■ ■
時間が経つのは早いものだ。
つい最近まで、ネフホロであんりみボコしてたら錆ちゃんとエンカウントしたり、久しぶりにスヴァブラ入ったら新規ちゃんに声掛けられてそのまま
ちなみに錆ちゃんには、俺とあんりみの二人掛りで挑んだ訳だが、俺は案の定速すぎて自滅して、あんりみは俺に巻き込まれてくたばった。なので錆ちゃんに怒られました。俺とあんりみくっそ笑ってたから余計怒らせちゃった、てへぺろ☆
レッドレインっていうのは、スヴァブラのプレイヤーの一人で、俺の次にキルスコア稼いでる奴な。要はランキング2位。巷じゃ『
なんなら俺もその一人。確かスヴァブラのオンラインサーバーで最初に名を挙げた四人のプレイヤーの総称だったかな? 俺は知っての通りスヴァブラのPvPランキングで1位取ってから一度も下落した事なくて、そのレッドレインはオンラインサーバーに『傭兵』っていう概念を作り出した。
新規プレイヤーちゃんと一緒に居る時に喧嘩吹っかけられた時はつい楽しくなってしまった。いやほら、俺ってシャンフロは仙ちゃん居るから抑え込んでるけど、やっぱ故郷となるとはっちゃけ具合がさ……ね?
せっかくの新規だし、尚且つペンドラゴンの
まぁ……才能あったから文句言えんが。アレはPvPの才能がある娘だった。というか、多分鯖癌にも適応出来るタイプだ。鯖癌やってたら恩を仇で返す子に成長していたに違いない。
残念ながら、スヴァブラはかなり怖いゲームだと思われてしまったが……いやー惜しい。かなり惜しい。なんか別ゲーで会えねぇかな? PvPスキルさえ学べば化けると思うんだがなー!
まぁ、
もう今夜が決戦か……早いもんだな。サンラクにカッツォくん、仙ちゃんの準備も万端。ペンちゃんは何やら阿修羅会を売りに出して色々と仕込んでるらしい。流石は外道、身内にも容赦無し。もっと身内に優しくしてやれよ、俺みたいに。
「ふぅ……良い朝ですなぁ」
斎賀邸の縁側で飲むお茶は格別だぜ……身も心も落ち着きます。たまにお祖父様がやってくるけどね。
斎賀家の血筋は何故こうもラスボス感が強くなるんだろうな? 富嶽の爺さんもそうだけども、雰囲気が人間のそれじゃないんだよ。風雲斎賀城のボスですと名乗っても違和感はないね。
「……餅食いてぇ」
「いつもは大福じゃなかったか?」
「気分的に餅かな。醤油かきな粉で食べたい」
「…私も食べたくなってくるからやめてくれ」
「えー、食べればいいのに。あとおはよ、
「おはよう、一さん」
寝起きなのかボサボサ髪の百ちゃんが、背後から現れた。もー、この子は何故こうもだらしがないのか。こんなん仙ちゃんに見付かったら即刻説教だぜ?
今日は珍しく百ちゃんは帰ってきている。というのも、普段は一人暮らしなんだけど、俺の『たまには一緒にご飯食べようぜー』ってお願いもあって、1ヶ月に1回はこうして斎賀家に来てくれる訳だ。
だってこの子、下手すれば一緒カップ麺なんだもの。前に抜き打ち訪問した時はついアイアンクローをかましてしまいました……いやマジで酷いからね? あんなんじゃ結婚なんて夢のまた夢よ?
「百ちゃん、またちゃんと髪乾かさずに寝ただろ」
「ぎくっ」
「仙ちゃんに怒られるって分かってるでしょうに……仕方ないので
「い、いや良い! 自分でやるから!」
「そう言ってした事があったかねー? ほれ抵抗するんじゃないよ。それとも仙ちゃんにチクられたいかい?」
「うぅ……はい」
「うん、よろしい!」
この子はアレだな、介護してくれる系の人と付き合った方が良いな。じゃないと数週間足らずで別れるぞ大体の奴。
面倒見が良い素直な男が良いんじゃなかろうか? ついでに百ちゃんの巨乳に目が泳がない精神性を持った奴が。
うーん……だいぶ無理ゲーでは? 条件を挙げれば挙げる程にめっちゃ無茶な気がします。俺は仙ちゃんという嫁さんが居るのでアレだが、百ちゃんマジで巨乳だからな…男でこれに抗うのだいぶ厳しいぞ。
「せっかく綺麗なのに勿体無いんだからなー。これじゃあ行き遅れになるぞ?」
「余計なお世話だ……」
「痛くないか?」
「大丈夫……大丈夫…………ぐぅ」
「ちょい待て寝るな。寝るんじゃないよ百ちゃん。日光当たって気持ちいいからって二度寝するんじゃない。仙ちゃんに怒られるぞー?」
「んぅ……」
「うせやろ……」
猫か何かなのかな? ちくしょう、場所移せば良かった……俺を背もたれにして寝やがったぞこの義妹。寝るの早いって。
困ったなー……仙ちゃん来たら絶対怒られちゃうよ。俺と百ちゃんセットで。正座は勘弁してほしいんだけどなぁ…
「百ちゃーん、仙ちゃんに怒られてもしらんぞー」
「……」
「ダメだこりゃ……はぁ、仕方ない。一緒に怒られてやりますか」
「お優しいですね……一さん?」
「あ」
オワタ☆
やべぇ、これやっべぇ!!! 仙ちゃんお冠だ! すげぇいい笑顔してるけど雰囲気が修羅のやつやこれ!!!!!
