目が覚めたら、『まどマギ』の美樹さやかの姉だった…   作:黒い魔女

2 / 4
救済って、難しい

「ほいっと!」

 

私の剣で魔女が真っ二つになる。

 

けど、結界が崩壊しない・・・真っ二つにしたくらいじゃ死なないタイプ・・・というか、どっかに本体があるか、存在の核がどっか一つの部位に集中してるタイプと見た。

 

身体が元通りになる魔女を眺めながら、周囲を探し・・・この魔女は後者だと判断した。

 

前者は狡猾で厄介な魔女。何人もの魔法少女が食われた強力な個体である可能性が高い。

後者はまあ、珍しくはないと思う。魔女が何か特徴的なシンボルを持っていたら、そこを破壊しないと死なないってパターンはままある。

 

大半の魔法少女は、といってもそこそこ戦える人に限るけど、魔女へのトドメは大技で決める事が多い。

だから、一緒くたに破壊しちゃって倒せちゃうってことが多いんだよね。

 

今の私みたいに魔力をしぶってちまちま斬ったりしていると、こういう事態が起こる。

 

ま、油断しなければ問題ない話だね。

 

今度は高速で剣を振り回し、魔女の身体を細切れにする。

 

今回は魔女の頭に付いたひまわりが核だったみたいだ。魔女は断末魔をあげながら消えていき、同時に結界も消えていった。

 

「見滝原市で今活動的になってる魔女はこれで最後みたいだね。キュゥべえ、他の町で魔法少女がやられて空席になってる地域とかない?」

 

グリーフシードを拾いながら、私はキュゥべえに聞いた。

見滝原市はそこそこ人が多いのもあって、餌を求めた魔女がたくさん迷い込んでくる。

 

多分息をひそめてるようなのはもっといるだろうけど、今見つけられるのはこの三匹目で全部だろう。

 

「○○町の子が昨日いなくなったばかりだよ。新しい魔法少女もまだ見つかっていないね」

 

いなくなった・・・それが死んだのか、魔女になったのか。

多分キュゥべえは聞いてもはぐらかそうとするだろう。

私はまだ魔女化の真実を知らないと思われてるからね。

 

剣をくるくる回しながら扉の形に戻すと、キュゥべえに言われた町の名前を念じながら扉を開ける。

扉をくぐれば、そこはもう魔法少女のいない町だ。

 

 

―――家に帰った後の私は、お母さんからお叱りを受けた後朝ごはんを食べて、お母さんが仕事に出かけたのを見計らってまた魔女退治に出ている。

 

手持ちのグリーフシードがない状態は流石にちょっとね。

出来れば十個は保持しておきたい。

 

魔女を退治しながら、私はじっくりと考える。

さっきは勢いでまどマギの皆のことをなんとかする!って言っちゃったけど、冷静に考えたらいろいろ問題があるよね。

 

私はいったい何をすべきなのか、いったん整理する必要があるだろう。

 

 

けどその前に、一旦私の固有魔法についておさらいしよう。

 

私の魔法は、端的に言ってしまえば『どこでもドア』だ。

 

異なる二つの座標間を、扉を介してワープすることができる。

主に二種類あって、一つはあらかじめ行った場所にマーキングしておいて、そこにパッと移動できるポータル的な使い方。

もう一つは、念じた所に通じる扉を作る使い方だ。

 

前者は私が家に帰った時に使い、後者は魔女結界の最奥や、今のように知らない町に移動するときに使う。

前者の方が使用魔力が少ないね。

私の全魔力を10000とすると、前者は1、後者は100使うって感覚だ。

ただし、後者は念じる場所のイメージが具体的であればあるほど、距離が近ければ近いほど使う魔力も少なくなる。

 

気軽に使えるけど、考えなしにポンポン使うものでもない。

 

そんな魔法。

 

ただし、応用が利く。

 

極まれば第四の壁という概念まで突破しうるんだけど、そんな大仰な使い方じゃなくても工夫すれば結構便利だ。

 

魔女の結界を見つけ、その中を深部に向けてテクテクと歩く。

 

