~IS~飛翔風景~   作:メザシ

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第二十四話襲撃

時は過ぎて今日はクラス対抗戦だ。なんか箒とかから聞いた話によるとどうやら一夏は中国ちびに毎日味噌汁のようなプロポーズのようなものをどうやらタダで奢ってくれると勘違いしており、現在、中国ちびはどうやら怒りがヤバイらしい。ーーー一夏、とりあえずいっぺんしんでこい。骨は拾ってやるから。嫌ね最近かつ一夏があんな鈍感になったのはあんたを目標にしたからだ‼」とか言われてさなぜにと思ったぞ。このたび生まれて四十八年一度もモテタことが無い。大事なことだから二度言うぞ。このたび生まれて四十八年一度もモテタことはない。四十八年ということは言わないで二十四年モテタことはないといったら周りから「流石一夏の目標、こんなこといってもここまでぶれないとは。逆に尊敬の敬意を評したくなる」って言われた。随分と酷い言われようだ。これだから女子は嫌なんだ。どうせ僕をからかいたいだけなんだろ? と目の前でいってやりたいが今のこの世界の「女尊男卑」の状態でもいくら魔法使いで世界で二番目の「IS操縦者」であろうと社会的に抹殺されてしまうことが目に見えている。

まぁ今回は僕は「戦闘者」ではなく「観客」だ細心の注意を払って刀は持っているけどまぁ大丈夫であろう。ーーさぁ一夏のフルボッコとは言わないものの「怒り」に任せて僕を笑わせてくれよ。「怒り」とは確かに「正常な思考」を停止し「本能」で戦うことに代わりはなくなってしまうが、そのかわり「本能」だからこその戦法をとることができる。ーーーつまりは「野良犬戦法」と呼ばれるものだ。普通の戦いならば正常な思考をしているため考えができているためある程度の対策はすることができるが「野良犬戦法」はただ何も考えずにがむしゃらに「怒り」に身を任せて戦うためあまり軌道を読むことができないのだ。ーーーまぁその反面「野良犬戦法」にはまともな作戦を考えないので攻撃が当たらないということもあるけどね。どうやら始まったようだ中国ちびのは「甲龍」とよばれる

肩に見えない球を打つ「衝撃砲」とよばれるものがある。ーーーまぁ考えは僕の「鷹月」と同じであろう。まさに「先手はもらった」と言いたいような速攻で一夏にダメージが通り、少し削れる。考えろよ一夏、あっちにはそこまで「怒り」のおかげで正常な思考をすることが出来ないのなら正常な思考を利用して勝つことを考えろ‼「零落白夜」の効果になんて頼るな‼ いくら「必殺の一撃」とはいえそれは諸刃の剣。「衝撃砲」がまだ見極めることが出来ない今はそれを使わずにただの剣で行え‼ そう思いながらも観戦する。ーーーほぅ考えたな突然の「加速」を利用することで相手の心理状態を一時的にとはいえ悪くすることで隙ができる。つまりは相手が動かない時間が少しだけ出来るわけだ。一夏の「零落白夜」はさっき説明したとおりの「必殺の一撃」当たれば勝つというなんともわかりやすいものだ。そうこれで勝ったと思ったーーーその時に「黒いIS」がアリーナに入ってきた。すると同時に僕の携帯電話に発信がきたというアイズが送られる。ーーー相手は現在逃走中の僕の親友である天災こと「篠ノ之束」だ。

 

「しーくん⁈ しーくん⁈ 早く出て......でたね。とりあえずそっちに「黒いIS」が三機ほどいっていると思うけど落ち着いて聞いたね。私の私の天災のラボがハッキングされて「宇宙開発用」に作っていた「黒いIS」名前は「ゴーレム」が操られちゃったの。お願い強さもいじられていて多分いっくんといっくんの知り合いでやっと一機で互角レベルだから‼ しかもそっちのシールドもLevelがいじられていて天災を持ってしても一日かかっちゃうかもしれない。だからその「魔眼」でいっくんたちを助けて」

 

「とりあえずはあれらはまだどこの「国」も開発に成功していない「無人機」なんだな?」

 

「うん‼ 天災だからこそ作れる「無人機」だよ」

 

「ならいい。ーーーつまりは「殺し」てもいいんだろう。コアごと「殺し」てもいいんだろ? なら話は早い。僕のこれで倒すよ。ーーーいいね君が作った「IS」を僕は殺すんだよ? 」