待って、待ってください仙ちゃん! いやぁダメだ手刀を形作っておられるぅぅぅぅ!?!?!?!?
「起きろ百ちゃん早く起きろォ! 手刀で打首されて死ぬぞぉ!? リュカオーン倒す前に死んでしまうぞ百ちゃぁぁぁぁぁぁぁんっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「それだけは勘弁……はっ!? ね、姉さん!?」
「人の旦那様を背もたれにするとは……随分なご身分ですね、百」
「いえ、これは違くてですねっ!?」
「元を正せば俺が百ちゃんの髪梳いたのが切っ掛けと言いますか……」
「ほう……つまり、百は髪を乱していた訳ですね? 乱したままで、人前に?」
「ついでに言えば髪ろくに乾かさずに寝てたらしいです」
「ほう???」
「一さん?????」
すまない
「一さん、一旦退室を」
「了解であります」
「一さん!? 裏切るのか一さん!?」
「ごめん百ちゃん……でも俺やっぱ仙ちゃんの味方なんだ」
「一さんも後でお話がありますよ」
「頼まれればいつだって髪梳かすのに……」
「……なんのことです?」
おぉ、焦ってる焦ってる。ふっふっふ……仙ちゃん、俺に隠し事は無駄だぜ?
仙ちゃんの事なら何だって分かるんだぞ? 何だってだ。多分引かれるくらいには分かるぞマジで。そこらのストーカーですら顔真っ青になるだろうな。まぁ仙ちゃんのストーカーなんて居ないけど。
だってそこらのストーカーよりも仙ちゃんの方が何千倍も強いんだもの……そもそも、視線で起床しちゃうくらい気配に敏感な仙ちゃんをストーカー出来る訳ねぇじゃん?
「妬いちゃう仙ちゃんも可愛いです」
「かっ…!? いっ、妹の前ではやめてくださいっ! 恥ずかしいでしょう……」
「もー本当に可愛いんだからー! 最近立て込んで全然言えてなかったから爆発しちまうよ俺ー!!! 仙ちゃんなう! マイラブリーゴッド仙ちゃん愛してるぜー!!!!!」
「あいっ!? はゃ、あぅぅぅぁ……!!!!!」
(何故当たり前の様に仙姉さんの心を読めるんだ、この人は……というか私は何度これを見せ付けられるんだ??? 玲助けてくれ……)
◆
さて、仙ちゃんへの爆発的な愛をぶち撒けて義妹をげっそりさせてから夜は訪れる。
仙ちゃんと共にシャンフロへとログインし、宿から指定の集合場所へと向かう。取り敢えずサンラクとカッツォくんと合流せねばな。
「遂に、今夜……ですね」
「うん、ウェザエモン戦だ。緊張する?」
「……はい。正面切って大将と相対するのは、初めての事ですから」
「エリアボスとは規格が丸ごと違うからねぇ……まぁ、大丈夫大丈夫! 何も仙ちゃんが一人で戦う訳じゃないんだからさ。皆で背中預け合っていこう」
「…はい。ハジメさんの背中は、私が必ず」
「頼り甲斐あるぅ! お、居た居た」
サードレマの【蛇の林檎】前で集まっているサンラクとカッツォくんを見付け、アタッカーは合流。そしてここからは、いざ決戦の地———樹海窟へと向かう訳だ。
「おっすー。ちゃんと目ぇ覚めてるか?」
「あたぼうよ。カッツォからお勧めされたエナドリ、がつんとキメてきたぜ」
「もしかして米国産ライオットブラッドか?」
「せいかーい。あんま常飲するものじゃないけど、こういう時はキメないとね」
ライオットブラッド……エナドリ業界じゃ有名な、合法的脱法ドリンクだ。国が度々検査を実施しちゃうくらいには中毒性が尋常じゃなく、24時間以内に5本以上を摂取するのはヤベェとされている。
メリケン産は強いだろうなー。俺あんま飲んだ事ないけど。というか実態知られたら仙ちゃんに止められるだろうしな。
サンラク達と合流し、他のプレイヤーを警戒しながらサードレマから樹海窟、そして秘匿の花園へと入る俺達。
「あ、そういや聞いてくれよ。便秘で新バグ発見されたぞ。ガーキャン———ガードキャンセル———挟めばゲージ技でパイルバンカー出来る」
「えっ、マジで!?」
