登校班から宇宙戦士へ 作:匿名希望
侵食率80%。
最終アプデ直前。
6人の肉体再設計はほぼ完成段階に達し、「圧倒的スタイルを誇る175cmの凛々しい女司令官」「部隊ダントツKカップの爆乳衛生兵」「小柄ながら主張の激しいEカップ隠れグラマラスの狙撃手」など、元々の性別や学年を完全に無視した理不尽な身体スペックが定着した時期。
コロニー「ヴァルハラ」の変態科学者どもから、再び『高侵食状態における戦術的視覚・精神耐性テスト(という名の悪趣味なコスプレ実験)』が発令された。
侵食率30%の時とは比べものにならない「肉体の完成度」が、更衣室(簡易ドック)に地獄の地獄絵図を作り出す。
【01. 175cm軍服司令官の「バニー」と、Kカップ衛生兵の「チアリーダー」】
「か……看過できん……っ! ヴァルハラの上層部は完全に頭が狂っている……っ!!」
更衣室の物陰から、顔を真っ赤にして震えながら出てきたのは、指揮官だった。
175cmのモデル体型。引き締まったウエスト。そして、その上に君臨する圧倒的なFカップ。
そんな彼女(彼)に与えられた衣装は――「ハイレグハイヒール仕様の、漆黒のハイレグバニーガール衣装」。
175cmの圧倒的長身から伸びるスラリとした長い脚。
黒ストッキングとハイヒール、そして押し弾けそうなFカップの胸元とうさ耳。
あまりにも仕上がった「スタイリッシュ爆乳美人のバニー」というビジュアルに、本人は恥ずかしさの限界を迎えていた。
「な……なにがバニーだ……っ! 1年生の私にこんな……っ! 歩くたびに胸が上下に揺れて、ハイヒールのせいで転びそうな……っ! お母さん助けてぇぇっ!」
175cmの巨体を小さく丸め、八の字眉でシクシクと泣く指揮官。
「あはは~、指揮官ちゃんカッコいいよ~? 私なんて、これ踊ったら胸で自分の顔を打ちそうだよ~」
呑気な声で現れたのは、衛生兵(元4年生男子・茂)だった。
彼女(彼)に与えられたのは――「超ミニスカのチアリーダー衣装」。
すでに部隊ダントツの超弩級(Kカップ)へと成長を遂げていた衛生兵の胸元は、チア衣装の布面積を完全無視して溢れ出していた。
ポンポンを手に持って両手を振るたびに、Kカップの巨大な質量が猛烈な暴風を巻き起こす。
「あはは~、フレー! フレー! 指揮官ちゃん~!」
「揺らすなバカ!! 視覚的な破壊力が強すぎるわよ!!」
最年少パイロットが目潰しを食らう勢いで叫んだ。
【02. 質量の敗北(元女子組のブチギレ)】
「……殺す。変態科学者も、元男子どもも、全員まとめて細切れにして殺す……ッ!」
物陰から殺気を垂れ流しながら現れたのは、工作員だった。
彼女の衣装は「露出度の高い怪盗風キャットスーツ」。
ピッタリとした漆黒の生地がしなやかなボディラインを強調しているが……胸元はBカップで完全に頭打ち。
工作員は、175cmでFカップの指揮官と、Kカップを揺らしてポンポンを振る衛生兵を血走った目で見比べた。
「なんで……ッ!? なんで元男子の1年生と4年生が、大人のお姉さんみたいな爆乳とスタイルになってバニーやチアやってるのよッ!! あたしは元々女の子なのよ!? なんであたしより圧倒的にデカいのよぉぉっ!! 理不尽の極みでしょーがっ!!」
「ノ……ノワール、落ち着くんだ……っ! 私もなりたくてこのFカップになったわけでは……っ!」
「自慢してんじゃないわよバカ隆二ぃぃっ!!」
仕込みナイフを構えて躍りかかる工作員。
「……計測」
ハッカーは、「巨大な魔法使いの帽子とぶかぶかミニ魔女服」から光のない瞳を覗かせ、静かに告げた。
「……衛生兵の胸部質量、チア衣装の伸縮限界を300%超過。……指揮官の脚長数値、モデル規格を突破。……元女子組の精神的敗北率、99.8%。……理解不能」
「あんたも諦めないで戦いなさいよ!!」
【03. 班長の甘酸っぱい地獄と、シアンの静かな進撃】
「ふ……ふん! くだらないわね! アタシはパイロットよ! どんな服でも完璧に着こなして――」
パイロットは腕を組んで登場した。
彼女(彼)に与えられたのは「フリルとリボンが装飾された、王道のゴスロリ看護師(ナース)ドレス」。
華奢で引き締まったCカップのスタイリッシュボディに、ボーイッシュな金髪とナース帽。
あまりにも「完成された可愛さ」を誇っていたが、本人は鏡を見た瞬間、絶望に打ちひしがれていた。
(やばい……アタシ、普通に可愛い女の子じゃん……! 元6年生男子のプライドが微粒子レベルで消滅していくわよ……っ!)
