四番隊副隊長は夢を見ている   作:逆ギレ伯爵

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卯ノ花さんに養ってほしぃ・・・


藍染、隊長やめるってよ

「ば、馬鹿な!!止めたというのか・・・!?斬魄刀百万本に値する破壊力を、斬魄刀一本で・・・!!!?」

 

状況説明ありがとうございます、砕蜂隊長。初登場だからかな?張り切ってますねぇ。

 

突如現れた旅禍の少年が燬鷇王(きこうおう)を止めたことで双極の丘は大パニックだ。処刑が阻止されること自体大問題なんだけど、問題はそれで終わらず、

 

「キイィィァァァアア!!!!」

「・・・すまん!遅くなった!!」

「随分と待たせてくれるじゃないの・・・この色男」

 

追撃の準備を始めた燬鷇王(きこうおう)を浮竹隊長が縛り付ける。何か知らんけど浮竹隊長と春水はルキアちゃんを助けようとしてるみたいだ。何故に?また僕の知らないところで勝手に物語が進んでる気がするんだけど・・・。何か遠くの方で更木隊長が狛村隊長と東仙隊長をボコってるような霊圧も感じるし・・・。

 

「解放に手間取ったが・・・これでいける・・・!!」

「・・・あれって・・・、四楓院家の天賜兵装(てんしへいそう)じゃん。何故に浮竹隊長が?」

 

浮竹隊長と春水が天賜兵装(てんしへいそう)を起動する。二人の霊圧が天賜兵装(てんしへいそう)を辿り、燬鷇王(きこうおう)へと到達し内側から炸裂する。・・・え、マジで?山爺の前でそういう事しちゃう?大丈夫?怒られない?

 

「ルキアァァアア!!」

 

ああ、阿散井副隊長まで乗り込んできちゃった・・・。おかしいな、双極を使用すること自体歴史的な事件なのにそれを阻止されただけじゃなく、隊長格が離反しまくってるよ。歴史書のページがすごい勢いで増えてる音がする。

 

「・・・恋次!!}

 

・・・あれ?なんで旅禍の子はルキアちゃんを振り上げて「受け取れっ!!!」えぇ・・・。

 

「てめーの仕事だ!死んでも離すなよ!!!」

 

かっこいいね、言ってることは。とても女の子を投げ捨てた人のセリフとは思えないよ。・・・あ、阿散井副隊長逃げた。

 

「何を呆けてるのだうつけ共!!追え!副隊長全員でだ!!!」

「そうだぞ、うつけ共!!しっかり働け!!この給料泥棒め!」

 

全く、砕蜂隊長を困らせるんじゃないよ。副隊長なら言われる前に動かないと駄目じゃないか。・・・あ、大前田副隊長と雀部さんがやられた。えー、油断し過ぎじゃないささ「貴方も行くんですよ」え?

 

「ぇぇぇぇえええええゲボラアァァァアア!!!?!!」

 

なん・・・でさ・・・・・・・。

 

 

 

 

 

「起きなさい」

「ゲハァァア!!?!・・・・もっとこう・・・、優しい起こし方は出来ないんですか

?」

「降りましょう、肉雫唼(みなづき)

 

無視ですか、そうですか。・・・どうやら僕は気を失っていたらしい。最後の記憶は旅禍の少年に顔を殴られた所で途切れている。では何故背中が痛いのだろう?とても痛い、かなり痛い。まるで最強の証である剣八の称号を持つ死神に背中を蹴り飛ばされたかの様な痛みだ。何故だろうか、意味が分からない、全く持って分からない。

 

「お怪我はありませんか!?卯ノ花隊長!榊花副隊長!」

「背中が痛いよぉ!!助けてぇ!!!」

「そうですか!卯ノ花隊長は大丈夫ですか?」

「ええ」

 

・・・そうですかって・・・、えぇ?僕怪我してるよ・・・?あの、みんな?・・・・・・・・・ふんっいいもんね、治しておくれ『産巣日神』・・・。君だけだよ、僕にやさしいのは・・・。

 

「皆を出して戻りなさい肉雫唼(みなづき)。・・・・・皆、大した傷ではありません。目覚めるまで第十六救護詰所で休ませてあげて下さい」

「はい!」

 

・・・・それにしてもすごい霊圧だ、これは・・・朽木隊長と旅禍の少年かな。かなり離れてるはずなのにここまで戦いの壮絶さが伝わってくる。・・・あの子、死神になってから一年も経ってないんじゃないの・・・・?怖いわー。最近の若者。

 

でもそれだけじゃないね、色んな所で戦いが起きてる。特にヤバいのは浮竹隊長と春水の所だ、やっぱり山爺切れてない?何か火柱見えるんだけど・・・。それとこれは砕蜂隊長かな?戦ってるのは・・・・!!?!

 

「ついておいでなさい、霊司。少し向かい・・・待ちなさい、何処に行こうというのですか」

「くっ・・・!離してくれ!卯ノ花隊長!!夜一隊長が・・・、夜一さんが僕を待っているんだ!!!!!」

 

間違いない!この霊圧は夜一さんの物だ!!百年前に突如として僕の前から消えてしまった天使、数少ない僕とデートに行ってくれるガチ女神!!!・・・たかられてただけな気もするけど・・・、いや関係ない!!今行くぞ、夜一さん!!!

 

「・・・そうですか・・・、私よりも他の女性を優先するのですね・・・」

「そんな訳ないじゃないですか、やだなぁ!ただの冗談ですよ!僕が卯ノ花隊長以外の女性に靡くわけないじゃないですか!」

 

さようなら夜一さん・・・、君は所詮、過去の女でしかないのだよ・・・。

 

あれ?卯ノ花隊長、何か悪い顔してない?僕もしかして騙されてる?

 

「では行きましょうか。・・・完全禁踏区域(かんぜんきんとうくいき)清浄塔居林(せいじょうとうきょりん)へ」

 

ま、いっか。なんか卯ノ花隊長楽しそうだしね!

 

 

 

 

 

「ビンゴですかね、この霊圧」

「そのようですね・・・。霊司、油断をしない様に」

「あいあいさー」

 

僕達が向かっている清浄塔居林(せいじょうとうきょりん)、四十六室の本拠地付近で隊長格の霊圧が増えたり減ったりしてる。卯ノ花隊長の考察通り、敵さんはここに潜伏していたらしい。・・・あ、日番谷隊長の霊圧が消えた。これ滅却師関係ない内輪揉めってマジ?

 

それにしてもこんなに強かったっけ?少なくとも僕の知っている彼は、同格であるはずの隊長を瞬殺する実力はなかったはずだけど。・・・それすら嘘だったって事かぁ、傷ついちゃうなぁ。・・・・・お?

 

「あ、いた」

「・・・・・やはり此処でしたか・・・藍染隊長」

 

市丸ギンに藍染惣右介。まさか隊長が二人も護廷を裏切るとはね、少し・・・、平和ボケし過ぎちゃったかな?

 

「いえ・・・、最早隊長と呼ぶべきではないのでしょうね。・・・大逆の罪人、藍染惣右介」

「・・・・・え?・・ゴハッ」

 

いたたたた。邪魔してごめんて、殴らないでよ。・・・いやでも、え?八千流ちゃん?初代剣八にして、尸魂界において空前絶後の大罪人、”死剣”卯ノ花八千流さん?どの面下げて言ってるの?大丈夫?そこ突っ込まれたらなにも言い返せなくならない?

 

「どうも、卯ノ花隊長。来られるとすればそろそろだと思っていましたよ」

 

 

 

ああ良かった。どうやら突っ込まないでくれるらしい。




可愛そうなしろちゃん
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