襲い掛かる使い魔を長剣で蹴散らしながら、着いたのはうねうねと無数の触手が絡み合ったような魔女の居所だ。

色合いは薄いピンク。なんか・・・腸っぽさがあって結構グロテスクだなぁ。

 

魔女の触手の先端が光り輝き、私に向かって穢れに満ちた魔力弾が雨のように襲い掛かる。

 

さっき言った固有魔法の応用だけど・・・例えばこんな感じだ。

 

私は小さな扉を無数に出現させると、それらは一斉に開き魔女の攻撃を飲み込む。

そしてその攻撃は、魔女の周囲に出現した扉から放たれ魔女に放たれるのだ。

 

私に放ったはずの攻撃を逆に食らった魔女は悲鳴を上げて触手を振り回す。

 

まずは一つ、遠距離攻撃の転移、反射だね。

まあ遠距離攻撃じゃなくても扉をくぐれるならなんでもいいけど、私の扉は意思あるものを無理やり通すと抵抗されるって特性がある。

なので、魔女の身体とかを通そうとするとただの盾になってしまう事が多い。それでも十分なんだけどね。

 

無秩序に振り回される触手を扉で防ぎながら、時に剣で切り捨て、私は次の魔法の準備をする。

 

魔女の前に炎が燻るような扉が出現する。

 

「バックドラフト」

 

その扉が開いた瞬間、中からは爆発的に炎が噴出する。

炎に身を焼かれた魔女は、聞くに堪えない悲鳴をあげながらのたうち回った。

 

私の魔法は、魔女の結界のように扉を介して異空間を作ることができる。

グリーフシードを貯蔵している空間もそれで作ったんだけど、これはそれとは別の空間でバックドラフト現象が起こるように条件を整えておいて、扉の解放と共に空間を縮小することでその爆発を指向性を持たせて火炎放射として利用するって感じ。

 

火種は魔法で用意できるし、あと空気があれば出来るからお手軽だ。

攻撃自体に魔法は使ってないから、魔力消費も少ない。

自慢の技の一つだね。

 

ま、魔女相手だと牽制にしかならないけど。

 

じゃあ最後。

これはとっておき。

 

大体どんな相手にも通じる、必殺技といっても過言ではないだろう。

 

魔女の周囲に、四角い枠が何重にも現れる。

 

それはさながら、断頭台のような雰囲気で・・・。

 

「『扉は閉じる』」

 

瞬間、魔女の身体が少しだけずれる。

 

やってることは単純。

 

扉の枠組みの中にワープゲートを作って、座標を少しだけずらした状態で元に戻さず魔法を解く。

 

すると、扉に囲われた空間は座標がずれたまま元に戻り、それは結果的に切断にも見える現象を引き起こすのだ。

 

単純な硬さでは防御出来ないし、多分大抵の相手に通じる技だ。

素早い相手は閉じる前に離脱することもあるし、魔力が大きすぎると枠が完成する前に吹き飛ばされることはあるけどね。

まあそんな相手滅多にいないし。

 

魔女は倒れ、結界は消える。

 

これでグリーフシード四つ目・・・今日中にあと六つは欲しいとこだ。

 

私の魔法なら、魔女退治の時間の大半を占める魔女探しの時間を大幅に短縮できるし、強い魔女だと判断したらパッと逃げられる。

そうしてたくさんのグリーフシードを集めてきた。

 

集めすぎると使わないうちに魔女が孵化する可能性があるけど、私の扉空間の中にいれてればすぐに倒せる。

私が設定を好きにいじれる空間だしね。

 

 

ま、私の魔法と、魔女退治のスタンスについてはこんなとこかな。

 

じゃ、次の魔女を探しながら本題に入ろう。

 

私が『まどマギ』の物語に介入するうえで浮上する疑問のうち、もっとも重大なものがこれ。

 

 

私って、何者なのか。

 

 

『まどマギ』ではもちろん言及されない。

 

美樹さやかというキャラクターに姉がいた、なんて描写はない。

 

ただ、そもそも両親の描写すらなかったからなぁ。

実はいました、ってパターンも考えられるわけだ。

 

考えられるのは主に四パターン。

 

