黎明の魔法師   作:ノスフェラトゥ

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~入学編~
episode:1


桜が舞う季節―――四月となり、蓮夜が国立魔法大付属第一高校へと入学が決まった。

まだ時間がある、と確信している蓮夜は未だにベッドから起き上がろうとしない。蓮夜は昨夜遅くまでCADを弄っており、就寝時間が遅かったのだ。

 

「まだ目を閉じてよう……脳が睡眠を欲している」

 

目を開けようにもあまりの睡魔に目を開けられない状態である蓮夜は、完全に睡魔に負けて二度寝を決め込む。幸いにもまだ時間があるからギリギリまで寝ていよう、と思っていたがその決意はすぐに破られた。

 

「蓮夜様、そろそろ起床のお時間です」

 

蓮夜の部屋のドアをノックしてから入ってきたのは、今現在ともに生活している水波だ。

本来なら、ノックした後返事返ってきたら開けるのが女中の基本なのだが、蓮夜は四葉の家以外でそのような待遇はあまり受けたくないのが本音である。最初の数ヶ月はかなり戸惑ってはいたが、今では普通の兄妹のように感じる雰囲気だ。だが、口調や細かい所は直せなかった。そこだけは譲れないらしい。

 

「もうちょっと寝かせてくれ……」

 

「今日は入学式ですから遅れてはいけません。お支度をお願い致します」

 

基本、女中である水波は主人である蓮夜に意見できる立場では無いのだが、こうして蓮夜が間違いを起こしている場合はしっかりと進言・注意できるようになった。

 

「いや、まだ時間あるのだが……」

 

先ほど思っていたようにまだ家を出る時間までは一時間ほどある。そこまで急がなくてもいい、と思ったのだが水波が口に出した固有人物により一気に納得した。

 

「司波達也様と深雪様と約束されていたと記憶していますが……」

 

「約束……ああ、そう言えばそんな約束したな」

 

思い出したのは数日前に約束した事―――始業式の日は共に登校する、という約束だ。深雪は魔法力が相当高く、新入生総代に選ばれたのだ。そのため、他の新入生よりか早く赴かねばならない。蓮夜はそんな二人と共に登校するのをすっかり忘れていた。

 

「仕方ないか……」

 

蓮夜はベッドから起き上がり、クローゼットへと歩いて行く。

 

「水波は下に居てくれ、数分後にリビングへ行くから」

 

「分かりました。では、下で朝食の準備をしています」

 

水波はそのままドアを閉め、リビングへと下りて行く。そして、蓮夜はクローゼットから白を基調とした制服を取り出す。制服には八枚花弁のデザインが施されたブレザーであり、一科生であるという象徴だ。

 

「……くだらん」

 

エンブレムを一瞥する。

一科生と二科生に分けられている一高は、エンブレム有無で判別される。一科生の過半数が二科生を見下し、差別している。蓮夜は差別はしないし見下したりもしない。例え強力な魔法力を持っていたとしても、実力=魔法力とは限らないからだ。

 

蓮夜は姿鏡に写る自分の胸にあるエンブレムを再び一瞥して部屋を出た。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

「納得できません」

 

「まだ言っているのか……?」

 

第一高校の校門前で一組の男女が言い争っていた。

新入生なのだが、二人の制服の刺繍が微妙に異なっている。女子生徒の胸には八枚花弁のエンブレムが、男子生徒の胸にはそのエンブレムが存在しない。

 

「何故お兄様が二科生なのですか?入試の成績はトップだったじゃありませんか!」

 

そう女子生徒の言う通り、兄と呼ばれた男子生徒は二科生であり、妹と思われる女子生徒は一科生なのだ。女子生徒は兄が二科生なのに納得していないようだ。

 

「魔法科高校では、ペーパーテストよりか魔法実技が優先されるのは当然じゃないか。自分じゃあ、二科生徒とはいえよくここに受かったものだ」

 

