登校班から宇宙戦士へ 作:匿名希望
肉体を「成人女性」および「少女」へと強制改変された彼女(彼)たちにとって、日々の軍事訓練と同じくらい……あるいはそれ以上に混迷を極めたのが、「女性の肉体における生理現象と構造の違い」という未知の戦場だった。
【Mission 1:トイレチャレンジ】
侵食率35%。身体の急激な大人化・性別転換に対し、脳内の戦闘OSではなく「元・男子小学生」としてのプライドが全力で抵抗していた時期の記録。
【ターゲット:コロニー「ヴァルハラ」第三訓練区・女子レストルーム】
「……いいか。我々の目標は『排泄プロトコルの完了』および『男としての尊厳の死守』だ」
女子トイレの重厚な自動ドアの前。
175cmを超える長身と金糸の軍服を纏う元1年生男子(指揮官)が、威厳に満ちた(しかし顔色は蒼白な)声で作戦目標を告げた。
「敵(便器)の構造は把握している。だが、我々の肉体は……かつてのそれとは決定的に異なる」
「四の五の言わずにさっさと入るわよ!」
耐Gスーツを着た元6年生男子(パイロット)が、華奢な身体を抱えて足をガクガクと震わせていた。
最年少の体に押し込められた排泄欲求が、すでに限界値を突破している。
「アタシは元・登校班の班長だぞ!? たかが女子トイレ個室にビビってられるか! 一番強いアタシが、真っ先に突入して見せるわ!」
「あはは……班長、あんまり走ると揺れて痛いよ~?」
白衣風アーマーを着た元4年生男子(衛生兵)が、豊かな胸元を両手で押さえながら、おっとりとした大人の女性の姿を傾けた。
「ボクなんてね、この『座って用を足す』っていう姿勢の計算だけで、頭のメモリがオーバーヒートしそうなんだから」
【個室突入――3つの戦場】
プシューという排気音とともに、3人はそれぞれの個室(個体識別コードA~C)へと突入した。
【個室A:元6年生男子(パイロット)――『姿勢の崩壊』】
「くっ……! なんだこの狭い個室は……っ!」
個室内。パイロットは、耐Gスーツのファスナーを半ばまで下ろし、便座の前で固まっていた。
「立つのか……!? いや、座るのか……!? 6年生の知識によれば、女子は座る! だが、アタシの魂は『立って射出』を要求している……ッ!」
意地を張り、便座に向かって中腰の姿勢(Gフォース耐性姿勢)をとる。
「照準同調……! 排泄シークエンス、ファイア――」
「――待って無理!! どこ飛んでくか全っ然分かんない!!」
悲痛な叫びが個室Aに響いた。
「無理無理無理! 重力制御が効かない! 服に引っかかる! 姿勢維持不能!!」
結局、彼女は涙目になりながら便座の上に深々と座り込み、膝を抱えて小さくなった。
「……うぅ……アタシ、負けた……。便座に座ったら、なんだか急に……本当に女の子になっちゃった気がするよぉ……っ」
【個室B:衛生兵(元4年生男子)――『着脱プロトコルの複雑化』】
「ふぅ……さてと、お洋服を脱がなきゃねぇ」
衛生兵は白衣風アーマーのベルトを解除し、下着に手をかけた。
しかし、急成長させられた豊満な大人の女性の体躯は、狭い個室内での動作を極めて困難にしていた。
「あ……胸のプロテクターがドアノブに引っかかった。あれ? こっちのストラップはどこに繋がってるんだろ……?」
カチャカチャと金属音が響く。
「う~ん、ナノマシンシリンダーを外して……アーマーのバックルを解除して……。排泄行動に入るまでに、工程が12ステップもあるよぉ……」
