~IS~飛翔風景~   作:メザシ

30 / 44
第二十三話 幼馴染との再会

 

 

そしてホームルームの開始に気づかない鈴とかいうやつと一夏は

みごとに千冬の出席簿の餌食となり鈴は恨めしそうに帰って行った。

 

そんなこんなで昼食だ。僕は皆が食堂に行って食べに行っている隙を見計らって自分で作った弁当を食うのが日常なのだがそんな日常は一夏によってぶち壊された。まぁ理由としては一夏に何故オルコットと箒が起こっているのか理解することが出来ずそのうえに逆恨みといってはなんだが、鈴のあの恨めしそうに帰って行ったのがどうやら恐ろしく感じたようで心細いということらしい。まぁ断るというてもあったのだがいかんせんオルコットと千冬に山田先生に許可をとったといっても一夏の

了承を得ずに「無理やり」クラス代表にしたこともありこのままだと僕は魔術師の原則である「等価交換」を守ることが出来ないのだ。僕だって魔法使いの前に一端の魔術師でもあるのだから基本的に「等価交換」は守るべきと思っている。けっしてこれは自分が思っているだけとか心の贅肉とかではない。

 

さて食堂についた。僕は食堂に来るのは朝だけなので昼の食堂に来るのは初めてだ。

さすがに早朝と違ってまぁ現代女子高生の会話が朝の静けさを海に表すと朝は波が無く、昼の食堂は波も高く潮の流れも速い嵐の日のような荒海だ。

僕は学校の教室程度の五月蝿さならいいのだが、さすがに嵐の日の荒海の

ような五月蝿さにはさすがに堪える。しかも僕が食堂に入った瞬間に女子の視線が僕にロックオンしている。ーーーまるで周りからガンドを射出成型される瞬間のような感じがし、そうとう寒気を感じる。この子達は天然でガンドを打つ能力でもあるのかと現実逃避してしまう。

 

一夏達を見つけるのは比較的簡単だった。なんせ一人だけ周りと比べてガタイがよく髪が短い奴がいるからだ。僕としては一夏を巡っての恋戦争に巻き込まれるのは大変ごめんなのだが「等価交換」のことや鈴とかいうやつの事件を言わなくてはならないためそんな訳にはいかないのだ。ーーーまったくついてないな。

 

「識兄きてくれたんだ」

 

近寄って来る一夏と僕を周りから舐めるような視線を感じておりせなかには冷汗が流れる。いったい僕らをどんな目でみてるんだよ。そしてこっそり魔術で眼を強化し周りの女子の顔をみて見ると一部にハァハァいっている変態がいた。自分はとりあえず見なかったことにすることを決めみたということを「再認」しないようにした。けっして「夏のコミケのネタはこれだ」とか「一夏君が攻めかな」とかは決して聞いていない。決してベーコンレタスなんて単語聞いていない。

 

「仕方ないだろ。これも「等価交換」なんだから。まもらないとな。ーーーハァ......」

 

「そうなんだ。まぁ俺としたら識兄がいたほうが心強いからな」

 

「さっさと弁当ならさっさと食いここで買うならさっさと買ってこい。ここに余り長い間いたくない」

 

「わかった」

 

そういい一夏は売り場に向かった。僕は少しの間暇なので席とりでもしておこう。人数を考えると僕、一夏、箒、オルコット、そして鈴とかいうやつの五人なのでなるべく広い場所を見つけそこに座った。五人が来るまでに昼食を食ってもいいのだが気まずいうえに視線を僕だけ受けるというのは辛すぎるため読書でもしておこう。

 

僕が三十ページくらい読み終えると四人が来た。ここの食堂はたくさんの外国人に対応するためにたくさんの国の郷土料理などが置いてある。そのため一夏と箒は鮭定食、セシリアはカルボナーラ、そして鈴はラーメンといった具合になっている。

 

「なんであんたがいんのよ‼」

 

そういきなり僕に罵声を浴びせて来たのは鈴だ。まぁこの「一夏争奪♥ドキドキ恋戦争」といかにもテレビ番組にできそうな題名が浮かぶ機会に僕のような部外者がいるのは確かに変に思うのはわかる。

 

「まぁ一夏に中国で僕がやってしまった事件を詳しく話さなければならなくなってね。丁度昼食だから仕方なく食堂に来た訳」

 

「ふーん」

 

どうやらこのちびっこは納得してくれたようだ。

 

「じゃあ話していいか」

 

「頼む」

 

そうして僕はあの中国で起こしてしまった事件について語り始めた。

 

「あれはだいたい一年前のことだ。ま僕が世界を回ったことは前回話したと思うから飛ばすよ。ーーーそうあれは一年前の冬の出来事だ。僕は欧州のIS訓練所を渡りきりついに念願の日本が所属している東アジアついた時だ。なんの気まぐれか青ねえとゼル爺、ーーーまぁ僕の師匠?みたいな奴だと思ってくれるといい、が「月餅が食べたい」とぬかしてな。そのうえに「丁度IS訓練所が近いんだからちょっといってこーい」って投げ飛ばされてね。後は鈴が知っている通りだ。その頃に僕は代表までならちょっと有利に戦えるようになってねまぁ中国IS訓練所に居た候補生達をちょっとばかり自分の恨みを発散するかのようにやりすぎてしまってね。まぁそれが真相だ」

 

そう僕は自分の弁当を開けて食べ始める。何故か周りの箸は止まっており皆少し震えている。ーーーどうしてだろう?

 

「改めて識さんの恐ろしさを理解しましたわ」

 

「まぁ大体は予想がついていたけどここまでとは」

 

どうやら僕の評価は一気に下がったらしい。




投票はまだ受け付けていますのでもしよろしければどうやらしてください。

この駄文を見てくださりありがとうございました。またこの駄文をよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。