僕の目の前にはなんか水色の髪の色をした一人の少女がいるのだ。はっきりいってしまうと「大変」、それもと て も 「大変」だ。明らかに僕の胃のSAN値を大きく削る人物であるということは間違いないと思った方がいいのだろう。僕はとりあえずこの「眼」と「玉弾き」を使用したため体力が少々削れているためはやく休みたいのだ。ーーーにしてもこの少女とは何処かであったような気がするのは気のせいであろうか? そうだな、うーん......四年前? 三年前? ーーーいやおそらくは一年前のアジアとして中国はあのチビだし、日本では全国回ったくらいで戦った記憶があるのは香くらいだし、ーーーじゃあロシアかな。そうだロシアだ!あーわかったあれだ僕がこの「眼」を使わずに代表と少し上の実力で戦えるか試した時に戦った相手だ。つまりはロシアのところの代表ということだ。ーーー名前は確かーーー
「その顔はどうやら思い出したった顔ね? 」
「僕としては余り関わりたくないんだけどね。「ロシア代表」でありこの「IS学園」の生徒会長様でもある更式楯無さん」
そう僕は一年前にロシアを訪れている。ヨーロッパからアジアに向かう時に丁度ヨーロッパとアジアをまたにかけるロシアから行こうということになって向かったのだ。まぁあれだ。その時にうっかりIS訓練しているところを発見してね。中国やドイツ、イギリスのときと同じように投げ込まれたんだ。流石に代表相手と代表候補の相手をするのは苦戦をしいられ、代表候補はさっさと「創造工程三重五層連続射出」でぶっ倒し、あとは代表ーーー更式楯無との戦いになった。相手は水のヴェールのようなものをまとっていて、武器もまた水の槍のようなものであった。水の槍のようなものはとても厄介で、僕に一時的にとはいえこの「眼」を使わされることになった。いやねこの眼を使うことになるとは予想していなかった当時の僕は改めてこの兵器にしか思えないスポーツ専用(笑)の強さと幼馴染である束の凄さを実感したんだっけかな。
「私としては集められる情報が少し少なくて驚いているの。ーーー鬼狩識、性別は女性に間違われることもたたあるが男性であることは確定している。歳は二十四。ーーーだが四年間、船の事故のせいと思われる原因不明の昏睡していたため精神的には二十である。身長は190センチと高く体重は六十と痩せ目である。家族構成は姉が一人と夫妻がいる。現在十六年間世界武術トーナメントで世界最強を誇っている「鬼狩道場」の師範代であり、近々館長に就任することがわかっている。実力は八歳の頃から圧倒的な強さで敵を蹴散らし昏睡していた四年間を除いて優勝に輝いている。今年の世界武術トーナメントでの優勝が期待されている。そして「魔法使い」と呼ばれる異能がありISとの戦闘と互角に戦うという化け物じみた強さをもっておりIS委員会では第一危険人物に登録されている。ーーーこれくらいかな」
「随分と僕のことを調べているようだね。ーーーもったいない。その調べている時間が他のことに使えるかもしれないのに」
「ーーーそうね。でもこれが「私」の仕事だから仕方ないのよ。前にロシアでの戦闘の時はだいぶ世話になったからそれで少し興味が湧いてね。ーーー質問するわ。ーーーそのISを完膚なきまでに叩き潰したその力はなに? 戦闘を見ていたら貴方の眼が冷たい青色になっていたから」
「ーーーそれは随分と見られているもので。そうだねあまりこの「眼」のことは言いたくないんだがそこまで僕の個人情報をいわれてはあとが怖いからね。もし他の人に言わないのならいってもいいよ」
「分かったわ。ーーーじゃあ説明してもらえる? 」
「了解。この眼はね「直死の魔眼」という魔眼の類のものなんだ。別名は「バロールの眼」って僕は呼んでるよ。ーーー万物には全てに壊れる時が決まっているんだ。ーーーこれを「死期」っていうんだ。簡単に説明すればどんなに硬くそして壊れなそうなものでも「死期」というものが内包されている。そうだな終わる瞬間が決まっている「運命」みたいなものかな。僕にはそれが線と点で視えてしまうんだ。「見える」ではなくて「視える」なんだ。この線を「死の線」と「死の点」っていうんだ。「死の線」は存在の死に易いラインを表し、線をなぞり断てば対象がどんなに強靭であろうと切断されるからまぁ今回みたいに襲ってきた通常では刀では切ることの出来ないISを切ることができたんだ。「死の点」は死の線の源であり、寿命そのもの。死の点を突かれた存在は死ぬ。まぁつまり点をつくと寿命そのものを破壊するようなものだから簡単に死んでしまうわけだ。いいかたを変えれば生きているのなら神様も殺せると思うよ」
「貴方はつまり「無人機」ということを何処かで知る。ーーーそうね貴方は確かISの生みの親である「篠ノ之束」と幼馴染だったわね。束博士から聞いたのかしら?