ようやく準備が整い、便座に腰を下ろした瞬間。
「あ、膝上のアーマーパーツが便座のセンサーに触れて、勝手に『強力自動洗浄(ジェット水流)』が起動しちゃった」
「きゃあああぁぁっ!? 冷たい! お尻に直接ミサイル直撃したぁぁっ!?」
個室Bから、おっとりした声らしからぬ悲鳴が轟いた。
【個室C:指揮官(元1年生男子)――『絶対的威厳の失墜』】
175cmの圧倒的な体躯を誇る指揮官は、個室に入った時点で詰んでいた。
「せ、狭い……。頭が天井の自動消火装置に届きそうだ……」
軍服の裾を慎重に折りたたみ、長すぎる足を折り曲げて、なんとか便座の上へと腰を下ろす。
「ふぅ……。ここまでの工程、すべて完璧だ。さすがは私……1年生でありながら、この部隊の指揮官を務めるだけのことは――」
その時、壁のホログラムモニターが突如として青く発光した。
『お知らせ:本個室の個体識別ID【元1年生男子(指揮官)】。生理周期データおよび体温上昇を検知。自動的に【女性専用・健康管理モード】へ移行します』
「な、なに……!?」
『♪~(心安らぐオルゴール音)♪』
『本日のお悩み相談:初潮を迎えたあなたへ。身体の変化に戸惑っていませんか?』
「やめろ!!」
指揮官は175cmの体躯を激しく震わせ、壁のスピーカーを両手で覆い隠した。
「流すな! そんな大人女子向けのアドバイスを流すな!! 私は1年生の男の子だぞ! お母さん助けて! この機械、私を完全に女の子扱いしてくるよぉぉっ!!」
『大丈夫ですよ。あなたはもう、立派な大人の女性です――』
「静かにしろぉぉぉっ!!(涙)」
【作戦終了――敗走の3人】
15分後。
女子トイレから出てきた3人の姿は、惨憺たるものだった。
パイロットは耐Gスーツの胸元を固く抱きしめたまま魂が抜けた顔をし、衛生兵はジェット水流で濡れたスカートの裾をパタパタと乾かしており、指揮官は175cmの長身を丸めて壁の隅で体育座りをしていた。
手洗い場の鏡の前で、ハッカー(元3年生女子)が淡々と手を洗っている。
「……元男子組、排泄プロトコル完了まで、所要時間14分42秒。効率:著しく不良」
「黙りなさいよ、ハッカー……ッ!」
パイロットが涙目で睨みつける。
「アンタは最初から女子だからいいわよね! こっちは……こっちは男としての最後の砦(立ち小便)を奪われたのよ! 悔しくないわけないじゃない!!」
「……理解不能」
ハッカーは光のない瞳でタオルを取り出し、指先を拭いた。
「座れば出せる。それ以上の戦術的意味、なし。……指揮官、次の訓練開始まで、あと3分」
「……うむ。総員、直ちに……第三訓練区へ……移動……」
指揮官は、175cmの軍服の身体を生まれたての子鹿のようにガクガクと震わせながら立ち上がった。
戦闘OSが侵食率を深めていく中で、彼女(彼)たちが最も心身を削られたのは、強大な敵艦隊との戦いでも、洗脳プログラムでもなく――この「トイレ個室での性別の壁」だったのかもしれない。
【Mission 2:未知の生理現象『初潮』】
侵食率40%。
身体の構造理解が進みつつも、脳の最深部には「元・男子小学生」のプライドと生活習慣がまだ色濃く残っていた時期。
その事件は、コロニー「ヴァルハラ」の作戦準備室で唐突に発生した。
【01. 異変の察知とバイオハザード宣言】
「……っ!? な、なんだこれは……っ!?」
耐Gスーツを半ばまで下ろしていたパイロットが、個室トイレのドアを勢いよく蹴り開けた。