一、そもそも存在していない、今の私の存在がバグである。

 

ほむらがループしている以上、そういう差異が発生する世界線もあるかもしれない。

ただ、正直なんか嫌だな。いつだって私はさやかのお姉ちゃんであってほしい。

それに、あんまりループと関係ない部分で差異が発生するのも考えにくいしね。

 

二、存在していて、一緒に住んでいたけど、魔法少女ではない一般人だった。故にさやかの異変にも気づけず、親と同様描写もなかった。

これも嫌だなぁ。私なら追い詰められているさやかのことを気づいて、相談相手くらいにはなってるはず。まあ自惚れかもしれないけどさ。さやかとは仲良し姉妹だと私は思ってるし、現状の関係性が変わらないのであれば相談してくれるはずだ。

なので有力なのは、というか私がそうであってほしいと思うのは、次の説だ。

 

三、存在してたけど、見滝原市にはいなかった。魔法少女に私がなっていようとなっていなかろうと、見滝原市に居なかったならさやかの異変には気づけないのは当然だ。

さやかが魔法少女になるのは中学二年生。今のさやかが小学四年生なので4年後になる。

私の4年後は、18歳。時期によっては19歳だが、いずれにせよ既に高校も卒業して大学生になってるか働いているころだろう。家から離れ、一人暮らししていたとしてもおかしくない。

ぶっちゃけこれであってほしい。

 

四、魔法少女として戦い、さやかが中学二年生になる前に死ぬか魔女化していた。

これは嫌な想像だけど、あり得る可能性ではある。

今の私は魔女を片手間で倒せるくらい強いけど、契約したばかりのころは苦戦して死にかけることも多かった。

私が作れるのは扉なので、最初は扉をそのままバンバン魔女や使い魔に叩きつけるという戦い方だったからね。今みたいに魔法を自由自在に操れるわけじゃなかったので、偶然死んでしまった、ってパターンもあり得るし、18歳の魔法少女なんてあんまり聞かないので、これからの戦いで死んだ、ってことも考えられるよね。

 

 

・・・こんだけ考えても、答えはどうせ分かんないんだからどうでもいいんだけど。

 

ま、一番都合がいい三ってことにしとこう。

 

楽観視はストレスなく生きるうえで重要なスキルだ。

 

疑問としては最大だけど、答えが出ないなら自分にもっとも都合がいいものを捏造するまで。

 

 

 

「ほいほいほいほほいのほーい!」

 

魔女の結界の中、くるくると回りながら剣を振り回し、使い魔たちを木っ端微塵にしながら次の問題について考える。

 

私は何をするべきかってことだ。

 

主要キャラクター、つまり主に魔法少女五人の救済。あいや、百江なぎさちゃんもかな。

彼女が魔女化した時期次第だけど、救うこと自体は出来るかもしれない。

 

救うといっても様々な問題がある。

 

だけどその前に決めておきたいのは、何をもって救済とするかという前提の話だ。

 

まあ私からすれば、魔法少女にならず、天寿を全うする。これが最良の救済の形だろうと思う。

 

さやかとマミと杏子、それからなぎさちゃんもかな。

この四人はそれが出来そうではある。

今私がいるのが一周目の世界なら、ほむらとまどかちゃんだって同じことが出来るだろう。

 

私がワルプルギスの夜を乗り越えなきゃならないっていう問題はあるけど、まあそれは置いておく。

 

ただし、この世界が既に何周目かのループなら、ほむらは既に魔法少女で、まどかもインキュベーターに一生付きまとわれることになるだろう。

 

ワルプルギスの夜を乗り越えたとして、果たしてそれはハッピーエンドなのか?

