君はウラナミ・アスカ・ラングレーを知っているか? 作:一途一
本日は全文セリフ。
ウラナミちゃんは社交レベル100のアスカみたいな物です。
「…つまんない。どうして、こんな生まれなのかしら?」
「貴方に聞いてるのよ?ウラナミさん」
「あたしですか?」
「そう。貴方、私を見てどう思う訳?きっと生まれから今まで一通り、資料か何かを熟読したのでしょう」
「確かに拝見致しましたが…」
「…そうですね、正直に言っても宜しいのならお答え致します」
「歳が近いのに、変に高圧的なのね」
「近くありませんよ?18歳ですから。勝手に他人の歳を決め付けるのは止めた方が良いです」
「貴方の様な小さい18歳は見た事が無いのだけれど」
「成長期が遅かったので」
「…それで、霧島様。今の茶化しは肯定と見てお話ししますが、正直な所、あなたには行動力が足りない。思春期に有るべき、情熱に欠けておられる様子にも見えます。何が原因であれ、今の心持ちは改善する必要がある様に思えるかと」
「随分と大雑把ね」
「あなたの経歴や名誉の数々は、あなたを見る材料に成り得ません。あなた以外にも言える事ではありますが…」
「…あなたの振る舞いには客観的な視点が足りない。もう少し、落ち着いても宜しいかと」
「私、無理してる様に見える?」
「眉間が寄っていますよ」
「まさか!」
「嘘です」
「…まあ、そんな物かと思ってたわ」
「満足なさいましたか?」
「いいえ、未だよ。貴方、敬語を外してみて」
「霧島様が宜しければ…」
「一々聞かなくても良いじゃない。嫌味?」
「あんまり、偉い人と話さないから」
「…急に変わらないで」
「あなたよ、言ったのは」
「やっぱり強気なのね。馬が合いそうだわ」
「…強気とナルシストは、別物よ」
「ちょっと失礼じゃない?」
「だって、自信が丸見え。確かに護衛として軽くあなたの経歴を見る事はあるけど、それを熟読するなんて、無いわ。それに……それに、良くない雰囲気。人が表情を変えているのが分かっているのに、まるで感情を理解していない感じ」
「敬語を外しただけで、そこまで言う様になるのね」
「そこよ、そのまるで焦ってない振る舞い。正直ドン引き、げー!」
「…ぇええ」
「うん、その顔が良いわ」
「本当、良い趣味してるのね」
「胡散臭い笑みを浮かべるよりかは、マシよ」
「そう言う貴方はどうなのかしら?随分と裏と表の差が激しい様だけど」
「裏と表じゃなくて、メリ・ハリ。それにそもそもと言えば、あなたがわざわざおちょくって来る様な事をするから、あたしは付き合ってやってるってだけ」
「えらく上から目線ね!佐藤さんにもそんな感じなのかしら!」
「!何ですって____」
「待って。外に声が漏れるわ」
「自分で大声出しといて言うのかしら」
「うっさいわね!」
「怖いです…ウラナミさんって…」
「今更猫被り直しても遅いわよ」
「声が掛けられる様な事があれば、私が庇ってあげても良いのよ?」
「碌な事言わなそうだし却下よ、却下」
「…信用が無いのね?」
「逆に今までので信用が付くと思う?」
「微笑んでも無駄よ」
「私たち、相性良いと思わない?」
「思う神経を疑うわ」
「アスカって呼んでも良いかしら?」
「ご自由に」
「アスカ」
「…何よ」
「これって、友達なのかしら」
「急に言わないでよ。___まあ、それは…あなたが、どう感じるかね。あたしは何とも言えないわ。だって、護衛だもの」
「散々言ったのに?」
「関係性を定義するのは、また別の問題なのよ。今、あたし達には上下関係があるけど、友達と言う枠組みを組み込むとどうなるか、さっぱり検討がつかないの。それに会って間もないのに友達宣言は、関係に亀裂が入る第一歩よ」
「じゃあ、どうしたら友達になれるの?」
「相手を理解しようと努力する。そうしていれば1人ぐらい、友達は出来るわよ」
「じゃあ、貴方の事…教えて欲しいわ。理解するために。もっと」
「なら、ゲームよ。ゲームをするわよ。何かあるかしら?」
「オセロはあるわ」
「1人で居たのにオセロ?」
「良いでしょ、別に。お母様としてたの」
「まあ良いわ。やりましょ」
「あ、部屋出たら敬語に戻して、振る舞いも直すからヨロシクね。やっぱりタメ口って暫くしてないから慣れないわ」
「えー!?つまらないわよ、それじゃあ…」
「そう言う所、駄目よ。直す様に心掛けるのね」