さて、修行を初めて二億年が経った
そしてようやくあの空間から戻ってきたのだ
陽夜「んー、新鮮な空気がうまいな」
久しぶりに吸う新鮮な空気、澄んだ空
それらが戻ったという実感を与えてくれる
陽夜「強くはなれたがあまりにも地獄だった..」
能力訓練、身体強化から始まり魔法、魔術、果ては耐久訓練まで
それはもう地獄だった
黒月「楽しかったろ?」
陽夜「アホ言うな、何回死を覚悟したと思ってやがる?」
黒月「まぁ、それはさておきこれからどうする?」
とそんな事を聞いてくる
陽夜「どうするとは?」
黒月「旅に出て見て回るか、それともここで住むか」
陽夜は少し考えてみる
旅に出てもこの時代はまだ人類自体ほとんどいない
ならば、ここに住むのが得策ではないかと考える
陽夜「旅はもう少し経ってからでいい、がここで住むにしてもどうする気だ?」
黒月「まず、ここを平地にして周りの妖怪を排除する。あとは家を立てればいい」
そう言い黒月は作業に掛かる
黒月「まずは平地に。これは山ごと平らにするから重力で」
黒月は手を上に掲げ、黒力を手に纏わせ、下に振り下ろした
すると..
過剰な重力により山が一気に平地と化した
陽夜は結界を纏っていたので平気だったが山が悲惨なことになった
陽夜「やりすぎじゃないか?」
黒月「いや、これくらいがちょうどいいんだ」
黒月(妖怪は一定範囲内に入ると強制消滅する結界を張ってと)
黒月「少しさがっててなよ陽夜」
そう言い周囲一帯を凍らせその上から土砂を降らせる
そこに重力を強めにかけながら少し強めの風で地面を均す
黑月「良し、できた」
陽夜「なにがだ?」
黑月「少しこの辺りの地面を強化したんだ。必要はないんだけど念のためにね」
陽夜「んじゃ家を建てますか」
陽夜は能力を発動し、家を建てる
(形は大きめの家にするか。)
家は能力を使い簡単に作れる
陽夜「家も出来たし今日はもう寝るか」
と家に入り寝ようとした、が
黒月「何を言っているのかね?これから寝る前の走り込みの時間だ」
陽夜「は?」
黒月「さぁいくぞ。大丈夫すぐ終わる」
陽夜はだるそうにしながら走り込みを始めた
家を建てて住み始めて早くも1万年経った
そろそろ人類が現れる時期だ
黒月「少しこのあたりを見てまわろうか」
黒月がそんなことを言いだした
陽夜「そうだな、なら準備するわ」
陽夜が簡単に準備し、外へ出る
黒月が何やら袋を渡してきた
中には紅をベースに蒼と白の模様が書かれたコートと一本の日本刀が入っていた
陽夜「これは?」
黒月「武器を持ってないだろ?だから刀をあげるわ。コートはどんな環境でも適応できるようにしてある」
刀には纏わせる程度の能力を付与してある、といった
陽夜「おお、ありがとな」
黒月「別にいいよ、さぁ行こうか」
そうして周囲を見に二人は出かけた