 

「ほかの人におもちゃにされるくらいなら「殺し」てあげて。束さんも「あの子ら」もそう思っているから」

 

「了解。それじゃあいってくるね」

 

「箒ちゃんやいっくん、ーーーそれにちーちゃん、かおちゃん、こーくんに宜しくいっておいて」

 

「わかった」

 

そういい僕は携帯電話の電源をOFFにした。僕は携帯電話の会話に集中していたため周りの変化に気づかなかったがやはりガヤガヤとしている。ーーーここは軍人志願の子達が集まる場所じゃないのかな? ーーー全くこれくらいで動揺しちゃってさ。あっ箒がこっちに走ってきた。

 

「ぜぇぜぇ識さん。謎のISがアリーナを襲ってきたので相談が」

 

「そのことは君の姉さんから聞いているよ。よろしくだってさ。それとこれ僕がアリーナに突撃したら投げてくれない? これは投げるという動作に反応するように作った「ルーンストーン」だから魔力がない君でも使うことができるから。ちなみに刻んだルーンは「エイワズ」意味は防御なんだ。頼めるね」

 

「えっ姉さんが。わかりました。こちらもよろしくと言っておいてください。でこれを投げればーーーって識さん⁈ いまアリーナのシールドがLevelが四なんですよ」

 

「大丈夫、大丈夫そんくらいは「殺す」から。じゃっ援護頼む」

 

そうして僕はそのままアリーナのシールド前に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むっ電話かこんな時にもしもし今はたてこん......識か? 」

 

「今大変なことになっているみたいだな。とりあえず束さんが作った「無人機」が暴走した。ーーーというよりはハッキングだな。そしてよろしくだってさ。だからさ僕はこれから一機は二人に任せる予定だけどあとの二機は僕が「殺す」から心配しないで」

 

「っておい「殺す」ということはあれを使うのか? 「絶対防御」さえも「殺し」てしまう力をあと奴には首を洗って待っていろ。とでもいっておけ。ーーー鬼狩、いや識、無茶はするな。これは学園教師としても個人的な意見でもある」

 

「わかってるよ。これくらいで死ぬようならあの二人の訓練に耐えられないよ。じゃあいってくる」

 

僕は皆からプレゼントされた黒皮のジャンバーを羽織って向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周りはまるで何をしにきたといいたいような視線で僕を見てきた。一夏が頑張っているのにあんたはなんもやんないのかといいたげな。君らも軍人志願しているようなものなのだからハッキングのハのじでもしてみろっていいたいくらいだ。ーーー実際先輩方は今丁度ハッキングしているらしいし。こっちはドアは閉められており開かないじょうたいになっていた。だがそんな開かないドアなんて僕には意味がない。僕は一度眼を閉じ「見る」から「視る」に変化させる。僕の眼はいつもなら黒眼だが、現在は青色をしている。ーーーそう八年前に手にした「直死の魔眼」だ。これならたやすい

 

「ーーー創造」

 

僕は手ごろな刀を作り出しドアを「殺し」た。ガラガラガラとドアが崩れ落ちその空いたドアに生徒たちが駆け込んでくる。ーーーまるで危険から一目散に逃げ出したいかのように。何度も思うがここは本当に軍人志願の子達が集まる学園なのか?

これくらいの危険は皆で協力して打破するべきではないのであろうか? いったいどれだけ「IS」は「危険」か、そして「残酷」かわかっていないのであろうか? この世界の子達は本当に「IS」を兵器として見ているのか?ーーー否、見ていないのであろう。皆は口を揃えて「スポーツ」という甘い答えを出すのであろう。ーーーだがこれは決して「スポーツ」なんかじゃない。立派で残酷で危険な「兵器」だ。だからこその今のこの風潮「女尊男卑」なのだから。

本当に彼女らは「兵器」ではなく「ファッション」として見ているのではないのか? ーーーあぁなんて歪んだ世界。

 

僕はシールドの死の線を視る。何本も絡まっており、切りやすいようだ。ふんこれくらいでLevelが四ならくだらない。ーーーせめて「ブシャリ」でも仕込んで死の線を薄くするような努力でもすることだな。

 

「ーーーふん」

 

僕は剣を振るった。限りなく高速な剣を。ーーーイメージは翡翠が魚を取るような感じだ。すると今までアリーナとここを切断していたシールドが「殺され」、跡形もなく無くなってしまった。見るところ三機のISのうち一機を一夏と鳳が止めているようで二機をボロボロになりながらもオルコットが止めていた。ーーーさぁ殺しあおう。

