私の名前はザンダー・カイタ・クワバラ、どうぞ気軽にザンタクとお呼び下さい 作:ザンダー・カイタ・クワバラ
今日は私自身の事について少しだけお話しましょう。
残念ながらザンダーとして発明した物や理論については意図的に記憶域を消去して関連ワードにもプロテクトを掛けてあるのでお話する事は出来ません。
まかり間違って
ここは一つ私の名前の由来について。
ご存知の通り私の名前はザンダー・カイタ・クワバラです、ではオリジナルはワンと形容した場所に何故カイタという名前を付けたのか?
その理由とは?
実はカイタという言葉には複数の意味があります。
「細い」「狭い」
「纏う」「使う」
以上の4つです。
例えか細く針を通すよりも更に狭い可能性であろうと開拓の運命をこの身に纏い命を使い果たしてでも贖罪を成し遂げる。
そういった私の開拓の運命に託す決意の込められた言葉なのです。
如何ですか?
深い意味でしょう?
ふふ……。
ええ……あなた方が薄々感じている通りです。
お察しの通り大嘘です
ザンダー・カイタ・クワバラの名前からも分かる通り、ただカイタクと開拓の語呂合わせで決めた名前です。
この話から貴方がたに学んで頂きたいのは、他人の言葉を一々真に受けてはならないという事です。
失礼、石を投げるのはおやめ下さい。
おやめ下さい。
・仙舟 羅浮にて
ザンタクはこの羅浮で新たな開拓をするつもりは更々なかったのである。
星核の災いを解決せんが為に動き出した若きナナシビト達を陰ながら応援し支える事こそが生き甲斐なのだ。よって多数決の折、丹恒が列車から降りない意思を示した時点で星となのかの事はヴェルトに託し、彼の事を心配して列車内に留まる決意をしていた。
しかし誤算があった。
本来ならば早々軽挙な行動を取らないであろうと決め付けていた丹恒が気付けば列車から降りて居るではないか、何故かは分からないが考えられるとすれば先行した3人との合流を目指す筈。
遅れてそれに気付いたザンタクは慌てて追い掛け始める、随分と過保護なのかも知れない。
少し古いが仙舟に於ける
「失礼、ご主人。星槎を一つ頂きたいのですが」
「ようこそ旅の方、ウチは良いの揃えてるよ。オススメは観光用のコイツなんだが……分かるよ。アンタが欲しいのはこっちだね?」
長命種故に磨かれた直感が目の前のオムニックが放つ特有の
只者では無い。
表に置いてある一般用星槎を後目に店の奥へと進む2人、そこにある物はどれも
「素晴らしい品揃えです店主殿……ではこちらを頂きましょうか」
「ほう……」
これを選ぶやつがいるのか、久しく感じていなかった驚きと共にふつふつと興味が湧いてくる。一目でこれを探し出した目利き、明らかに素人ではない。
速度こそ滅法出るがそれ以外の性能は一歩劣ると言うしかない癖のある星槎、これを制御するには熟練の技術が居る。素人なら直ぐにでも吹っ飛ぶだろう。
或いは
「毎度あり、アンタとはまた会えそうな気がするよ」
「ええ。またお会いしましょう」
星槎乗りに対して
これは店主から流れの星槎乗りザンタクへのエールなのだ。
「久しぶりですね星槎に乗るのは……この風、この匂い、昔を思い出します」
星穹列車の行先がいつも未踏の地とは限らない、ここ仙舟や他の星の様に幾度かその軌跡が重なった時に交流が起こるのは極自然なこと。
そして新しいもの大好きなナナシビト達がその星の特産に焦がれるのもまた正当な流れだ、ザンタクも例に漏れず星槎にどハマリした過去を持つ。
開拓の精神というやつだ。
「さあ、先ずは一乗りしてブランクを解消してから皆様を探しに行きましょうか」
このオムニック、自重という言葉を知らぬ。
・仙舟 羅浮 鱗淵境にて
「イメチェンですか丹恒殿、とても似合っておいでですよ」
「……からかわないでくれザンタクさん。それと勝手に出ていって申し訳ない」
飲月君としての姿を見せることになった丹恒は気恥しそうにザンタクから顔を背けた、列車を出る時に何も声を掛けなかった事への罪悪感もあり顔を合わせられないのだ。
ある程度の事情は察しているものの、前世云々等の細かい事情はよく分かっていなかったが分かったフリをして揚々と頷く。
世の中には知ったかぶった時が正解な時もある。
「お気になさらず」
:やっぱりそう思うよね
:私も別形態が欲しかったなぁ
→:くっ……星核が疼く……鎮まれ
「くっ、私の中の星核が獲物を求めている……ククク、星核を持たぬ者には分かるまい……ッ!」
星核によって引き起こされた災いの後に星核ネタでひと笑い取ろうとする星、まるでカカリアを倒した後に娘のブローニャの前で呑気にやったね☆をした三月なのかの様なノンデリっぷりである。(ウチぃ?!)