「そんな覇気の無い事でどうしますか!勉強も体術もお兄様に勝てる者などいないというのに!」

 

それでも食って掛かる女子に困惑の色を示す少年。そしてその少年は少し離れた場所から見ている友人の方に首を動かす。

 

「蓮夜、お前からも深雪に言ってくれ」

 

「……何故俺に振る?」

 

少し離れた所から兄妹のやり取りを見ていた蓮夜だが、急に話を振られて眉を顰めた。

 

「兄妹間の問題なんだから、お前らで片付けろよ……」

 

蓮夜はその要請をばっさりと切り、傍観を決め込んでいる。少年は一度息を吐いて深雪と目を合わせる。

 

「お前の気持ちは嬉しいよ。俺の代わりにお前が怒ってくれるから俺はいつも救われている」

 

「嘘です」

 

「嘘じゃない」

 

「嘘です。お兄様はいつも、私をこと叱ってばかり……」

 

「嘘じゃないって。でも。お前が俺のことを考えてくれているように、俺もお前のことを思っているんだ」

 

その一言で、深雪は頬を赤らめている。

 

「お兄様……そんな、『想っている』だなんて……」

 

何かとてつもない齟齬が発生しているのは見ていて分かる。

そんな兄弟間を包み込む雰囲気を見て、蓮夜はポツリと呟く。

 

「なに、この甘ったるい空間……?」

 

 

 

 

 

深雪たちと登校してきた蓮夜は、時間的に早過ぎる登校となってしまったため、何処で時間を潰そうか迷っている。

 

「達也、何かいい場所ないか?」

 

「この時間は殆どの場所には行けない。なら、あそこのベンチで時間を潰すしかないだろう」

 

達也の視線を先には中庭に設置されているベンチがある。蓮夜と達也はベンチに腰掛け、達也は携帯端末を開いて書籍サイトにアクセスしていた。

 

その際、中庭を通っていった上級生だと思われる生徒が達也を見て陰口を叩いている。

 

―――あの子、ウィードじゃない?

 

―――こんなに早くから……補欠なのに張り切っちゃってさ。

 

―――でも隣にいる子ってブルームじゃないかしら?

 

そんな言葉が蓮夜と達也の耳に入ってくる。

ブルームは一科生の事を指し、ウィードとは二科生の事を指している言葉だ。

一科生には八枚花弁を意匠が施されているから「ブルーム」と呼ばれ、二科生には存在しない事から雑草と揶揄して「ウィード」と蔑称される。

 

「くだらないな……所詮は同じ魔法師。差別など意味が無いものを」

 

「仕方ないさ、二科生がスペアなのには変わりない。それに、俺は別に気にしていない」

 

「お前が気にしなくても深雪は気にするだろ?」

 

深雪は少々―――いや、ブラコンな気質があるから達也に向けられる侮蔑や嫌悪、悪意などを許さない。表面上は満面の笑みなのだが、内心ではどす黒い感情が渦巻いているのが直感的に分かる。

今の言葉を深雪が聞いていたのなら、不機嫌になっていただろう。

 

「あーあ、お前も一科生だったら万事解決なんだがな」

 

「それは無理だろう。知っているだろ、俺が実技が苦手ってことくらい」

 

達也は筆記はかなり優秀なのだが、魔法師としてはあまり優秀ではない。だが、優秀ではないと判断されているのは、第一高校の魔法技能試験の項目通りであるなら、だ。

 

「苦手だって言われても、実戦で俺と互角ってのがおかしい。戦闘技術だけで言えば達也は一高でトップじゃね?」

 

「例えそうだとしても、俺には関係ない。俺は平穏な学園生活を送れればそれでいい」

 

それ絶対に無理、と言いたかった蓮夜だが、何とか口から出なかった。深雪は他者から見ても美少女であり、十人擦れ違えば十人振り向くほどの容姿を有している。そんな妹が居る兄である達也は絶対に平穏な生活を送る事が出来ない、と確信に近い何かを抱いている。もし、此処が一般の高校だったなら平穏な学園生活を成就出来ただろう。