そして人を殺すということはないからその「直死の魔眼」というものを使ったってことで解釈してもいいのかしら? 」
「そう思ってくれていいよ。ーーー人を殺すなんてことは必要最低限ですみたいしね。といってもまだ一人も殺してないんだけどね。さぁて話しは終わりだ。さっさとそこの扉から退いてくれ。僕はこの眼を本格的に少しでも使うと疲れるんだ。ーーーさっさと休みたい。布団にダイブしたい。だから退いてくれ‼ 」
「おねーさんが一緒に添い寝してあげてもいいけどどう? 」
「そんなのお断りだ余計疲れるじゃないか。それに僕の方が歳上だからおねーさんじゃないぞお前。言ってしまえば僕の方がおにーさんと呼ばれてもいい歳なんだがな。まぁ呼ばれると寒気がするから呼ばないでくれるとありがたいがーーーというわけだ。さっさと退いてくれ」
「I☆YA☆YO 」
「全く......。仕方ない。用務員室でも借りて寝に行くかな。ということでこないでくれよ」
そういうと識は自分の部屋の扉から離れていくが楯無は識に絡みつき識が逃げないようにしていた。
「ーーーHA☆NA☆SE。僕の身体的疲労で疲れているのに精神的疲労まで追加する気かこのやろう。このままだと僕の胃のSAN値がゼロになって発狂状態になってしまうじゃないか」
「発狂状態になればいいじゃない。そして私を襲えばいいじゃない」
「ーーーそれは暴力的な意味か?ーーーそれとも性的な意味か? 」
そう言葉が聞こえた。この声は昔から何度も聞いている「織斑千冬」の声だということがわかった。その時、楯無は身震いし逃走を試みるが楯無の首根っこに手が伸び楯無を捉えていた。
「答えろどっちの意味だ? 」
そうとう千冬は怒っているらしく
千冬の背中からはどうやら阿修羅が出ているような気さえした。おそらくは楯無は今、返答しだいで殺される、殺される、殺される、殺される、殺される、殺されると思っているだろう。そう今の千冬にはまるで「直死の魔眼」で楯無の死の線を視ているかのような感じだ。
「その......ええと......」
「まぁいい。識、こいつを少し借りていくがいいか」
「どーぞ。逆に持って行ってくれその色欲野郎を。できれば返却は無しの方向で」
「わかった。いくぞ」
「助けてぇ......絶対に死ぬ、死ぬ......」
そうして楯無は千冬にひきづられて何処かへ連れていかれた。
僕は邪魔者がいなくなった自分の部屋の扉を開け、敷いてあった布団にダイブした。いったい誰が束のラボをハッキングし無人機を送り込んだのだろうか? 束のラボのセキュリティはそうとう高いはずだ。それを突破できるということは相手は相当な実利だと判断してもいいと思った。そんなことを思い浮かべながら僕は睡魔にいわれるまま睡眠した。
場所は変わり篠ノ之束のラボ「吾輩は猫である名前はまだない」
現在、束はあるISの設計を友人であり同じ科学者である友人、多々良光」と独自のネットワークを通して通信をしながら制作している。妹の専用機になるはずの「紅椿」はすでに完成しており、あとは箒に渡す作業のみとなっている。そうこれは鬼狩識の専用機の設計をしているのだ。自分の「愛する人」が他人が作ったISには乗って欲しくなく、それ以前にそのISが鬼狩識の動きを束縛してしまう確率のほうが高いからだ。
「うーんこの装甲を薄く、ーーーそして硬くできないかな? こーくん? なるべく人に近づけたいからね」
「そうだなぁとりあえずは識の魔力がこもった宝石をベースにするとしてあとは装甲か。ーーー識に硬いエーテルを創れないか聞いてみるよ。ーーー問題は聖遺物だな」
ーーー聖遺物、聖遺物は英霊を呼び出す際に使う、その英雄に縁のある品つまりは今回、識に渡すISは英霊の力を借りることになるタイプだ。私の神様転生チートである「機械知識及び機械作業のチート化」と篠ノ之束の頭脳が無ければ作ることのできないISだ。現在手に入りそうな聖遺物は「殺生石」の欠片と思われるものと「黄金劇場」の破片と思われるものと「円卓の欠片」と思われるものだ。どうやら魔術がなくても聖遺物自体はあるようでそれがTYPEMOON世界と違って価値が出ないのがこの世界だ。いってしまえばこの世界にとっての聖遺物はオカルトグッズのようなものである。聖遺物と識の魔力がこもった宝石をベースとしたエーテルの鎧を作成しそれを英霊の座に簡易的に繋がるようにしあとは識の魔法である「根源の渦への接続及びゼロからの物質の創造」をおこなってもらい、英霊の人格を作成する。そして身体は電子体としてISに流れ込み、実質肉体での戦闘とあまり変わらぬ強さを振るうことができるようにするのが今回の目的だ。さてと電子体にするプログラムは完成したのであとは装甲を作るだけだ。さっき連絡をとったところどうやら硬いエーテルは作れるらしく、明日には指定の場所に置いておくらしい。ーーー今日はあの「眼」を本格的に使い疲れているのに助けてくれるのはありがたい。ーーー私はそんな戦闘技能はないので識には悪いが荒業は全てまかせることにしよう。そう思いながらも私は眠気覚ましであるブラックコーヒーを飲みながら識に作ってもらった硬いエーテルと識の魔力がこもった宝石をベースとした装甲の設計を束と始めた
ーーーいったいいつから光君がチートがないと思っていた?
ついに光君の活躍です。