「洒落になってないからやめなさい。それにしてもよく来てくれたなザンタク、歓迎するよ」
「結局間に合いませんでしたがね」
「それでもさ」
新たな
駆け付けようとしてくれた事が重要なのだ、間に合わなかったのは本当に些細な事である。
(もう少し早く合流出来れば彼らと共に戦えたのですが……いけませんね、つい時間を忘れてしまっていた)
そんな風にヴェルトが友情を再確認している事など露知らず、星槎で飛ぶのが楽しくなってつい合流する事を忘れかけていた事などおくびにも出さずシレッと混ざるザンタクの為にもここで一連の流れを整理しておこう。
そもそもが星核ハンターからの怪しいお誘いから訪れたこの仙舟の地、やはりというか当然というか一騒動起きてしまう。開拓の道にトラブルは付き物とはいえ否応なく巻き込まれるのは辛い面がある。
符玄や景元と言った現地の人物達との協力、一方で星核ハンターカフカ&刃らの独自の思惑に巻き込まれ事態は混迷していく事となった。更には薬王秘伝の暗躍や豊穣の建木の復活、そして丹恒の前世にあたる飲月君と景元と刃を含む雲上の五騎士と嘗て呼ばれた者たちの過去のしがらみ。
そして正体を表した今回の騒動の黒幕であり壊滅の使令である絶滅大君が1人幻朧との決戦など……実に様々な出来事があった。
自業自得とはいえ遺憾ながら開拓の歩みを見届けられなかったザンタクとしてはそれらの情報だけで非常に昂る物を抑えられないでいた。
「なるほど、画して仙舟は絶滅大君を前にして見事勝利を納めたわけですね。なんと壮大な冒険でしょうか」
無事に開拓を終えひと皮もふた皮も剥けた若きナナシビト達を誇りに思いザンタクは彼らを褒め讃えた。
何処か他者への壁を感じていた丹恒の雰囲気が柔らかくなっている事も喜ばしい事である、さあ後はこの地でやり残した事がないように目一杯羽を伸ばすだけ。
観光もまた開拓の一部。
→:そういえば星槎で来てたね
:なんで星槎を持ってるの?
