杵築ねつきの愉快で苦痛で普通の日々   作:だいすくり~む

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スランプ気味の酷い文章です…。
ご容赦くださいませ。


九日目

放課後。帰る準備も整い、元気に部活へ向かっていく門司を見送ってさて帰ろうかと席を立った時。

 

見覚えのあるざわめきと違和感に動きを止めた。ゆっくりと背後へ目をやると、つい最近見た覚えのある女が席を立ったねつきの姿を真似していた。その後ろには、またもや見覚えのある少年が険しい顔を己に向けている。

 

暫く黙り込み、お互いの視線が交差する数秒。此方が根負けして、口を開く。

 

「やあやあ、この前ぶりだね。黒神めだかちゃん。どうしたの?此処、二年生の教室だよ?間違えたんだったら、早く出て行けよ。」

 

「……いいえ、杵築二年生。私は二年生の教室に用があるのです。間違えてなどおりませんよ。」

 

にっこり笑って、背後を振り向き立っていた女と向き合うと、不思議そうに首を傾げつつ自分の鞄を持つ。

 

「あ、そうだったんだぁ。じゃあ、お母さんが危篤で直ぐに帰らなくちゃいけないから、じゃあね「貴女の母親は中学生のとき亡くなられたと記憶しておりますが。」…え、えっとぉ、じゃあ親戚の「その時貴女自らが教えてくれたでしょう、天涯孤独の身だと。」……っあーあ、相も変わらず

むかつく女だねぇ、黒神ちゃん。僕に何か用事なら、早く言ってよ。」

 

観念した風に額を押さえ、やれやれといった風に鞄を机に置きなおす。そして漸く、ねつきは話を聞く態勢をとった。笑顔で毒を一つ、吐き出しながら。

 

「……分かりました。回りくどい真似は此方も止めましょう。……貴方はッ、昨日御自分が何をしたか分かっていてそうやって笑っているのですかッ!」

 

がらりと表情を怖いものに変え、今にも己の胸元に掴み掛からんとしている黒神とは対照に、此方は笑みを深めて首を傾げる。

 

「僕の表情にまで、君はケチをつけるの?君って何様さ。……で?えーっと、昨日?…ああ、そうそう!そういえば、昨日新しい友達が出来たんだ。昨日はずっとその子と親睦を深めていたよ。」

「血塗れの剣道場で、ですかッ!。」

 

「なにそれ意味分かんない。もう!やだなぁ、そんなに怖い顔しないでよ黒神ちゃん。まるで僕が剣道場を血塗れにしたみたいじゃないか、その言い方だと。無実の人間に罪を被せるのはヒトとしてどうかと思うぜ?」

 

とうとう髪を逆立てて起こった一年生の生徒会長に、ねつきは一つ溜息をはいて困ったように笑い、そして懇々と諭してみせる。自分の方が年上だから、此処は年上らしくしなくちゃいけない。

 

「あ、だからって昔の話を持ち出しちゃいけないよ。昔ばかり振り返っていたって、良い事なんてないんだからさ。」

 

黒神の顔の前に、指を立てて揺らしチッチッ、と舌を鳴らす。

そうすれば、ますます彼女の顔は歪んでいく。気が付けば、うっかり負のオーラを出しっ放しにしてしまったらしい。教室に居る全員の顔が、凍りついていた。ねつきは当然の如く、そんな事なんかに気を留めやしないが。

 

黒神の顔には怒りが、ねつきの顔には笑みが浮かぶ。対照的な二人が醸し出す剣呑な空気は、やがて黒神の深呼吸による気の静まりによって、収まる。一歩、ねつきから離れた彼女に、声を上げて笑いたくなるのを堪えた。

 

「……貴方は何も変わらないのですね…、あの頃から何一つ…!」

 

「それが僕らだよ、黒神めだかちゃん。夢見がちで妄想力逞しい君の頭で理解が出来るかはわからないけど。」

 

彼女の顔の前に立てた指を下ろし、自身の銀髪を弄りつつクスクスと笑う。不意に、その後ろに今にも飛び出しそうな態勢の少年を見詰めて、目を細める。その僅かな動作一つにも、ビクリと反応する姿は子犬のようだ。

 

「さて、っと。用はもうお終い?僕そろそろ帰りたいなぁ。」

 

 

 

「……いいえ、後一つだけ用事はあります。貴方を、生徒会副会長に任命したい。」

 

 

 




スランプが抜けません。
何とかしたいものです…。

見苦しくて、申し訳ありません(´・ω・`)
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