真・料理無双   作:佐岩爽

6 / 15
なぜケリィが料理王を召喚したのか書いて無かったので、今回はそんな話です。


…脱衣

〜第四次〜

 

「やべぇ‼︎アヴァロンが見つからねぇ‼︎」

 

アハト翁は慌てた様子で歩き回る。

 

「どうしよう…切嗣君に今日渡すって言っちゃったし…」

 

頭を抱え、冷や汗が身体中に流れる。

 

「他の奴で代用するしか…ん?」

 

偶然目に入ったのは百均で買ったまな板だった。

 

「良し‼︎これにしよう‼︎」

 

✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「これがアインツベルンからの最大の援助だ」

 

まな板を切嗣に渡す。

 

「いや、これ…まな板…」

「アヴァロンだ」

「いや絶対まな板…」

「アヴァロンだ」

「まなi「アヴァロンだ‼︎」…はい」

 

こうして、ある意味最強のサーヴァントが召喚された。

 

〜アーチャー〜

夜の冬木市。全裸のアーチャーは目を閉じながら歩いていた。

 

(理想に溺れた私は何処に行くのだろうか?そして私はそこで何をすれば良い?)

 

立ち止まり、ゆっくりと目を開ける。そこは警察署だった。

 

「ふっ…元正義の味方の私にぴったりの場所だな…」

「ねぇ?そこの君」

 

突然横から警察官がアーチャーに声を掛けて来た。

 

「ちょっと署まで来て貰えるかな?」

「なんで私が行かなくてはいけない?」

「だって服着てないでしょ?」

 

警察官は端的に言う。

 

「その前に理由を聞くのが筋ではないのか?」

「(何でその格好で正論を言うんだよ)分かった。なぜ服を着てないの?」

「正義の為だ。」

「はい。アウト。」

 

警察官はアーチャーの手に手錠を掛ける。

 

「何をする貴様‼︎」

「君を頭のおかしい露出狂と判断したからだよ」

「このクソ野郎がぁ‼︎」

 

アーチャーは手錠を引き千切り、千将・莫耶を投影し、警察官の衣服を斬り裂いた。

 

「うわあああああああ‼︎」

「どうだ!貴様もこれで露出狂の仲間入りだ‼︎」

「ひぃぃぃぃぃ」

 

全裸になった警察官はアーチャーに背を向け、警察署へ走り出した。

 

「貴様…警官の癖に逃げ出すとは‼︎I am the bone of my sword」

 

アーチャーは弓と偽・螺錠剣を投影する。

 

「貫け‼︎」

 

放たれた偽・螺錠剣は警察官の尻に突き刺さり、警察官の尻は捻じれ狂う。

 

「ぎゃああああああああああ⁉︎」

「これが正義だ‼︎」

 

アーチャーは倒れている警察官に唾を吐きかけ再び走りだした。

 

 

〜教会〜

 

夜の教会。そこは変な静けさの中、士郎達は言峰綺礼と対峙していた。

 

「久しぶりだな料理王。」

「あ、うん…久しぶり」

「あの前回の時はお世話になったな」

「……。」

「ふっ…黙りか」

「おい待て。あんた前回って事は切継を知っているのか?」

 

士郎の言葉に綺礼は目を閉じ、口を開く。

 

「衛宮切嗣とは殺し合う仲だった。」

「なっ⁉︎」

 

驚きで口が開く士郎。そんな士郎を無視し、綺礼は長椅子にあったカソックを着始めた。

 

「あの時は衛宮切嗣にやられたが今は違う。あの時から私は己を鍛えた。服を脱ぎ、そして祈り、再び服を脱いだ。いつしか私の脱衣は…」

 

パァァァァァァァァァァン‼︎

 

 

「音を置き去りにした…」

 

綺礼は満足したのか目から涙を流していた。

だが周囲は”で?”という空気が流れていた。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。