 

私の心に正直に従うなら、それはあまりよろしくない未来だと言おう。

 

 

『キャキャキャキャ!』

 

ジャングルジムのような結界の奥で、シンバルを持った不気味な猿のおもちゃのような魔女が跳び回る。

 

私と同じくらいの背丈しかないが、その分素早い。

縦横無尽に移動する魔女を捉えるのは並みの魔法少女には難しいだろう。

おまけにシンバルで挟まれた場所は、まるで空間ごと抉られたかのように削り取られる。

 

私なら避けるくらいわけないが、一ミスが命取りになる危険な魔女だ。

 

素早い動きと、高い攻撃力。

 

この地域の魔法少女がやられたとするのなら、それは多分コイツだろうね。

コイツがこの地域の魔法少女だったという可能性もあるけど・・・。

 

「ふんっ!」

 

剣を瞬時に伸長させ、動き回る魔女を捉えて串刺しにする。

逃げ出す暇も与えず、四方にバックドラフトの扉を生み出し一斉放射。

 

炎の十字が魔女を焼いたかと思うと、それで力尽きたのか結界が崩壊し始めた。

 

伸ばした剣の先に乗っかるグリーフシードを手元に引き寄せながら、先ほどの続きに思考を巡らせる。

 

 

すべての魔法少女が行きつく先がこの小さな呪われた卵か戦死だというなら、既に私には不幸な結末が約束されている。

 

今倒した魔女も、そういう運命を辿って今私の糧となっているのだ。

 

それは身の丈に合わぬ願いを叶えた代償であり、当然の報い。

私はそのことを、今更どうこう言う気はない。

魔女化の真実は正直心に来るものがあったけど、ソウルジェムが自分の魂だということはもともと知っていたし、自分が死ぬことだって魔法少女として戦う上で十分にあり得る未来として想定はしていた。

 

死ぬ覚悟があるかどうかは、その時にならないと分からないけど・・・。

 

私は魔法少女になったことによるメリットを、十分に享受しているしね。

どんなに道草食っても寝坊しない限り学校に遅刻しないし、ちょっと遠くに行ってみたいと思ったら交通費ゼロ。海外だって多少の魔力は食うけど、面倒な手続きなしで行けちゃう。

 

そもそも私の願い事なんてそんな切実でもないしね。

 

『やばいやばい!登校二日目で遅刻しちゃうーー!』

 

『やあ美樹すがめ。僕と契約して魔法少女になってくれたら、なんでも願いを一つ叶えてあげるよ』

 

『本当!?じゃあどこでもドアが欲しい!学校にワープできるやつ!』

 

『分かった。君の願いはエントロピーを凌駕――――――』

 

細部は違うかもしれないけど、私の契約はこんな感じだった。

考えなし過ぎるって?

そりゃ自分でもそう思うけど、しょぼすぎて後悔する気も起きないよね。

 

自分が弱かったら後悔してただろうけど、まあ死にかけるたび後悔してはいたけど、強くなった今となってはいい思い出だ。

 

このしょぼい願いに裏切られたら、果たしてどんな絶望が待っているのか。絶対に大したことない。

 

ま、強いて言うなら、未来を知ったうえでさやかを救えなかったときかもね。

 

 

何が言いたいかというと、私自身は魔法少女の絶望を受け入れてしまっているという話。

 

ただし、他の子たちはそうではないだろう。

 

結界が崩壊する寸前、端っこの方で見かけたものを手に取ってから現実に戻る。

 

それは、誰かの腕だった。

 

肘のところで綺麗に切断されている。おそらく、さっきの魔女にやられた魔法少女だろう。

昨日やられたとキュゥべえも言っていたし、死体の状態もそんな感じだ。

 

この腕の持ち主が最期に何を思ったかは知らないが、こんな最期を迎えたいとは思っていなかったはずだ。

今の魔女もそう。

こんな惨い殺しをしたいとは思っていなかっただろう。

 

彼女たちを救えるとしたら、それはきっと―――円環の理だけだ。

 

まどマギの主要キャラクター以外にも魔法少女はいる。

私はこの二年で何度も見てきたし、その死に遭遇したことだって何度もある。

 

まどマギの主要キャラクターだけを救うという行為は、この世界を生きる者としてはただのエゴでしかない。

まあ、さやかの友達を助けると思えばそれでもいいんだけどさ。

 

この世界すべてに齎される円環の理という救済か、私の身近な人たちだけに幸せに生きてもらうという物語のハッピーエンドか。

 

 

それを私に選べというのは、少し酷な話だなぁ。

 