「そういえばザンタクはなんで星槎に乗ってるの?」
「あ、それウチも気になってた! ザンちゃんって星槎を動かせるんだね」
「おや……どうやらお2人とも私の星槎に興味津々のご様子。そこで一つ提案致します、乗ってみませんか? なに、いざ動かしてみれば簡単なものです」
「「おお〜」」
習うより慣れろ、そういった諺もある。
先ず行動を起こすというのがザンタクの開拓への精神性であり、誓ってこの行為には何ら悪意が介在する隙間は無かったと断言しよう。
この星槎が通常の星槎と掛け離れたカスタム仕様でさえなければ楽しい体験を出来たであろう。
「わわわわ! はや、早すぎるんだけど!」
「なの! 手を離しちゃダメ……うわぁっ!」
「星ぃ〜! きゃあっ!」
しかし哀れその無責任な言動に騙された星やなのかは、ハチャメチャな速度と起動で宙を舞いその身体ごと空中に投げ出され丹恒・飲月にあわやの場面で救われるという珍事があった。
こってりと責任を取らされ深く謝罪の意を示す事になったとあるオムニックが居たとさ、めでたしめでたし。
・これは思想の討論です
ジャラジャラと自動卓からセットされた配牌を確認し、溜め息を零しチラりと面子の様子を確かめる。最後の親番で逆転のチャンスである青雀だがとっくに心が折れており薄っすら涙目になっている。
今日は間違いなく生まれてから一番の厄日だ。
最早義務感で牌を切ったが下家はなかなか牌を切ろうとしない。普段なら軽口でも叩いて催促する場面であるが、相手が相手なのでそんな口は間違っても叩けないのである。
叩けば(色々と)終わる。
「これ迄のどの配牌よりも長い沈黙ですね、符玄殿……それはつまり、あなたの強固な意思にもとうとうヒビが入ったのだと。そう理解してよろしいのでしょうか?」
上家に座ってる
自分が太卜さまにそんな事を言ったらどうなるだろうかと馬鹿なことを想像し、この日何度目になるか分からない戦慄を覚えながら下家に座る麗しの上司である太卜の表情を窺った。
「ヒビですって? ふっ。いいえ、ただガッカリしただけよ。この程度の牌効率で私に勝とうだなどと言うお前の考えにね」
涼し気に反論した言葉とは裏腹にバチィン!とけたたましい音で牌を切る符玄。
いやめちゃくちゃキレてるじゃないですか!
喉まで出かかった言葉を必死に飲み込み、青雀はもはや泡でも吹きそうな口を開き大きく息を吸った。ちょっと酸素薄いよ〜空調どうなってんの建木でも立ってっか〜?(ブラックジョーク)
「誰か助けて(泣)」
この場の癒しは最早対面に座っている灰色の髪の友人だけである。
「オーラスだね、まだまだ勝負はこれからだよ!」
まぁそもそもこいつが2人を連れて来た元凶だけど(怒)
青雀は憔悴していた。
事の始まりを遡ると、何時もの様に気合を入れてサボって
「お待たせ!」
「えっ!?!?!?」
いきなり直属の上司と
この星と謎のオムニックと符玄という、どういう組み合わせかよく分からないし分かりたくもない者たちと卓を囲んでいるという事実だけでさえ気絶しそうなほど体調が悪くなっているというのに。
さっきから暇さえあればこのオムニックは符玄を煽っているではないか。その度にピキっている符玄の隣じゃなければ……せめて隣じゃなければなぁ〜と考えても詮無いことばかり考え現実逃避していた。
同卓の時点で何処に座ろうとも大差がないという事実に気付けるほどの正気はもう無い。
(もう打ちたくない……おお神よ、私が何をしたと言うんですかぁ……!)
天に唾を吐く青雀だが、割と
それでも言いたいことだけは言えばいい、それだけは自由なのだから。つまりはまぁ、勘弁してくだしあ(涙目)である。
「それでアガりよ!」
「奇遇ですね、私もです」
「うぼぉ(遺言)」
震える手で捨てた牌で両者同時にアガられた、これで目出度く連続焼き鳥記録を更新の上でハコテンだ。これでもし金を賭けていたら破産どころでは済まなかっただろう、それだけは良かっ……いやそこまで良くねぇな(正気に戻る)
涙目で牌を崩し自動で再度牌が積み上がる。
その僅かな休息時間に対面の星へ向けて必死に目線だけでアピールするものの──
→:あんた背中が煤けてるよ
:狂気の沙汰ほど面白いね
:死ねば助かるのに…
「どうしたの青雀、背中が煤けてるよ?」
何時もの様に
「どう? そろそろ発言を撤回する気になったかどうか、教えてもらえるかしら。ナナシビトのオムニック?」
「無意味な質問ですね符玄殿。私はあなたの心が折れるまで、幾万回、また幾万回と、あなたと帝垣美玉を打つことを厭わないのですよ」
そこは厭えよ!
