「キャァッ!!?」
「はい、織姫ちゃんアウトー」
「!?井上ッ!」
「破道の一 『衝』。はーい、よそ見してる余裕があるのかなー?」
「ぐっ、おのれ!厭らしい所ばかり狙いおって!!」
「誤解を生む発言はやめて下さいねー。はい隙ありー」
「なっ、ぐぁっ!!」
「ルキアちゃんもアウトねー」
卯ノ花隊長・・・、僕、天職を見つけました・・・!
「えっ!?織姫ちゃんとルキアちゃんが帰ってきてるって!!?!それは本当なのか、勇音くん!!?」
「勇音くん!??・・・は、はい。昨日清音に会ったんですが、その時に聞いたんです。・・・なんでも、一か月ほど前から浮竹隊長の下で修業を積んでいるとか」
「何故それを早く言わないんだ!!?もうお昼だぞ!!」
「いや・・・、榊花副隊長が遅刻して来たんじゃないですか・・・」
そういう時は家に起こしに来るのが出来る部下の仕事じゃないのか!?そういう思いやりの無いところだぞ、君が卍解に至れないのは!!くっ!こうしちゃいられない、持ってくれよ!・・・・というか一か月も僕が知らなかったって、たぶん意図的に隠してただろ!!?
「そんなことより早く仕事をはじ「待ってろよおぉぉお!!!二人ともおぉぉぉぉぉ・・・・・・!」えぇ・・・」
「卯ノ花隊長・・・。榊花副隊長、いつにもまして変じゃないですか?いや、何時も変ではあるんですが・・・」
「・・・・・・・・さぁ」
というやり取りがって、僕は今二人の修業を見てあげてる訳さ。浮竹隊長には大丈夫って言われたからね、問題は無い!仮にあっても許可した浮竹隊長の責任だからね!!
「いや、拒否の意を込めた大丈夫だったんだけどなぁ・・・」
浮竹隊長の責任だからね!!!
「ほら早く起きて、いくら顔が良くても
「くうぅ・・・、そんなこと言っても・・・」
「・・・はぁ、しょうがないなぁ。ちゃんと防ぐんだよ?君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ」
「!やり過ぎだ!!榊花副隊長ッ!!」
戦場にやり過ぎも何も無いのだよ、浮竹隊長。
「焦熱と争乱 海隔て逆巻き 南へと歩を進めよ 破道の三十一 『
「はぁ、はぁ、・・・『
「井上ぇ!!!」
うーーん、脆いねぇ。いくら僕が鬼道得意とは言っても、三十番台の破道が
「少し苛めすぎじゃないか、榊花副隊長。彼女は客人だぞ」
「ですかねぇ・・・、浮竹隊長はこう言ってるけど!この辺で諦めとくかい!?織姫ちゃん!?」
心は痛いけどこれは修行だからね、意地悪させてもらうよ。嫌いにならないでね?
「・・・ありがとうございます、浮竹さん。でも私、・・・まだ・・・やれます!」
「だそうですよ、浮竹隊長?」
「しかしっ!・・・いや、悪かった。止めてしまって」
うんうん、それで良いんだよ。彼女は死神じゃあ、僕たちの部下じゃあ無いんだ、その自主性を奪っちゃいけないよ。ましてや、友達を守る為に戦おうとしてる子のね。
「それで、織姫ちゃんはこう言ってるけど君は寝てるかい?ルキアちゃん」
「・・・まさか、私も・・・、まだまだ動けるぞ・・・!」
「よろしい。じゃあ織姫ちゃん、
「は、はい!・・・『
・・・そこで自分を治療せず、わざわざ少し離れた所にいるルキアちゃんを先に治そうとする辺りいい子だよね。それが戦場での正しい判断なのかは置いておいて。
「・・・榊花副隊長、君はあの能力をどう見る・・・?」
「ん-、凄まじい能力ですよ?・・・事象の否定、起きた出来事を無かった事にする力。あれは時間の逆行に等しい。とても人に許された能力ではない」
「・・・君の
「同じですよ、結果はね?彼女の能力が異常なのは過程です。・・・
僕も、死神や虚のような霊子で構成された存在なら
しかし彼女は違う、
「・・・恐ろしいな。とても人間の力とは思えない・・・、まるで、」
「まるで
「ッ!・・・ああ、静止を司るミミハギ様と時間の逆行に等しい彼女の能力。無関係とは思えないんだ」
「確かに、ミミハギ様と関係があるかはわかりません。けど、あの力がそれと同類、神の権能だと言われても僕は驚きませんね」
霊王様の一部だとしてもね。
「目で見て避けるだけじゃダメだよー、縛道の二十一 『
「くっ!目くらましかっ!?」
「はい、いらっしゃーい」
「しまっ「破道の一 衝」
「『私は 拒絶する』!」
防がれちゃったか、やるねぇ。・・・ルキアちゃんが囮として先に
「縛道の四 『
「ありゃ?」
「『
「ありゃりゃ?」
「拒絶する』ッ!!!」
「ありゃりゃりゃりゃりゃ!?」
・・・・・あっぶない!?それ当たったらヤバい奴じゃん!いや当たらないけども!!急に殺意すごいじゃん・・・、修行だよ?これ。
「ちっ、すばしっこい奴め」
「でも今のは惜しかったね!もう少しで当てられそう!!」
あれ?何か二人とも殺そうとしてない?明確に殺意持ってない?忘れてないですかー!?僕一応味方陣営ですよー!!?・・・っと。
「そこまでだ!三人共!!」
「うーん、早くない?まだ一か月以上猶予あったはずだけど・・・」
少女二人の殺意について頭を捻っていると、何処からともなく地獄蝶がやってきた。どうやら現世に
「朽木!!鬼道衆が開門処理に入っているはずだ!隊舎前の
「私も・・・!」
「ダメだよ織姫ちゃん、地獄蝶を持たない君は
「その通りだ、今
「・・・はい」
「井上・・・、先に行って待ってるぞ・・・!」
「・・・うん!」
青春だねぇ。
「井上織姫様!!
うう、悲しいよ。折角帰ってきたのにもう行っちゃうなんて・・・、いっそこっちに住めばいいのに・・・。
「榊花さん!ありがとうございました!!行ってきます!!」
「行ってらっしゃい、織姫ちゃん。気を付けるんだよ行かないでぇぇぇえぇええ!!!!」
「・・・えぇぇ・・・」
やっぱり嫌だぁぁぁあああ!!!僕も行くぅぅ!!
「榊花副隊長落ち着いてください!!護衛付けますから!大丈夫ですからぁぁあ!!!」
「お前ら織姫ちゃんに何かあったらぶっころすからなぁぁぁぁぁぁあ・・・・・」
こうして、僕を置いて織姫ちゃんは現世に向かってしまった。でも大丈夫だろう、彼女もここ一か月尸魂界で修業してたんだ。
「あら、浮竹隊長。どうしたんですか?わざわざ四番隊舎まで」
「榊花副隊長、落ち着いて聞いてほしい。
井上織姫が拉致された」
次回、護衛死す!デュエルスタンバイ!