顔面は土色、華奢な身体を激しく震わせている。
「元1年生男子(指揮官)! 衛生兵! 緊急事態だ! アタシのスーツの下が……赤い液体で汚染されている!!」
「なに……!?」
作戦テーブルでホログラムマップを見ていた175cmの長身指揮官)が、軍服を揺らして跳び起きた。
「敵の暗殺型ナノマシンによる体内出血か!? 撃墜王のお前が、そんなところで倒れるわけにはいかん! 衛生兵、直ちに医療キットを展開しろ!」
「あはは、任せて~! すぐに輸血パックと止血スカルペルを……」
白衣風アーマーを着た衛生兵が、豊満な胸を揺らしながらナノマシンシリンダーを構えて駆け寄る。
しかし、パイロットの下半身スキャンデータを一瞥した瞬間、そのおっとりとした顔から一気に血の気が引いた。
「……あ、あれ? 血管の破損反応、ゼロ。組織の破壊痕、ゼロ。これ……体内から『定期的に排出されるシステム』の動作反応だよ……?」
「定期排出システム……? 毒素の自動排泄か!?」
「ううん、違うの……。データベースの検索結果を表示するね……」
衛生兵が提示したホログラム画面に、ドカンと大きく表示された文字列。
『初潮(メノウ):成熟した女性の身体において、約一ヶ月周期で行われる正常な子宮内膜の剥離および出血現象』
作戦準備室に、凍りつくような静寂が訪れた。
【02. 男子たちの脳内会議】
「……毎月……?」
指揮官(元1年生男子)の声が、裏返った。
175cmの美しき女性司令官の姿のまま、目を見開いて後退る。
「毎月……怪我もしていないのに、お腹から血が出るというのか!? そんなの……そんなの、1年生の理科の授業でも習ってないぞぉぉっ!?」
「嘘だ!! 嘘だと言ってくれよ!!」
パイロットは頭を抱え、床に崩れ落ちた。
「アタシは6年生だぞ!? 体育の授業で女子がたまに『見学』してたのは知ってるけど……こんな……こんなホラー映画みたいなことが毎月起こるなんて聞いてない!!
男子の身体には、そんな『血が出続けるイベント』なんて設置されてなかったじゃないか!!」
「ねえねえ、どうしよう……」
衛生兵が、自分の豊満なお腹をさすりながら青ざめる。
「ボク、急成長させられて大人の身体になっちゃったから……明日にでも私のところにも『出血イベント』が実装されたらどうしよう!?
スカルペルで止血できないよぉ! 絆創膏じゃ足りないよぉ!」
「落ち着け! 落ち着くんだ総員!!」
指揮官は175cmの体躯を激しく揺らし、壁の通信コンソールを叩いた。
「ハッカー! ハッカー! 救援を求める! 敵(初潮)の攻撃を無効化する防御プログラム、あるいは『出血ストップ』のハッキングコードを今すぐ送信しろ!」
【03. クールな女子組の対応】
「……ハッキング不可能」
壁の影から、ぶかぶかの戦術ローブを着たハッカーが静かに姿を現した。
光のない瞳で、買い置きの「夜用スーパーガード(羽つき)」を数パック、テーブルの上に無造作に放り投げる。
「……生物学的プロトコル。物理的対処以外の選択肢、なし。……装着手順、コンソールに転送完了」
「な……なんだこの白い綿の装甲板は!?」
パイロットが、おずおずとナプキンを手に取る。
「これを……アタシの耐Gスーツの下に『装着』しろというのか……!? 撃墜王のアタシが、こんなフワフワした装甲を……っ!」
「文句を言わないでさっさと付けなさいよ、見苦しい」
暗がりから漆黒のステルススーツを着た工作員(元2年生女子)が呆れ顔で歩み出た。暗視バイザーを押し上げ、ため息をつく。
