家族の在り方、外れ道を歩く者   作:紡縁永遠

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第肆話 戦闘訓練ノ壹

Side魁離

 

 「ふぁ…」

 「あ、そうら、今日の午後戦闘訓練するから、美空以外は教室待機な、そらと留年組は今回見学、まぁお前らはもともとサポート科が三人だから関係ないか」

 「手加減は?」

 「しろ、お前ら戦い慣れてんだから」

 「わかった」

 

 今日は戦闘訓練だ。手加減しろと言われたが、互いにぶつかった場合はその限りじゃないんだよな、何故なら、手加減できるような戦い方じゃないからだ。

 まぁ、全員そのつもりだろうしな。

 

 「私が!独特な姿勢で……来た!」

 「煩い」

 「……なんで、君達はテンションが低いんだ……」

 「いや、オールマイトに助けられた覚えはないので、どちらかと言うと羅積さんには腐るほどお世話になりましたけどね」

 「君達の信用関係は独特だね、まぁ、気を取り直して、コスチュームに着替えてくれ。形から入るのも重要だぞ」

 

 壁に備え付けられたロッカーからアタッシュケースが出てくるので、自分の出席番号の物を受け取り、そのまま更衣室へ。そこにはA組の男どもが着替えていた。

 

 「邪魔するぞ、」

 「む、君は……」

 「百鬼魁離だ、よろしくな。それと、過去を詮索しようとするやつは、殺すから」

 「!殺すとは物騒だが、肝に銘じておこう、A組の飯田天哉だ」

 「おう、よろしくな。それ以外の質問なら答えてやる」

 

 一応、教えとかないとな。

 

 「じゃあさじゃあさ、お前、看咲と雨漓と何かあるのか?あ、俺は峰田実だ」

 「苗字同じだからもしかしたらって話してたのよ、珍しい苗字だから可能性はあるって。俺は上鳴電気だ」

 「ああ、義理の姉妹だ。男嫌いだから話したことは、自己紹介以外ないな、まぁあまり触れてやるな、誰しも知られたくない過去ってのはあるからな」

 「確かに……」

 「それと、いつまで着替えているつもりだ?」

 「はやっ!」

 「お前らが遅いだけだ。先に出てる」

 

 服装は白いネックレスに赤い和服、黒い袴、ボロボロの白い着物を羽織り、個性で取り出した裏正を腰に刺す。他の奴らは……

 

 「ブレないなお前は、」

 「メイドですからねそれに貴方も変わっていないじゃないですか」

 「刀振るうにはこれくらいがちょうどいいんだよ、変に追加する必要もない、俺の場合は装甲展開もできるしな」

 「確かにね、私の場合は結構ブカブカになっちゃったよ」

 

 洋服であるが、振袖のように袖口が広くひらひらしている楼夢、邪魔だと言っているようだが、袖の中にはナイフや拳銃が隠されている。完全に暗殺者のそれだ。わざわざひらひらした格好にしたのは、こんな人間が隠密なんぞできないだろうとという先入観を持たせるためだろう。

 

 「ま、何を着るかはこの一年で変えていけばいい。どうせ実戦重視になるしね、僕らL組は、」

 「その格好で言われてもと感じるぞ、械機」

 

 械機(かいき)遊魔(ゆうま)

 個性は懸糸傀儡、指先から糸をだしそれらを自在に操る。これを使い、からくり人形を操る。コスチュームはライダースーツだ。ちなみに性別は女だが、精神は男だ。

 ヒーロー科ではなくサポート科だが、普通にからくり人形が強いので今年はヒーロー科で動くらしい。親衛隊のサブメンバーだ。

 

 「全員注目してくれ」

 「ん、」

 「今日やる戦闘訓練は、屋内での対人戦闘訓練だ!!ヴィラン退治は主に屋外で見られるが、合計で言えば、出現率は屋内の方が多い。監禁、軟禁、裏商売。真の賢しいヴィランは闇に潜む。君らにはこれからヴィラン組、ヒーロー組に分かれて四人一組、二組だけ三人チームになってもらう」

