ーーーそうあれは五年前の出来事
2004年、四月 僕は魔法を発動させた
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五年前 鬼狩家本家
その日僕は里帰りをしていた。
両親も親戚もいない僕は久しぶりに京都にある実家へ帰った
僕は実家を管理人を雇い管理して貰っていて実家の事など完全に忘れていた。
ーーーそうあの四月九日ーー桜が咲きほこっている時期、管理人さんから連絡があった。
なんでも畳を新調した時に畳の裏から今まで「開かずの間」だった父の書斎の鍵が見つかったのが事の発端だ。
僕は魔術師として先代の鬼狩家の当主、鬼狩戦人の工房として興味があった。
全世界の魔術師から尊敬され、挙句の果てに封印指定をくらい、逃げに逃げて寿命でなくなった父の工房は多分全世界の魔術師が見たいであろう。
それを独占できるなんてーーーまるで夢のようだ。
丁度一週間後の休日は道場を休みにしていたので都合が良かった。
そして当日、いつもの和服姿で車で行った。最初は
和服での運転は大変だったがもう慣れていた。
いつもは渋滞が有る道路にも何故か渋滞が無かった。
七時間かけて実家についた。予想していた時間より早く着いたので、折角だから京都と久しぶりに見て行こうと思った。ーーー叶わなかった事だが
早速、管理人さんから鍵を預かり書斎へ向かった。一歩進むごとに威圧感が増し足が重くなった。
やっとの思いで着いた書斎の扉を開ける。
中は魔術に使う宝石類、古書などがあったがそれらには興味が無かった。
興味があったのは古刀の方で何本もあったので、僕は父がどれだけ偉大だったか再認識した。
なかでも宝石剣に目が引いた。
「宝石剣」 第二魔法への一歩として有名な剣。平行世界への穴を開けると言われている。
試しに軽く降ってみたーーーその時
眼に幻想的な風景が視えた。そう、見えたではなく視えた
多くの大木に生い茂る緑、月明かりは湖を照らし、青く光り輝いていた。
そして幻想的な風景が消えると突然、穴が出来た。
ーーーその時直感した。第二魔法を発動させたのだと。きっと平行世界へ飛ばされる。道場はどうなってしまうのだろうと。その時、父が残した古書が開く。第二魔法についてだった。書いてある事を見るとどうやら平行世界へ飛ばされた場合その世界での自分の時間は止まるらしい。ーーーそして安心した
ーーーそして穴は僕を引きづりこんだ。
平行世界へ飛ばされていた時の事は記憶にない。ただ物凄い速さで飛ばされていた事だけ覚えていた。
そして出口につき、平行世界へ到着した。やっと解放されたらしい
自分を見ると何故か小さくなっていた。というか歩けない。
どうやら抑止力が働き僕は若返り赤ん坊の状態だった。そして揺りかごにはいっているが、外にある。どうやら僕はこの世界では捨て子らしい。
隣を見ると、僕が愛用している古刀、霊龍が有るこれが有るだけましかと思ったが、雨が減っている。この身体ではあと数刻も持つまい
一応、魔力回路だけでも確認しておこう。
ーーー魔力回路六百本異常無し
良かったこれだけでも無事で
そう思い眼を閉じようとした瞬間
「ーーー捨て子か」
目の前にしゃがみこんでいたのは平行世界へ来る前の僕と多分歳が変わらない青年
「このままでは死んでしまうなこの子、ちょうど男の子が欲しかったし、うちの子にするかな。桜花、ぬるめのお湯を用意してくれ」
「どうしたんですか、龍さん」
でて来たのは平行世界へ来る前の僕より少し歳したの美人
「どうやら捨て子らしい。うちの前に置いてあるのも何かの縁だ。うちの子にしよう」
「いいわね。ちょうど男の子が欲しかったし、秋葉~弟ができるわよ~」
「ほんとう? やった~」
さらに目の前に歩いて来るのは四歳くらいの幼女。
「あっ、名前だ」
優しそうな龍さんと呼ばれていた青年は僕の近くに置いてある紙を見つける
「えーと、識か。いい名前だ。よーしこれから君は鬼狩識だ」
あっ苗字は一緒なんだ。そう思うと僕は龍さんと呼ばれていた青年に抱きかかえられ家へ入って行った
これから新しい僕の人生が始まる
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回想終了
「いよいよ幼稚園ね、識」
「うん」
「識、識は大人みたいな風格が有るけど、皆に溶け込めるわきっと」
「ありがと、頑張るよ僕」
「じゃあ行きましょうか」
「うん」
現在、僕は鬼狩識、五歳、鬼狩家に拾われて五年が経つ
次回予告
「さぁさ始まりました。本日のゲストは我が作品の主人公、
鬼狩識(24歳)」
「どうも鬼狩識です。宜しく。ところで作者」
「何か問題でも有る?」
「とりあえず、何故に第二魔法? ぶっちゃけ、トラックに引かれて神様転生で良かったと思うんだが?」
「理由は神様転生だと鬼狩君しなないしほら肉体強化で逆にトラック破壊するし」
「それもそうだなじゃあ次回は平行世界へ飛ばされ五年が経った僕、二度目の幼稚園で重要人物と出会う。次回、出会い。お楽しみに」
「みてくださりありがとうございました」