 

(ガーディアンが守護対象と離れるってのも変な話だな)

 

そんな事を思っていると、二人に話しかけてくるものが居た。

 

「新入生ですね?開場の時間ですよ」

 

話しかけてきた人物は女子生徒である。小柄でありながら出る所は出ているスタイルは服の上から見て取れる。だが、蓮夜と達也が一番に注目したのはその手首に巻かれている銀色のブレスレットだ。

 

(CAD、ね……ということは生徒会役員か?)

 

基本、学内でのCADの携帯は原則として禁止されている。だが、例外も存在する。その例外が生徒会と特定の委員会のメンバーのみ。

 

「ありがとうございます。すぐに行きます」

 

達也は生徒会と思われる人物に返事をした。

 

「先輩……生徒会役員の方ですか?」

 

「ええ、その通りです。私は七草真由美。第一高校の生徒会長を務めています。よろしくね」

 

蓮夜の質問に丁寧に返された、と思いきや最後の最後で口調が砕け、ウィンクしてきた。どうやら真由美は明るい性格のようだ。

 

数字付き(ナンバーズ)……しかも七草って四葉に次ぐ第二位か)

 

いきなり十師族との邂逅に蓮夜は苦い顔になりかけたが、すぐに普通の表情に戻した。流石に四葉であることはバレていないと思うが、進んで会いたくないというのが本音だ。

 

「初めまして、自分の名は紫鏡蓮夜です」

 

「自分は司波達也です」

 

「紫鏡蓮夜くんに司波達也くん……そう、あなたたちが……」

 

目を丸くして驚く真由美に蓮夜は本格的に冷や汗を掻く。此処まで驚くという事は四葉との繋がりがバレた可能性が大きい、と判断したからだ。達也の方は、深雪の兄でありながら魔法師として落ちこぼれ、という意味だろうと思っていたが、二人の予想はいい意味で裏切られた。

 

「先生方の間では、あなたたちの噂で持ちきりよ」

 

どうやら真由美の話では、入学試験の筆記の高得点さに噂になったらしい。達也が入試で平均九十六点、蓮夜が平均九十点という前代未聞の九十点台らしい。

 

「そんな凄い点数、少なくとも私には真似出来ないわよ?」

 

「……そろそろ時間ですので失礼します」

 

達也はこれ以上時間を取りたくないのか、半ば無理矢理話を終わらせて背を向けた。

 

「では会長、自分も失礼します」

 

蓮夜も真由美に礼をしてから達也の背中を追いかけるように歩き出した。

 

(さて……二人の十師族の者相手にどこまで通用するかな?)

 

七草家の長女との邂逅は思いも寄らない過程だったが、十文字家の代理当主との邂逅もそう遠くないだろうと思う。

蓮夜は自分が四葉である事をどうやって秘匿しようかと模索する。

 

 

 

 

 

「これは……見事なまでに分かれている」

 

「そうだな。此処で目立つのは出来るだけ避けたい。ここは一旦別れよう」

 

講堂の中に入ったのはいいのだが、新入生が座る席の分布には明らかな規則性が有り、一科生が前二科生が後ろといった感じに綺麗に分かれている。別に学園側ではそんな事指示されていないのに関わらず。

達也の言う通り、ここは別れて座るという結論の達し蓮夜は前の方、達也は後ろの方へと座った。

 

「……暇だ」

 

講堂で席に座ったのはいいのだが、あと二十分もあるので凄い暇だ。

まず頭に思い浮かべるのは四葉の事だ。初めての学園生活に心躍っている自分に、真夜が苦笑していたのを覚えている。第一高校に通う事となったのは母である真夜の命だが、学校に通ってみたかった蓮夜にしてくれば嬉しい誤算だった。

