俺はこんなドロドロなところにいたくない!(切実) 作:明石石矢
作者「無理です♪」(悪魔的笑み)
オリ主「そんなぁ」(´・ω・`)ショボーン
作者「ま、頑張ってちょ」
オリ主「………」カチャ
作者「ん?お、おい何だそのチャカは!?や、やめ」ドバーン
オリ主「………フッ死んだか。」
『Oh,No!』
画面内の某赤い配管工が画面外に消える。
「だぁーー!また4んだ!」
画面に『GAME OVER』と表示される前に電源を消し後ろに振り返る。
「ほらほら、そんなにカリカリしてるとカリカリベーコンになってしまうよ。」
「うっせ、黙っとけ」
俺をおちょくったのは義妹の『霧島藍里』年齢不詳
そして俺の名前は『霧島悠真』22歳
ただのモブである。
なぜ俺がモブだと言い切れるのかと言うと、この世界はゲームの世界だからだ。
しかもエロゲーである。
名前は『Crazy love』
略してクレラブである。
ただのエロゲだったらまだ大丈夫だった。
しかし問題はこれがクレラブだということだ。
愛憎に塗れたドロドロの想い、湿度が高いし下手すれば一瞬で童貞卒業する可能性がある。
なお両方合意してない場合である。(もちろん俺は合意しない)
俺はちゃんと考えて行動する派だからね。
その場で流されたりはしないのよ。
それはそうとして、妹様。
それはなんですか?
その意味深な合格通知は?
俺そんなもの受けてないはずだけど。
「フッフッフッ、聞いて驚け!なんとお兄ちゃん、あの有名な番組『アイラブ』に出演が決定しましたーパチパチパチパチ。」
「………………は?」
アイラブという言葉に俺は聞き覚えがあった。
それはクレラブに出てくる舞台となる番組。
あと妹様よどうして俺が出演するのか一言一句漏らさず教えてくれます?
胃に穴が空きますよ。
「スゥーーー、待て待て待て待て一体どういうことなんだよ?俺聞いてないよ?」
「だって言ってないもん。」
「それはそうだけど、なんで俺が出演することになったかを教えてほしいの!」
普通にこれは教えて欲しい。
死活問題だから。
「それは最近お兄ちゃん家にいるやん。」
「ああ、そうだな。」
「お兄ちゃん暇そうだからなにか起きないかなってとりあえず書類送ったら合格通知来た。」
「はいはいはいはい、ストップ、一体何故俺の名前を使って送ってるんだ?」
おかしいだろ!
一体どういうことなんだってばよ!?
「べつにいいじゃん。」
「全然良くない!」
「でもお兄ちゃんだけいいなぁ、私も送ったけど受からなかったようだし。」
それは本当に良かった。
もし合格してたら嫌われてでも止めていた。
というかさアイラブって四週間の密着するやつだから仕事休まないと。
後で連絡しないとってなんで行く前提で考えてるんだぁ俺ぇ!
「俺はいかん、絶対にいかんぞ!」
「えーお兄ちゃん、せっかく受かったしお父さん似て美形だから行こうよー」
「駄目だ、仕事だってあるんだ」
「さっき許可もらったよ?」
「はぁ!?」
なんで妹が俺の仕事先なんか知ってるんですかねぇ!
「なんか逆に好都合とかなんとか言ってたよ。」
「はぁ?もうどういうことだよ、ちょっととりあえず電話してくる。」
「はいなー」
俺はソファから立ち上がりスマホを持って職場に連絡する。
『おい上司、テメェこら、なんで妹とテメェが知り合いなんだよ』
怒りのメールを送った数十秒後返信が来る。
あと返信早いな
『一番最初にそれが来るとは流石に思わなかったね』
『うっせぇなとっとと答えろ』
『別にいいけど仕事の話のほうが先ね』
『チッ分かったよさっさと言え』
『メールでチッを使ってる人いるんだね、おっと話がそれた。仕事の話は最近あそこの番組がきな臭くなってるんだ。』
『有名人があそこにいったあと評判が下がるのと同時になにも番組外であったことを話してくれないんだ、実際大手の人も同じようなことがあってね。上から圧がかかってるんだ。』
『でも外と中は繋がりが切れてるし正式な手続きがないと踏み込めないからね、そこでちょうど君が合法で中に潜り込むことができるチャンスがやってきてね、この手を逃す訳にはいかないんだよ。』
『は?』
『いやまじ、ほんとにそういや~びっくりしたよ、君の妹からこの連絡があったのは運がいいね。』
最悪だが?
