~IS~飛翔風景~   作:メザシ

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第三十二話 朝食と作戦

僕は目を覚ました。窓の角度がちょうど良く朝日を僕に当たり、目を覚まさせるエンジンの石油になる。窓を開けると、そよ風が部屋に満遍なく入ってきて、目を覚ます歯車に、オイルを指すような感じだ。周りを見回すと僕と光のみになっており、他の三人は帰ったようだ。

 

時刻は現在、午前五時、ちょうど良いくらいに起きたようだ。光はまだ眠っているようで寝息をたてている。一部だけ赤い髪の毛がゆらゆらとゆれミミズを思わせる。

 

さっさと目覚まし代わりにコーヒーを作るためにコーヒーメイカにスイッチを入れる。豆の種類はイタリアン ローストという強い苦味を持つコーヒーになる豆だ。光の好みについては一切知らん。その間に昨日は料理に手間をかけたので朝は簡単にする。久しぶりに洋食が食べたくなったのでフレンチトーストとベーコンエッグ、それとオニオンスープにすることにした。昨日の料理と比べるとえらく手を抜いているが別に昨日の料理に手間をかけまくっただけでそこまで手を抜いていないと思う。

 

今回はすぐに朝食の準備をすることが出来た。やはり朝食はこれくらい軽いのがちょうどいいのだろう。

 

光の布団の方を見てみるとどうやら今起きたようだ。眼を擦っており、気だるそうにしている。

 

「識おはよう......他の三人は帰ったようだな」

 

「そうみたいだね。朝食の用意が済んだからさっさと食べようか」

 

「そうだな......」

 

光は手を伸ばし、起き上がる。少し眠そうだがそれもほんの僅かなことだろう。

 

 

 

 

 

現在、朝食を僕らは食べている。量は少ないが、おかわりするので結局は量は多くなる。現在、光はフレンチトーストを四枚目を食している。僕は三枚目を食べ終わり、食器を片付けている。

 

「そういえばこれから光はどうするんだ? 研究するのに時間は必要だろ? だったら昨日帰っているんじゃないのかな? 」

 

「そのことか、まぁお前のISである「セイバー・ブライト」の調整とか日々の成長の記録を直に見たくてな。しばらくの仕事はシャットアウトした」

 

「仕事をシャットアウトしていいのか? 取材とかいろいろあるだろ? 」

 

「取材なんてこっちはやりたくないんだ。ーーーまぁな世間的に「女性に逆らうとろくなことにならない」っていうのが定着しているからな。......それを利用して記者どもは女性にインタビューさせに来やがるから逃げることが叶わないんだ......ーーーなんて悲しいことかな。まぁつまりはこの「鬼狩識のISーーー「セイバー・ブライト」の調整及び日々の成長を直に見ることはそれを断るいい口実になるんだ。ーーーここは「どんな法にも適応しない」っていう特権があるからな。迂闊に記者どもはここに入れないということだ」

 

「ーーーつまりは建前ってことだね。ーーーでどこに居座るんだい? 」

 

「ああそのことか。ここは転校生が「住む」らしいから使えないらしくてな......運良く教師用の寮の一室を借りることが出来たんだ。そこに居座る気でいるが」

 

「転校生ってなにさ⁈ 僕知らないんだけど? なんで光知ってるの? 」

 

「そのことは職員室に教師用の寮の一室を借りるときの申請のときに丁度そのことを知ったからだ。ーーーまぁ頑張れや。ここを日本式の部屋に模様替えしたんだからそれくらいは我慢してもらえっていう内容だったな......」

 

「ーーー全く......食材をまた貰いに行く羽目になったじゃないか......で、その転校生さんは誰なんだ? 」

 

「残念ながらその部分は聞くことが出来なかった。すまない」

 

光の表情を見ているととりあえず知らないということが嘘だということくらいは理解できる。ーーー何を面白がってんだか......まぁ転校生さんは外人だったらとりあえず日本式の部屋ということを理解してもらって、ベットではなく布団で寝てもらうことを了承してもらうしかないな......全く、次々と面倒ごとを持ってきやがって......酒も悠長に飲めなくなったじゃないか。同居人に気を使うっては僕は苦手なんだぞ。中学の時だってお前ら以外と話してなかったし。ーーーあれ? 僕ってコミュ障? いやいやそれはない。とにかく同居人にここに居座ってもらうのは構わないがあまり変なやつは困る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光side

 

全く......あのシャルロット・デュノアーーー否、シャルル・デュノアが今日から識と同室になるということをたまたま職員室で聞いてしまったのだ。職員室に教師用の寮の一室を借りる申請をし、それを千冬に渡しに行ったときにだ。まず、彼ーーー否、彼女、シャルル・デュノアを救いたいと私は思っている。原作では甘ったるい鳥の籠で余り描写されていなかったが、「この世界」ではちゃんとシャルル・デュノアを救ってやりたいと思う。ーーーそのためには識の力が必要だ。偶然、第二魔法という奇跡中の奇跡を起こし、「TYPE-MOON世界」から「このインフィニットストラトスの世界」にやってきた「第一魔法の担いて」であり「こっちの世界」でも散々「宇宙戦艦」やら「人間ミサイルランチャー」やら言われていた識の師匠の内の片方であり、「第五魔法の担いて」である「蒼崎青子」や二時創作に便利な人で「TYPE-MOON」でトップであり「万華鏡」や「宝石爺」やら言われている識の師匠のもう片方であり「第二魔法の担いて」である「キシュアゼルレッチシュバインオーグ」の弟子である「この世界」の「主人公」であろう「鬼狩識」という人物にだ。

 

実力はもうしぶんないほどあり、「パワーインフレ」を起こしている張本人だ。ーーーまぁ現在の実力は魔法や魔術を使えば「国家代表」レベルのISよりも少し上と言ったところだ。ーーー無論、一撃で「殺す」、「直死の魔眼」を使わないでの戦闘だが。

 

僕の権力と技術を盾にデュノア社にシャルル・デュノアのことを問い詰めるのは簡単だがそれだと「日本」と「フランス」の仲が悪くなり、更に「他の国」がこのことを利用して「鬼狩識の魔術及び魔法の情報提供」を迫られても文句が言えなくなってしまうのだ。

それゆえに「鬼狩識」という人物はこの「シャルル・デュノアを救う」という事柄にとって重要な鍵なのだ。

 

とにかく彼女を救うには僕だけの実力では足りない。識は勿論、千冬などの力も必要だ。束はどうせ手伝ってはくれないだろうが、もしこのことが「面白い」と思ってくれたら手伝ってくれるということが万が一あるのだ。ーーー全く......人一人を救うのに一体どれだけの力が必要だというのだ。まぁまだ時間はある。もう少しより効率的で効果的な作戦を考えるとするかな.......

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ私はIS実習まで軽めの仕事とお前のISのデータでも解析しておくよ。確か現在の形状は赤い宝石のネックレスだったな」

 

「まぁそうだな。よくあるパターンだな。現在の同調率は15%といったところだなあとは小数点で切り捨ててある」

 

「そうか......じゃあお前は学業にでも励んできな。ーーーじゃあ」

 

光は一つのトランクケースを手に取り扉を開け識の部屋から立ち去った。そして識も今日の授業の用意をして教室に向かった。現在時刻は七時、授業までにもう少しあるが早めにいってみてもいいだろう。

 

そうして識も鞄を手に持ち、自分の部屋から立ち去った。

 




あれ?予定ではラウラ登場回だったのにそこまで行けてないだと⁉
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