内心でツッコミを欠かさない青雀の拷問はまだまだ続く。
・本気の符玄は銀河を超える!Part.31
248:攻略ナナシビト
サブイベ進めてたら急に俺の推しがザンタクと帝垣美玉を始めたんですが……これはいったい? 幻覚?
255:攻略ナナシビト
何かの悪夢でしょ(青雀にとって)
260:攻略ナナシビト
そのイベ終わった後に窮観の陣の符玄の所にザンタク編成して行ったら回想始まる
265:攻略ナナシビト
>>260
有能
271:攻略ナナシビト
符玄ちゃま小っちゃくて可愛いよな
272:攻略ナナシビト
ザンタク好きだけど符玄に対して気安すぎないか?
279:攻略ナナシビト
読んでないけど結局なんで争ってんの?
286:攻略ナナシビト
窮観の陣をザンタクが小馬鹿にしたからやな
294:攻略ナナシビト
要約すると窮観の陣=ヌースの模倣に対して思う所があったので軽く問題点を定義してみただけなのだが、それが思っていたよりも符玄には聞き流せない一言だった……らしい。
295:攻略ナナシビト
なんでそんなに窮観の陣を嫌ってるんや?
300:攻略ナナシビト
窮観の陣っていうか方眼とヌースの真似事が好きじゃないらしい
308:攻略ナナシビト
なんかそういう繋がりあったっけ?
316:攻略ナナシビト
一応ザンタクって知恵属性だから元知恵の行人説がある
324:攻略ナナシビト
今は開拓の行人してるから、たぶん知恵の道は諦めたんやろ
332:攻略ナナシビト
所詮ザンタクはヌースに一瞥すらされてない……敗北者じゃけえ!
334:攻略ナナシビト
>>332
ハァ……ハァ……敗北者……?
341:攻略ナナシビト
方眼ってヌースからの貰いもんだっけ?嫉妬してんじゃね?
342:攻略ナナシビト
【悲報】ザンタク、知恵の運命から逃げてた
344:攻略ナナシビト
互いの運命論も相容れないし結構相性悪いな
349:攻略ナナシビト
なんでそんな相手と呑気に帝垣美玉やってんだよ!
351:攻略ナナシビト
>>349
今あんた俺の最推しの青雀が呑気に打ってたっつったか……!?
356:攻略ナナシビト
wwwwww
363:攻略ナナシビト
こんなに楽しくなさそうな青雀はここだけだよなw
371:攻略ナナシビト
青雀発言打線一覧から抜粋↓
「帝垣美玉を打つなんてバカしかいませんよ」←言った
「これからは真面目に働きます」←言った
「あぱぁみゃはあ」←言った
378:攻略ナナシビト
ザンタクと和解した符玄からごく自然に「何をサボってるのよ青雀、早く仕事に戻りなさい」って詰められてキョトンとしてた表情が忘れられん
完全に“無”だった
384:攻略ナナシビト
符玄パワハラ上司説動画クソ笑える
391:攻略ナナシビト
青雀がサボるから悪……いや一緒に符玄も打ってたよな……うごご
395:攻略ナナシビト
青雀の帝垣美玉は悪い帝垣美玉
符玄の帝垣美玉は良い帝垣美玉
396:攻略ナナシビト
仙舟の大事なお客様との接待帝垣美玉やぞ、サボり魔とは話が違う
399:攻略ナナシビト
可哀想な青雀……ひとえにてめぇが日頃からサボってるのが原因なんだが
私たちが次に観光に訪れた星、ピノコニーでのバケーションはまたの機会に語るとしましょう。
符玄殿には大変失礼なことをしてしまいました。
この場で重ねて謝罪させていただきます。しかし私にも譲れない理由があったのです。
かの
言い争いになってしまった私たちを仲裁するために尽力してくださった星殿にも改めて感謝を、そして共に帝垣美玉を打つ事で我々が交流を育む場をセッティングしていただいた青雀殿にも多大な感謝を。
ふふ……しかし星槎は何度乗っても良いものです。
皆様も千舟に観光に訪れた際には是非お乗り下さい、ああ、勿論一般用のをですよ。