。生徒会長当選おめでとう。あの方を見習って、良い学園にしてね!」
暫く女はねつきを見つめた後、ぱっと扇子を開き口元を覆いながら己に背を向け歩き出した。こんな言葉を残して。
「ええ、良い参考にしてもらっていますよ。反面教師としてね。」
その言葉を最後に、人吉善吉の手を引いて教室から去って行った。
そんな、一日目。
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そんな事もありながら、何事もなく授業を終わらせて学校生活の一日を終わらせたねつきは、何事も無く、家に帰宅していた。
途中、見知らぬ小学生から石を投げつけられるのも何時ものこと。
どうやってもねつきには当たらないけれど。
その夜、ベッドで可愛らしいネグリジェに身を包んだねつきは、柔らかな布団に包まれて座りながら黙々と携帯をいじっていた。
懇意にしている可愛い後輩に、お節介を焼いてから寝るのがねつきの何時もの一日の最後だった。
画面には、ぶっきらぼうで、突き放した文章ながらも、ねつきを気遣う言葉が並んでいる。それを寝る前に見るのがねつきの密かな楽しみとなっていた。
住宅街の静かな一軒家には、ねつき以外誰もいない。親も、兄弟も、誰一人として。だからこそ、こういう性別を無視した格好や行動が出来るのだ。
二、三時間にわたってのメールを終わらせたねつきは、ベッドサイドに携帯を無造作に置く。くあ、と小さい欠伸を漏らしたところで、其の儘ベッドへと横になる。
そして目を瞑り、眠りについた。心地の良い悪夢に首までつかって。
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そのねつきにとっては穏やかな眠りが中断されたのは、午後にでもなろうかという時間帯、ベッドサイドに置いた携帯の着信音によるものだった。
少し話がずれるが、ねつきは携帯の着信音に酷く拘る人間だった。
一人ひとり、違う着信音にしなければ気が済まないくらいに。
此処で話が戻る。ねつきの眠りを妨げた着信音は、ある人からかかってきた時にしか鳴らないものだった。それこそ、一発でねつきを眠りの底から引きずりあげるくらいには。
酷い寝相も、寝起きのぼさぼさ頭もなんのその。
慌てたように携帯をとり、着信ボタンを押すねつきの顔は、酷く歪んでいる。歓喜に満ち溢れた、醜い笑みを浮かべて、嬉々として携帯を耳に当てる。
其処から漏れる声に酔いながら。
またしても中途半端な場所で切ります。
電話の相手は、ねつきの大好きな人です。
それが誰かは、察しの良い人には直ぐにわかるでしょう。
次回更新もまた遅くなるかもしれませんが、気長にお待ちください。