そして票が多いと予想していた青セイバーがまさかの0。
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あぁー勝ったのか。いくらセシリアが慢心していたとはいえ初心者が代表候補生に勝つことは大変難儀なことである。
慢心とは僕が思うに思ってはいけないことでどんなに強者でも弱者に足元をすくわれることはあるのだからしてはいけない。今回はその相手の慢心を利用したわけだ。
セシリアはどうせ初心者が熟練者であり代表候補生である自分が負けるわけがないとたかをくくっていたのだろう。ーーーだから負けたのだ。
恐らくは自分の番ではそんな慢心は捨てているだろう。ーーーそのほうが嬉しいのだが。ーーー さぁ戦うとしますかね。
「鬼狩、最強の剣の担い手としてやつに強さを見せてやれ。ーーー殺すなよ」
「いや僕は最強の剣の担い手ではないのだが」
そう僕はまだ未熟者だ。なぜなら三十年近く前からの約束を、爺様との約束を果たしていないのだから。今だに見つからないのだ。なぜ僕が剣を振るうのか。
「全く本当に最強ってのがわからんか。まぁいいいってこい」
千冬から戦ってこいとGOサインが出た。ーーーさぁ戦おう。
「次はイギリス代表候補生、セシリアオルコットVS魔法使い、鬼狩識の対戦です」
どこからか機械的な音声が聞こえ試合が始まる時間を僕に教えてくれる。
僕が入ると、会場からは様々な声が聞こえる。
「魔法なんてあるわけがないのよ」
「生身の男性が勝てるわけないじゃない」
「さっきのもセシリアさんの奢りがあったからでしょ。今度は負けないわよ」
そう僕に対して否定的でつまらない声が聞こえる。ーーーあぁどうしてこの世界はこうなってしまったのだろう。
宇宙開発のための「IS」が女性の地位のための「IS」にしか見えない世の中なんてどうにかしている。
その声に答えて今、僕があいつをーーーセシリアオルコットを倒そう。
「オルコットさんこんにちは今からの試合楽しみにしているよ」
「逃げずに来ましたわね。さっきは慢心で負けてしまいその事を一夏さんに教わりましたが、今度はそうはいきません!!」
これは一夏に惚れてるな。ーーーなんであいつはこんなにフラグ立てられるんだ。
「僕はね負けないよ」
そう自分に自己暗示し「IS」と戦う恐怖心を無くす。
「それでは開始です」
そのとき機械的な音声が試合の開始を僕達二人に伝える。
応援は明らかにオルコットのほうが多いであろう。だが僕はそんな偏見的な奴には負ける気がしない。
そして僕はいつもどおり回路を動かすキーを放つ
「創造」
僕の周りに四つの結晶が浮かび上がり輝きを増す。ーーーそうあの爺さんの代名詞、「万華鏡」のように。
そして周りが騒めく。そりゃ初めて魔術をみたらおどろくだろう。
「浮かべ」
その一工程で結晶は回転を始め、僕の身体を空中に浮かす。
僕が空中に上がるとオルコットはライフルを構え迎撃してくる。ーーー実弾か。なら
「ーーー鷹月」
自分の指を銃のようにして風の弾丸を放ち、飛んできた実弾を全て爆発させる。
「いったいなにが起きてますの? 」
さすがになにも見えないのに実弾が爆発したら驚くだろう。
「オルコット。僕はこの社会に不満が沢山あるんだ」
「ーーーえっ」
さすがに唐突なかけ言葉は相手を驚かせたようだ。
「だってさおかしいだろ。元々「開発」が目的なのにさ「兵器」なんて」
「ISはスポーツ目的ですわ」
そう確かに名目上はスポーツとなっているだろうがこれはスポーツなんてものじゃないこれは簡単に人を殺められる兵器だ。
「だってさこれ簡単に人殺せるよ。じゃあさ一般人はさISにある「絶対防御」なんてあるの?ーーーないよね?、もしさこれ街を巻き込んで戦闘したらどうなるかわかる?」
「そっそんなことありませんわ」
オルコットはおどおどしている。あり得ないと信じたいことを彼は説いているのだから。
「そんなことないって言えないでしょ。それにこれをつくったのは「女性」だけが作ったの?ーーー否、違うでしょ。だって知り合いに「男性」でISを作っている人がいるし」
そうあの一本だけ髪の毛が赤い糸ミミズを沸騰させてしまう髪の毛の持ち主だ。
「男性の協力なしで作れないものに乗っておいてこの風潮はなんだ⁈。おかしいとおもわないないのか?ーーーおもわないんだろうな。お前みたいな奴にはーーーこんな風潮無くなるべきだ。ISに乗れるのは「女性」だけだから優遇する。知るか。「男性」だってなそのISをつくるのに魂こめてるんだよ‼」
「なっ空想ごとばかりで馬鹿らしくなってしまいますわ⁉いいでしょう。このセシリアオルコットが「女性」の強さを見せつけてやりますわ」
そういいピットを六機を識に集中させるのではなく逃げ道をあらかじめ予測しその方向に打つという戦法だ。
普通の相手ならそれでいいのであろうが相手は世界一、剣に愛された青年だ。
これくらいで負けるどうりはない。
「創造」
そういい識は刀をいくつかあらゆる方向に投げ。ビームを防ぎそして
「啄木鳥月」
そういい刀に手を触れるーーーそのとき刀は爆発を起こした。
それも一度だけではなくカラクリのように連鎖的にだ。
オルコットはダメージを受けなかったがその代わり識を見失ってしまった。
「どこにいますの⁈」
オルコットは周りを探すが見つからない
だがーーー煙が晴れた瞬間識はそこにいた。
一振りの剣を構えてこちらを伺っている。
刀にはどうやら何かが仕込まれているように見えとても不吉な予感がする。
「鬼狩式剣術ーーー乱れ桜」
突然、識がオルコットに攻撃してきてオルコットは余りの早さに驚く。
「くっ......」
そう超高速に動き微弱ずつだがオルコットのシールドエネルギーを削って行く。
このままでは埒があかない。
そうおもいオルコットは四方八方とは言わないもののできる限り全体的にうち動ける範囲を減らし狙いを定めて愛用のライフルで攻撃を行うがそんな子供騙しは識に通用しなかった。
「面白いがそれじゃエネルギー喰ってるだけだね。なら霊龍。魔力解放」
すると剣の周りからは暴風が発生しそれをオルコットに向かって振るうと風の刃がオルコットにダメージを与えた。その大きさは激しく残り少ないギリギリ二桁というくらいだ。
「じゃあ終わりにしよう。創造乱射三十五層」
そういうとオルコットのまわりにはーーー剣、剣、剣、剣、剣、剣、剣、そうまさに八方ふさがりとはこのことだ。
そして剣はオルコットに向かって発射されいくつも刺さるが、オルコットのシールドエネルギーはまだ0にはなっていない。まだライフルの玉もあるしピットもあと二機残っている。
「まだシールドエネルギーはのこってましてよ」
そしてまたもやライフルを構え迎撃する。まったく馬鹿の一つ覚えとはこのことかもしれない。
「まさかこれ使う相手にぴったりとは思わなかったよ。そしてよく耐えた。ーーー鳳月」
そういい識は手を広げ片手を片手で抑える形になっている。
ヒューと、風が吹き汗を吹き飛ばしてくるが、その風は段々と大きくなりながらも、風速を順調に強め、オルコットに襲いかかりそしてシールドエネルギーは0になった。
そしてまた機械的な音声が聞こえ「勝者、鬼狩識」とこの戦いの勝者が鬼狩識であることを再任させる