 

「箒‼ 今だ投げろ‼」

 

すると箒は僕が渡したルーンストーン計三十個をオルコットのほうに投げ飛ばし一時的にだがオルコットの周りには結界が敷かれる。

二機のISが放った弾丸を全てはじき返し結界は徐々に崩れていく。ーーーそうだな砂で作ったお城が崩れていくような感じだ。

 

「今まで良くやった三人とも、オルコットは一夏達に合流、箒は安全なところからの一夏達へのISの攻撃を教えろ‼ あとの二機は僕が「殺す」から安心しろ‼ 」

 

「ちょ......識さん? 何を? 相手はISですのよ? 」

 

「心配ないよ。僕なら」

 

そういい僕はオルコットに眼を向ける。そうして向けた眼はオルコットからは青く、ーーーそして冷たい色をしていた。眼を見た瞬間オルコットは身震いをした。殺される、殺される、殺される、殺されると何度も何度も殺されるという単語が頭の中を駆け巡った。

オルコットはその眼の視線から逃げたいようにして一夏達へ加勢にいった。

 

「ーーーさぁ殺しあおう、無人機ならこれを使うのに容赦無くやれるからな」

 

二機のISが同時に腕のブレードを識に向かって腕を振り上げ、そして識を切断しようとする。普通ならこれでただの人なら魚の干物みたいに三枚下ろしになっていたのだろう。だがこの青年はただの人ではない。

 

「ーーー創造」

 

そういい青年の手には日本刀が握られそれを二機のISの腕に向かって斬りつけた。普通の人がこの剣をふるったならば、ISの装甲に傷一つつけることも叶わなくそのまま切られてしまうのであろう。だがこの青年が放った一撃で二機のISの腕がポトリと落ちてしまった。そうまるでとても鋭い何かでバターを切るような感じだ。

 

「ーーー死が僕の前に立つんじゃない‼ 消えろ‼ 」

 

黒いISはまだ切られていない腕からビームを発射するが識の「玉弾き」にはそれさえも弾かれてしまう。ビームを何度も何度も何度も何度も何度も打つが全て識の「玉弾き」に弾かれてしまう。ーーあぁなんて悲しいことなのだろう。これでは強くしたISが弱く見えてしまう。それほどこの八年で識は二人の師匠にきたえられたのだ。

黒皮のジャンバーが識の動きに合わせて揺れ動く。ーーーまるで波のように。

 

ビームを弾きながらも識は二機のISに向かっていく。方向が違うビームも同時に「玉弾き」の概念によって切り裂かれていく。そして二機のISは空に「浮かんだ」。識というとんでもない魔法使いでさえ「飛行」という魔術は行えず、それも魔法級と呼ばれるクラスのものは持ち合わせてはいない。ーーーだが「記憶欠片」で浮かぶことができるので相手のISに合わせて「浮かぶ」ことはできるので、一方的な「殺し合い」は変化しない。ーーーそして浮かび上がったISは丁度識の目の前に二機共現れ左右に移動し同時にビームを放とうとする。だが識に伸ばした腕はビームを放つ前に「殺さ」れ、そのまま地面に落ちてしまった。そして僕は二機のISのコアがあると思えるところを一回転して「殺した」。するとまるで操り人形の糸がきれたかのように地面に落ちてしまった。

 

「ーーーまぁ一夏たちならやれるだろ。僕の役割は終わった。帰るかな」

 

僕は携帯電話を取り出し千冬に電話をかける。

 

「千冬、とりあえず二機のISは「殺し」たから。多分完全にコアは死んでると思うよ。パーツどりも殆ど出来ないし廃棄処理したほうがいいかもね。ということで僕は自分の部屋に戻るとするよ」

 

「そうか。見ていかないんだな。まぁあの人数で一機やれなかったら怒るところだからな。まぁその「眼」を使ったのだから多少はお前でも疲れるだろう。さっさと休め。じゃあ私は事故処理をしてくる」

 

「了解」

 

そういい僕は携帯電話の電源をきり自分の部屋に戻った。

 

 

僕の部屋は突き当たりにあたるのでこの「眼」をまともに使うと体力が少々とはいえ削れてしまう。さっさと布団にダイブしたいところだ。僕は自分の部屋の扉の前に着いたが目の前には水色の髪の色をした一人の少女がいた。

 

 

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