 

それに問題はもう一つ。

 

私個人のエゴで、彼女たちから願いを叶える機会を奪っていいのか、という問題だ。

 

マミの場合は、まあいいだろう。事故で命を失うところを、じっくり考える暇もなく願いで命を繋ぎとめたというだけだからだ。命を繋ぎとめるなんてのは状況によって生じた必然的な願いであり、それは魔法少女という運命を背負ってまで心から叶えたかった願いではないはずだ。

 

だが、杏子の場合はどうだろう。

 

『父親の話を皆に聞いてほしい』。

 

これは何でもないことのように見えるが、少なくとも杏子にとっては切実な願いであり、魔法によって道理を捻じ曲げなければ実現しないまさしく奇跡だったのだ。

その願いの結末を事前に知っていればもちろん杏子は契約しないだろうけど、単に魔法少女として戦う宿命を背負うだけだったら・・・?

魔女化の真実があっても、私みたくそれを受け入れることはできる。杏子はおそらくそれが出来る人間だ。

 

魔女化や死のリスクを承知してまで叶えたい願いだというなら、私にそれを止める権利はないだろう。

 

 

 

・・・やっぱり、難しいな。

 

理想形は『叛逆の物語』後の状態が続くことだけど、それには一度まどかを犠牲にせねばならず、オマケにそれでは問題があることが『ワルプルギスの廻天』で分かってしまった。

 

 

 

「この腕、どうしようかな・・・」

 

この子の帰りを待つ誰かに、その結末と一緒に渡してあげるのが良いんだろうけど。

見ず知らずの誰かのために、そこまでのことは私には出来ないな。

こんなことで悩むくらいだったら、さっきの魔女結界に置いとけば良かったんだけどね。

 

「キュゥべえ、この子魔法少女だったんだよね?名前は何ていうのかな」

 

まあ近くに埋葬して、もとの少女の名前くらいは刻んであげてもいいだろう。

 

「それを聞いて何か意味があるのかい?」

 

「ただのエゴだよ。さっさと教えて」

 

キュゥべえから少女の基本情報を聞きだした私は、キュゥべえから聞いた、彼女が生前よく訪れていた場所に穴を掘り、そこに腕を燃やした灰を入れた。

このまま人目に触れると、大騒ぎになっちゃうからね。

私が埋めたってバレると犯罪になっちゃうし。

 

だから、墓石には魔法で記録を刻もう。記憶の扉を刻み込み、この子のことを気にかける誰かが現れた時にその結末を知ってもらえるように。

分かるのは、これが誰の墓で何を願い、どんな最期を迎えたか、くらいだけど。

それでもないよりはマシなはず。

 

「こんなことして何の意味があるって言うんだい?つくづく人間という生き物は、わけがわからないよ」

 

「うっさいなぁ」

 

これ以上考えても、私に出来ることはない。

 

 

だから、この件については一度扉を閉じる。

 

切り替えていこう。

 

いろいろ考えて分かったことは、救済って難しい、ってこと。

どうするかは、やっぱり当人に選んでほしいと思う。

もちろん、全ての情報を開示して、じっくり考える時間をとっての話だけど。

 

差し迫った問題は二つだ。

 

一つ、マミの契約時期が、場合によってはそろそろだということ。

マミが契約したのがいつかはわからないけど、四年後の段階であの強さなら、多分二、三年の月日を魔法少女として過ごしているはず。

 

三年より長い場合、私が三年生のうちに契約は起こる。

つまり今年だ。

 

それに付随する形で、問題二つ目。

 

私、これから高校受験しないといけない・・・。

朝お母さんにお叱りを受けた時、言われた中にあったんだよね。

 

もう受験なんだから、遊び惚けてないで真面目に勉強しなさい、って・・・。

 

マミを探して目を光らせながら、ついでに勉強?

 

それは、キッツいなぁ・・・。

 




すがメモ

すがめの見た目
さやかに似てるけどちょっと大人しそうな顔。
さやかより少し長い髪。後ろ髪はさやかと同じように斜めにカットされている。
髪色はさやかより若干濃い水色。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。