「あんたたちはもう、男の子じゃないの。……身体がそうなったんだから、腹を括りなさい」
「うぐぐ……っ、工作員……アンタ、平気なのかよ!?」
「平気なわけないでしょ! お腹は重いし痛いし、イライラするわよ!」
工作員は仕込みナイフをチラつかせながら、殺気立った瞳で言い放った。
「だから今、あたしに話しかけると……喉元切るわよ?」
「「「ひえっ……!!」」」
元男子組の3人は、工作員から放たれる「PMS(月経前症候群)+戦闘OS」の圧倒的な殺気に慄き、肩を寄せ合って縮こまった。
【04. 敗北と受容】
30分後。
個室トイレから出てきたパイロットは、まるで全機撃墜されたかのような放心状態で、トボトボと歩いてきた。
「……装着完了したわ」
「パイロット……無事だったか……!」
指揮官が駆け寄り、その肩を抱きしめる。
「どうだ……? 痛熱い感覚は消えたか……?」
「……フワフワしてて、なんかオムツ履いてるみたいで……撃墜王としての威厳がゼロよ……」
パイロットは涙目になりながら、耐Gスーツの股間あたりを気にしてモゾモゾと動いた。
「でも……お腹が痛いのは変わらないの……。指揮官……温かいお茶ちょうだい……」
「わ、分かった! 衛生兵、すぐにお茶を沸かせ!」
「はーい! 温かいカモミールティー入れるねぇ……。ボク、自分のイベントが来る前に、ダンボール一箱分ナプキン買っておくよぉ……」
兵器として宇宙を揺るがすことになる最強の部隊。
しかし、彼女(彼)たちがコロニーの大人たちや宇宙艦隊よりも先に、敗北感と恐怖を叩き込まれたのは――「女性の身体の避けて通れぬ生理現象」という、極めて日常的で不可避な試練なのだった。
【Mission 3:胸部の重量と慣性運動】
侵食率45%。
身体の急増した質量、特に胸部に集中した「謎の重量オブジェクト」に対し、戦闘プロトコルの再計算と「元・男子小学生」の脳内パニックが同時に限界を迎えていた時期。
【01. 撃墜王の慣性モーメント崩壊】
「……解せぬ! 納得がいかぬ!!」
シミュレーター室。耐Gスーツを着たパイロットが、ヘルメットを床に叩きつけようとして、慌てて抱え直した。
最年少の華奢な体躯へと圧縮されたはずだが、胸元には過剰なまでの膨らみが自己主張している。
「急旋回Gをかけた瞬間、胸の肉がワンテンポ遅れて横揺れするのよ! 操縦幹を倒すたびに『おっぱい慣性』が発生して、照準が0.05秒ズレる!
6年生のときは、アタシの体はこんな無駄なパーツ(重り)ついてなかったわよ!!」
「落ち着け、パイロット! 空中で胸を気にするな!」
175cmを超える圧倒的な長身を誇る指揮官が、金糸の軍服の襟元を正しながら叫ぶ。
しかし、その軍服の胸元もまた、美しき大人の女性司令官としての圧倒的なボリュームによって、ボタンが弾け飛びそうなほど張り詰めていた。
「だが……気持ちは分かる! 私は歩くだけで胸の質量が上下にバウンドし、軍服の金糸が擦れて痛い!
1年生の時のように俊敏に走ろうとすると、この二つの球体が重力に従って暴れ回るのだ!!」
「あはは……ふたりとも、まだマシな方だよ?」
白衣風アーマーを着た衛生兵が、壁に背中をもたれかけながら、弱々しく手を挙げた。
急成長させられた彼女の胸元は、3人の中でも群を抜いて豊かな、大人の女性特有の超ド級のボリュームを誇っていた。
「ボクなんてね……立ち上がろうとするだけで『前転』しそうになるんだよ?
