〜衛宮家〜
倒れたランサーを寝かせ、士郎と料理王は居間で状況を整理する。
「まずは自己紹介からだな。
俺の名前は衛宮士郎。」
「俺は料理王だ。よろしくマスター。」
「よろしく。それとマスターは止めてくれ。」
「分かった。では士郎は聖杯戦争を知ってるか?」
「いや、知らないな。」
「ではまず、それから説明しよう。」
〜聖杯戦争説明中〜
「そんな事があり得るのかよ‼」
「あぁ、ちなみに今回で5回目だ。」
「5回も‼」
「俺は前の戦いでも召喚された。
その時のマスターは衛宮切嗣、士郎の父親だ。」
「親父も参加してたのか‼
どんな感じだったんだ?」
「あぁ、常に全裸で過ごすワイルドな奴だったが、 無口でシャイな所もあったな。」
「そっか!さすが親父だ。」
「………。」
〜第四次〜
「あんたが俺のマスターか?」
「…………。」
料理王は切嗣に問いかけるが、切嗣は一言も発さない。
「おいマスター!…まさか、声が出ないのか…?」
料理王は申し訳なさそうに言った。
「ではアイリ、僕は先に寝るよ。」
「えぇ。」
「テメェ⁉ふざけんじゃねぇぞ‼」
料理王はおにぎりを切嗣の口に向かって投げ飛ばす。
その瞬間!
「ぐはっ⁉」
パァァァァァァァァァン⁉
切嗣の服は破け散った。
「精々そこで己の罪を数えてるんだな。」
そう言うと料理王は切嗣を放ったらかし、部屋を出て行った。
〜現在〜
「……。」
「で、戦闘面ではどうだったんだ?」
「ん?あ、あぁ!切嗣が指示し、俺が倒す。そんな感じで上手くやってたよ。」
「さすが親父だな‼」
「………。」
〜第四次〜
料理王はランサーと対峙し苦戦していた。
「(マスター、宝具の使用の許可を‼)」
「………。」
料理王が脳内に話かける。
だが切嗣はそれを無視する。
「テメェ⁉またか‼」
料理王は片手におにぎりを構え、
そして切嗣が隠れていた場所に投げる。
「ぐぼっ‼」
パァァァァァァァァァァァァン⁉
おにぎりは綺麗に口の中に入った。
「ランサー今の内に切r」
「食らえオラァ‼」
「ぐはっ‼」
パァァァァァァァァァァァン⁉
コンテナの上に居たケイネスにもおにぎりを投げる。
「マスター。君が悪いんだ、俺は悪くねぇ。」
そう言って料理王は港を去った。
〜現在〜
「………。」
「で、誰が勝ったんだ?」
「あぁ、最後は聖杯が呪われていたから俺が壊した。」
「それじゃあ今回の聖杯も…。」
「あぁ多分。」
「クソッ!何とかしないと⁉」
「………。」
〜第四次〜
「ほう、これが餅つきか。実に良いぞ‼」
ペッタン‼ペッタン‼ペッタン‼
「はいよ!よっこらせ!」
「すごい!切嗣見て見て‼」
「はぁ…もう着る服が無い。」
ギルガメッシュが餅をつき、料理王が臼に手を入れ、餅がつけ安くする様に整える。
「さぁ完成だ!こねろ、料理王。」
「はいよ‼」
料理王は臼から餅を出し、手の平サイズに千切り、こねる。
「ねぇ料理王?一口食べていいかしら?」
「どうぞ!」
「さぁ食せ、雑種。」
アイリは餅を食べた。
その瞬間アイリの体は聖杯に変わり、そこから泥の如き呪いが溢れ出た。
「ははは!これぞ愉悦‼」
「やべー。やっちまった。…俺は悪くねぇ。」
「アイリィィィィィィィィィ‼」
〜現在〜
「………。」
「なぁ料理王、これからどうすればいい?」
「とにかく教会に行くぞ。」
「わかった!」
二人は家を後にした。