そして、ガーディアンである水波を思い出し、来年になれば通えるのかどうか分からないが、共に登校してみたいと感じる。

 

「あの、すみません……」

 

「うん……?」

 

そんな考え事をしていたら、声が掛かってきた。

其方を確認すると、二人の女子生徒が立っており胸には一科生の証であるエンブレムがあった。

 

「隣の席って空いていますか?」

 

「ああ、空いているよ」

 

そう言うが、始業式には未だ早く、空席も目立つのに何故見知らぬ男の隣に座るのだろうか、と疑問に思っていた。

少女は少し慌てながら頭を下げ、連れである少女に話しかけている。

 

(何とも対極そうな二人だ)

 

傍から見れば、二人の少女の性格が少しだけ分かった。

片方は明るくて感情豊かではあるが、もう片方はあまり感情を表に出さないのか相槌を打っている。対極な性格であるがゆえ、波長が合うのも珍しくもない。

そんな蓮夜の視線に気付いたのか、最初に話しかけてきた子が話しかけてくる。

 

「私は光井ほのかです。で、此方が友人の北山雫です」

 

「どうも、北山雫です」

 

 

急に自己紹介してきたから少し驚いたが、同じ一科生でありもしかすると同じクラスになるかもしれないのだ。理に適っている。

 

「俺は紫鏡蓮夜。苗字で呼ばれ慣れてないから、蓮夜で構わない」

 

「あ、じゃあ私の事もほのかでいいですよ!」

 

「私の雫でいい。よろしく、蓮夜さん」

 

ほのかはやっぱり思ったとおり活発そうである。雫は表情こそはあまり変わらないが、無口ってほどじゃないようだ。

 

「あ、あの……蓮夜さんの得意魔法ってなんですか?私は光波振動系魔法が得意です」

 

「光波振動系か……俺は収束系魔法が得意だな。雫は何の魔法が得意なんだ?」

 

「私……?私は振動系魔法が得意」

 

どうやら二人は振動系の魔法を得意としているようだ。それと同時に蓮夜はほのかの素性に疑問を持った。

 

(光波振動系魔法……光井……もしかすると『光』のエレメンツの家系か?)

 

エレメンツとは、古くから伝わる属性である地、水、火、風、光、雷の属性を得意とする日本で最初に開発された魔法師である。

そんな事は今必要ないため、頭を隅に追いやる。

それから蓮夜は二人と他愛もない話で時間を潰していると、丁度二十分が過ぎて始まった。

 

 

 

 

 

「はぁ……素敵だったね、深雪さん……」

 

深雪の答辞が終わり、蓮夜たちは講堂から出ている最中だ。

相変わらずの美貌で上級生下級生問わず、男子のハートを鷲掴みにしていた。男子だけではなく、ほのかのように女子に対して憧れを持たせていた。

答辞の中には魔法科高校では中々際どい単語が入っていたが、みんな深雪の美貌によりみんなそんな事は気にしていなかったが。

 

「ほのかって深雪とあった事があるんだったか?」

 

「はい!入試の時に魔法技能を直に見たんです!」

 

凄い目をキラキラさせながら饒舌に話すほのかに若干引き気味になっている蓮夜。そんな蓮夜に雫が話しかけてきた。

 

「ほのかってああいう子だから、気にしなくてもいいよ」

 

「……そうか。まあ賑やかでいいんじゃない……かな?」

 

蓮夜は未だ興奮を収まらないほのかを見て、少し変わっている子と認識した。

未だトリップ状態のほのかを雫が引き摺るようにIDカードか交付される。ここでもやはり一科生と二科生が壁が存在していた。

蓮夜は窓口でカードを受け取り、雫たちと合流する。

 

「あ、蓮夜さん。蓮夜さんって何組ですか?」

 

「俺か?俺はA組だな。雫とほのかは?」

 

「私も一緒のA組ですよ!」

 

「私もA組。三人一緒だね」

 