断るつもりだったのに強制的に行かないといけないんだよ。
カスだぁ!
『ホントに恨みますよ』
『ははは、残念だが恨まれるのは慣れてるんでね。』
『で何すればいいんですか?』
『それはね―――
「ホントに恨みますからね、クソ上司」
妹から合格が告げられた数日後
俺は面接を受けに来ていた。
ここが最後のチャンス。
面接を落ちれば無事に回避できるはずだ。
全力で評価を落とそうとしようそうしよう。
そうすれば話はなかったことになるからな、うん。
用意された椅子に座りながらゆっくりと撮影まで待つ。
周りにはスタッフが慌ただしく動いていた。
目の前には黒い大きなカメラが鎮座し威圧感を放っている。
「撮影を始めまーす、ではまず自己紹介から。」
「は、はい。俺の名前は霧島悠真、年齢は22歳のサラリーマンです。」
「ではつぎ、今回の『アイラブ』に応募したきっかけは?」
「妹が勝手に応募したため本当に仕方なく来ました。」
まじで勝手に応募されたこと俺は許してない。
最初は反応を冷たくした
でもいつの間にかいつも通りの対応になってしまったのは俺が甘いからだろうか。
でもまだ許してないので額に青筋が浮かびながらも質問に答える。
「なるほど、では恋愛は」
「どうでもいいです、そもそも妹に勝手にされた挙げ句、仕事場の上司からも行ってこいと言われました。なので早めに脱落させてください。」
「う〜ん、それはいろいろ話し合わないと駄目だから無理だね」
「あ、そすか」
希望は潰えた
と思ったか!
このやる気のない発言は評価を大幅に落としただろう。
ならば脱落する可能性が高いはずだ。
ただしスタッフの一部が笑ったことに関しては気にしてなかった。
この態度が番組に高評価を受けることを知らずに
撮影から数日後、今日は『アイラブ』の特番が流れる日だ
カットしてくれよ運営さん
「どうだったお兄ちゃん。」
「残念ながらカットの確率が99.9%だ」
「えー、お兄ちゃんちゃんとやったのー?」
「ちゃんと本音を伝えてきたよ。」
「そう、ならいいけど」
本心は伝えたよ、本心はね
さて一体どうなるのかね
ま、脱落に決まってるんだがね!(フラグ)
テレビ画面には舞台となる家とBGMが流れており出演者達VTRが流れる。
一人目『唯崎佳奈女』モデル
二人目『川山阿吽』芸能人
三人目『松谷凛』女性アイドル
四人目『古井蒼依』インフルエンサー
五人目『刈館翔人』YouTuber(『Crazy love』の主人公)
六人目『蘆屋日奈』歌手
七人目『桐谷朱衣』一般人(なお主人公の幼馴染)
八人目『霧島悠真』一般人
(なん……だ…と!?)
桐谷朱衣や俺を除きそれ以外は有名人。
そして俺も脱落もなしで参加決定。
(99,9%の残り0.1%をひいた?)《なお実際は100%の確率で参加》
そして俺の紹介VTRは
『なるほど、では恋愛は』
『どうでもいいです、そもそも妹に勝手にされた挙げ句、仕事場の上司からも行ってこいと言われました。なので早めに脱落させてください。』
【やる気がないモブ、霧島氏参戦!!】
運営さーん。
なんでですかー
俺あなたのこと信じてたんですよ!
必ず脱落させてくれるって!
なのに面白おかしく編集するとか人の心とかないんですか?
「…………………」
「…………………」
妹が無言で俺を見るが俺は静かに目をそらす。
視線が痛い。
「暗いよお兄ちゃん。」
「しょ、しょうがねぇだろ!?」
「この紹介文!まるで呪いのビデオみたいだよ」
「やめろ!人の心はガラスなんだぞ!」
妹の容赦ない口撃が俺の心を削る。
ピロンとスマホが震え見ると
『wwwwwwwwwwwwwwwwwwバンバンバン(机を叩く音)』
クソ上司に中指を立てたスタンプ爆撃を送ってから俺は頭を抑える。
いったい何が駄目だったのだろう。
そう考えていると再びメッセージがくる。
『全部だ(^o^)』
後でさらに中指を立てたスタンプが大量に上司に送られた。
作者「復活!!」
オリ主「なん……だ…と!?」
作者「大日本帝(ピンポンパンポーン不適切な言葉があったため中止させてもらいました)」
オリ主「はぁ」(ため息)
作者「感想ください」(切実)