「……パイロット」
「ひゃいっ!?」
トボトボと歩み寄ってきたのは、狙撃手だった。
彼女に与えられたのは「ハイレグ仕様の黒革レースクイーン衣装」。
148cmの小柄な身体に対して、しっかりと主張する隠れグラマラス(Eカップ)の胸元が、ジッパーの隙間から大胆に露出している。
パイロットは、狙撃手のEカップの胸元と、自分のCカップの胸元を交互に見比べ、顔を真っ赤にした。
(くっ……! 昔、密かに好きだった狙撃手の方が、アタシより胸がデカい……! しかもこんな破廉恥なレースクイーンの格好させられて……っ!)
狙撃手は無感情のまま、真っ赤になって固まるパイロットの前に立つと、ナース服の胸元のリボンをそっと整えてあげた。
「……大丈夫。……パイロットは……小さくても……すごく可愛い」
「やめてぇぇぇぇっ(本日三度目の絶叫)!!」
かつて意識していた好きな女子に、自分より大きなEカップを見せつけられながら「小さくても可愛い」とナース服姿で慰められるという、最高レベルに惨めで甘酸っぱい敗北感。パイロットはその場に突っ伏して床を叩いた。
【04. コロニー破壊の予行練習】
『――テスト開始。各ユニットは衣装のまま仮想ドローン群を撃滅せよ』
無機質なシステム音声が鳴り響いた瞬間。
「「「「「「…………」」」」」」
理不尽な衣装を着せられ、屈辱と敗北感と羞恥心で精神がオーバーヒートした6人の殺気が、訓練エリアの空間を絶対零度へと凍りつかせた。
「……指揮官として命じる」
175cmのハイレグバニー(元1年生男子)が、Fカップを揺らしながら冷酷なアイスブルーの瞳で仮想ドローン群を指さした。
「……あの変態科学者どもが作ったドローンを……一機残らず、粉砕するのだ……ッ!!」
「「「オーッ!!!(怒髪天)」」」
チア衛生兵(Kカップ): 「あはは~! 応援(ナノマシン爆撃)だよ~!」と笑顔で大爆破。
怪盗工作員(Bカップ): 「あたしの胸の分まで切れぇぇっ!」とナイフで秒殺。
ナースパイロット(Cカップ): 「アタシは可愛いだけじゃないのよぉぉっ!」と全弾発射。
レースクイーン狙撃手(Eカップ): 「……ロックオン」と精密ヘッドショット。
魔女ハッカー(AAカップ): 「……システム崩壊」とドローンの回路を即死させる。
わずか3分で、訓練エリアの全ドローンが完膚なきまでに消失・灰燼と化した。
「はぁ……はぁ……絶対に……絶対にアルゴを奪って、このコロニーから脱出してやるんだから……っ!!」
ナース服の裾を握りしめ、目を怒らせるパイロット。
侵食率80%。
肉体は完全に兵器へと仕上がり、理不尽なコスプレテストという屈辱を味わいながらも、その屈辱こそが、6人の「反逆の絆」をより強固なものへと鍛え上げていくのだった。