三人共同じクラスであり、しかもA組という事は一科生の中でも魔法技能が優秀ということだ。

 

「蓮夜さんはこれからどうしますか?私たちはホームルームに出ますが……」

 

「ああ、スマンな。俺はこれから友人と待ち合わせをしているんだ」

 

友人というのは達也と深雪であり、あまり兄妹の間に入りたくないというのが本音だ。だが、この二年間で随分と親しくなってしまっているため、普通に誘われるようななったのだ(流石の真夜もここまで進展するとは思っていなかったらしい)。

 

「ここで分かれる事に―――」

 

なるな、と言葉を紡ぐ前に急に騒がしくなった。

一体何事だ、と思いうるさい方を見ると、かなりの人垣が存在しており全く中の様子が分からない。

蓮夜たちは疑問に思い、その人垣の間から中の様子を見る。

 

「あっ、あの人は……」

 

「新入生総代の司波深雪さん……?」

 

そう、人垣の中心には深雪が居る。しかも多数の一科生と思われる人から声を掛けられており、その人気が窺える。が、

 

(あ、我慢の限界に近いかもしんない……)

 

短くない付き合いをしている蓮夜だから判った。どうやら深雪は色々ストレスが徐々に溜まってきているようだ。

 

「ふぅ……仕方ないか」

 

あまり気乗りはしないが、蓮夜は深雪を救出する事にした。達也も恐らくは校門近くで待っていると思うから、あとは深雪のご機嫌取りとやらせればいい。

深雪に分かるように、蓮夜はサイオンで編まれた糸を深雪に飛ばす(・・・・・・・・・・・・・・・・・)

サイオンの糸が深雪に触れるのと同時に、何かに気付いたかのように此方を見てくる。蓮夜と目が合った深雪は他の人たちに頭を下げて向かってくる。その際、モーゼの十戒のように縦に割れた光景に、内心で呆れた。

 

「し、雫!ど、どうしようこっちに来るよ!?」

 

「落ち着いて、ほのか」

 

メチャメチャ慌てているほのかに、ほのかを宥める落ち着いている雫。

 

「相変わらずの人気だな、深雪」

 

「ありがとうございます、蓮夜くん。お互いより良い学園生活を送りましょうね」

 

「ああ、そうだな」

 

仲が良い蓮夜と深雪を見て周りの人たちが騒ぎ出す。ほのかは口を開けて唖然としており、雫も目を見開いて驚いていた。

 

「深雪、この二人が俺の高校生活最初の友達だ」

 

「まあ、その御二人が?」

 

深雪は少し驚いたような声で、雫とほのかを見る。その視線を受け、雫は平常心を保っていたがほのかは違った。かなりテンパってあわあわしている。

 

「え、ええっと……わ、私は光井ほのかと言います!ど、どうぞよろしくです!」

 

「初めまして、私は司波深雪といいます。蓮夜くんの友人です」

 

慌てながらもほのかは深雪に勢いよく頭を下げていた。そんなほのかに蓮夜は苦笑する。

 

「ほのか、そんなに慌てるな。深雪、すまんな。コイツはお前を見て緊張してるんだよ」

 

「そうですか……光井さん、これからよろしくお願いしますね?」

 

「は、はいっ!」

 

ほのかは目をキラキラさせながらしきりに頷いている。相当感動したらしい。そして、深雪の視線が雫へと移る。

 

「そちらは……?」

 

「北山雫です。新入生総代見てました。素晴らしいスピーチでした」

 

「ふふ、ありがとうございます。北山さんもよろしくお願いしますね」

 

どうやら親睦が深まったようで、仲良くお喋りをしている。そんな風景を少し離れた所から見ている。ちなみに未だに人垣が出来ており、深雪と親しげに話していた蓮夜に嫉妬の視線が突き刺さりまくっている。

 

その後、七草真由美がやってきて更に面倒事になったのに精神的に疲れた蓮夜であった。

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