 

 一年、A21人、B21人、L8人で、総数50人。そのうち、L組から、サポート科が二人、経営科が一人、サボりで今日来ていないヒーロー科が一人抜けるので、今回の戦闘訓練に参加するのは46人。確かに分ける方法としめは悪くないな。

 

  「いいかい、状況設定はヴィラン側がアジトに核兵器を隠してヒーロー側がそれを処理しようとする状況だ!ヒーロー側は制限時間内にヴィランを捕まえるもしくは核兵器の回収をする。逆にヴィラン側は制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえる事。ただし、今回はぶっ壊せばオーケーなロボが相手じゃないのがミソだ」

 「なるほどねぇ」

 「ちなみに組み分けと対戦相手はクジで決める」

 「適当で良いのですか!?」

 「ヒーローにおけるチームアップは唐突なものだ。何が来るか分からないからこそ、即興での連携が求められる。それではくじ引き行ってみよう!」

 

Aチーム

A組、麗日、緑谷

B組、黒色、鎌切

 

Bチーム

A組、障子、轟

B組、鱗、円場

 

Cチーム

A組、峰田、

B組、骨抜、庄田

 

Dチーム

A組、飯田、爆豪

B組、角取、回原

 

Eチーム

A組、青山、芦戸

B組、小森、柳

 

Fチーム

A組、尾白、葉隠

B組、凡戸、

 

Gチーム

A組、耳郎、上鳴

B組、物間、取蔭

 

Hチーム

A組、蛙吹、常闇

B組、泡瀬、塩崎

 

Iチーム

A組、口田、砂藤

B組、吹出、宍田

 

Jチーム

A組、切島、瀬呂

B組、小大、鉄哲

 

Kチーム

A組、看咲

B組、雨漓

L組、魁離、水月

 

Lチーム

A組、八百万

B組、拳藤

L組、時雨、械機

 

 「やり直しを所望する、」

 「ハーレムだろうが!男一人もいないし三人チームだぞ!」

 「峰田、一つ言っておく。男嫌い二人と、気を抜くと存在自体が認識できなくなる問題児が同じチームにいるんだ。胃に穴が空くぞ。まぁ、それはともかくとして、バランスが悪い。L組を一緒にしたら普通に連携ができるぞ」

 「くじ引きだからね、それもまた運だ」

 

 運ねぇ、こんな運は使いたくないんだけどなぁ…

 

 「ところで、やっぱり実技はこれからも三組合同なんですか?あと、そっちの人は」

 「いい質問だ、拳藤少女。今年からそういった方針になった。L組の人数が少ないからな。そして械機少……どちらで呼べばいいかな?」

 「じゃぁ、少年で」

 「械機少年は、去年留年したL組のサポート科に分類されるが、普通に強いので手加減しなくてもいいぞ」

 

 まぁ、素の身体能力も高いけど、何があるか分からないからくり人形を使うからな、あれ?でも今日の屋内戦闘に人形は不利じゃないのか?

 

 「アンラッキーを使うから大丈夫だ。室内用の人形も作ってある」

 「うわ、容赦ねぇな」

 「裏正腰にさしている奴が言うな」

 

 械機に突っ込まれたが、室内で刀は実は使いづらかったりする。小刀は持っていないが、まぁ物量戦で何とかなるだろ。

 

 「それと、いい加減、親衛隊のグループラインに入れよ」

 「いや、お前らのグループライン百合の話がとんでるだろうが」

 「百合はいいぞ、特にまどマギ」

 「アレは百合じゃねぇよ!」

 「百合だろうが、ちなみに俺の推しcpはマミやちだ」

 「反応しづらいところ持ってくんなよ」

 「最初のヒーローチームはA!ヴィランチームはD!両チーム準備に入ってくれ!」

 

 おっと、これ以上の無駄話はできないな。

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