医療キットを腰に巻くと、胸の膨らみで足元が見えなくなって、自分のスカルペルを踏みそうになるの……。
ふふ、ボク、男の子だったのに……なんでこんな大きなメロンを二つもぶら下げて生きていかなきゃいけないのかなぁ……?」
【02. 男子たちの迷走:拘束プロトコル】
「……これより、緊急胸部重量軽減作戦を開始する!」
指揮官が、軍服を脱ぎ捨てて叫んだ。
作戦準備室に持ち込まれたのは、高強度の医療用サラシと、弾性テーピングテープの山である。
「ハッカーから助言を得た。この質量(おっぱい)を極限まで押し潰し、身体に密着・固定(テーピング)すれば、慣性モーメントは最小化される!」
「天才かよ指揮官!!」
パイロットが即座に飛びついた。
「よし! アタシの胸を、限界までペタンコに締め上げなさい! 6年生の時の平らな胸を取り戻すのよ!!」
「任せろ! ファイナル・バインド・シークエンス――開始!」
指揮官とパイロットは、お互いの胸元に強固なテープをグルグル巻きにし始めた。
「ぐっ……苦し……っ! 息が……吸えない……ッ!」
「耐えろパイロット! 男子の尊厳と、パイロットの照準精度のための犠牲だ!」
「あはは……ボクも手伝うねぇ」
衛生兵も参戦し、己の豊かな胸を強引に潰そうとテープを巻き付ける。
しかし――。
バツンッ!! ギシシッ!!
「――っ!? テープが……千切れた……!?」
「うそ……っ!? アタシのG耐性テーピングが、胸の反発力(弾力)に負けた……っ!?」
「あはは……ボクのも、パツンって弾け飛んじゃったぁ……」
3人の胸元で、強固に巻かれたはずのテープが肉体の圧倒的な復元力とボリュームによって一瞬で崩壊した。
弾けたテープの反動で、3人は「ひにゃっ!?」と変な悲鳴を上げて床に転がり込んだ。
【03. クール女子組の冷やかな指導】
「……バカなの?」
待機室のドアが開き、ぶかぶかの戦術ローブを着たハッカーと、漆黒のステルススーツを着た工作員が入ってきた。
工作員は暗視バイザーを押し上げ、床で胸を押さえて悶絶している元男子組3人を、ゴミを見るような目で見下ろす。
「呼吸を制限してどうするのよ。戦闘中の酸素供給量が落ちて自滅するわよ。サラシじゃなくて、これ(スポーツブラ)を使いなさい」
工作員が投げつけたのは、軍用の高伸縮性・衝撃吸収スポーツブラだった。
「な……なんだこの黒い拘束具は!?」
「揺れを抑えて、位置を固定するためのインナーよ。あたしも狙撃手も、最初からこれ着てるわ」
「……装着完了」
影から現れた小柄な狙撃手が、自分の胸元を指さした。少女兵の華奢な体躯にフィットしたブラが、長距離ライフル射撃時の微振動を完全に殺している。
「……スコープのブレ、ゼロ。胸の揺れ干渉、ゼロ。……無駄な抵抗をやめて、文明の利器(ブラジャー)を受け入れるべき」
【04. 敗北とスポーツブラの着脱】
15分後。
スポーツブラを正しく装着した元男子組の3人は、待機室の鏡の前で呆然と立ち尽くしていた。
「……あ、動いても……ズレない」
パイロットが、ジャンプしながら自分の胸を手で押さえた。
「走っても、Gがかかっても、胸が暴れないわ……! 照準がブレない……!」
「うむ……長身の私でも、背筋が伸びて走るのが楽になった……」
指揮官が、軍服のボタンを留め直しながら感心したように頷く。
「……だが、なんという屈辱だ。我々は、この『女子の装備品』に頼らなければ、まともに戦闘すら行えんというのか……」
「あはは……でもね、指揮官」
衛生兵衛生兵が、ブラの上に白衣風アーマーを羽織りながら、ほんわかとした笑みを浮かべた。
「これ、すごくしっかり胸を支えてくれるから……肩こりが少し楽になったよ~。ボク、もう手放せないかも……」
「アンタは順応しすぎなのよ衛生兵!!」
パイロットが叫び、作戦準備室に深い脱力感が広がった。
かつて男の子だった頃には存在しなかった「胸の質量と重力」という物理的試練。
全宇宙を震撼させる「第三勢力」となる彼女(彼)たちは、敵のビーム兵器よりも前に、スポーツブラの圧倒的な構造美と技術力に屈服させられたのだった。