「マジかよ新バグか!?」
「マジのマジ」
「便秘…?」
「あ、略称っす。ベルセルク・オンライン・パッションっていう、バグり過ぎて逆に面白いゲームがあるんすよ」
「はぁ……」
便秘———ベルセルク・オンライン・パッション。過疎ってる上にバグりまくってるクソゲーという、もう救いようが一切ない
当たり判定と威力が二重になり、大ダメージを与えられるパイルバンカー……それにガードキャンセルを挟めば、まさかゲージ技でパイルバンカーが出来るとは。
「ガーキャンは考えなかったな……というかなんでガーキャンで派生するんだ…?」
「そこは便秘だからなぁ……あ、それで言えばスヴァブラに新規が来たぞ。レッドレイン相手に二十秒耐えた逸材」
「うっそぉ!? 二十秒耐えたって事は、あの『
「お知り合いですか?」
「スヴァブラのトッププレイヤーの一人でナンバーツー。要は俺の次に強い奴だよ」
伊達に2位は気取ってない奴だ。奇襲されようが真正面から迎撃しようが、俺でも殺すのに2分は掛かるくらいには強い。
それを相手にして20秒とは、とんでもない成果だ。マジで惜しいなぁ……何とかしてスヴァブラに戻せねぇかな……
(サンラク、そのレッドレインってのは?)
(スヴァブラのオンラインサーバーで最初に名を挙げたその四人のプレイヤーを総称して『始まりの四尽』って呼ばれてるんだけど、その内の一人だ。スヴァブラに『傭兵』の概念を創って公式に採用させた始まりの傭兵)
(へぇー。話聞く感じ、その『始まりの四尽』ってのは強いの?)
(死に場所を求めて戦場に飛び込んだらいつの間にか自分だけが立ってた系のトッププレイヤー達。ハジメ氏もその一人)
(オッケー納得だわ、絶対ヤベェ奴じゃん。幕末ランカーと比べたらどう?)
(アレはなんか、ベクトルが違うんだよ。そうだな……そもそもの『挑戦意欲』が全く刺激されないタイプのトッププレイヤーだ。マジの意味で敵に回したくない系のやつ。幕末とかなら平気で喧嘩売れるけど、スヴァブラなら俺はハジメ氏には絶対喧嘩売らない。鉢合わせた時の最高生存時間たったの9秒だぞ)
(あのしぶといサンラクが10秒未満かぁ……)
何やらサンラクとカッツォくんが話し込んでんな……まぁ単語がポロポロ零れてるからスヴァブラの話してるのは分かるけど。
なんだよ俺の話か? 素直じゃねぇなー、普通に話し掛けてくれれば良いのに。スヴァブラの話なら幾らでもするぞ?
推しキャラの
シアンちゃんで言えば、そういやサバイバアルに語ってなかったな。シアンちゃんの事話したらワンチャン彼奴の事だしスヴァブラ来るんじゃね? よし、今度話そう。彼奴なら確実に適応出来る。
てかそれで言うならヤシロバードも行けるな。ガトリングとマッチロックガナーあるし。
そんな事を考えながら、四人で楽しく会話に花を咲かせていると、突如として空間に亀裂が入った。
それを合図に、俺達の空気がピリピリしたものへと変わる。本腰が入ってきたな。
「これが……綻び、ですか」
「新月の夜に結界に綻びが生じるって言ってたし、コレだろ……なんというか、ば」
「バグってオブジェクト崩壊したみたいとか言い出すんじゃねぇぞ?」
「ばっ、バッカだなー、俺がそんなこと言うわけねぇ……ですわ?」
「目が泳いでるよー、クソゲーマー」
やっぱそれかよ。コイツは何でもかんでもバグったクソゲーに喩えないと気が済まねぇのか? やっぱ根っからのクソゲーマーか……玲ちゃんの将来がちと心配だぜ俺は。
ん? この足音は……ペンちゃんか。やっとこさ合流ですかい。
「いやー、お待たせ!」
「その様子だと撒けたみたいだな。まぁ、それにしちゃボロボロだけど。なんかあった?」
「それがさー、聞いてよハジメくん。お宅の
「あー……そういや予定入って機嫌悪かったっけ。憂さ晴らし相手になっちゃった訳か……ちくしょう! ウェザエモンの予定さえ無ければ、俺がソロ壊滅させたかった……!!!!!」
「元幹部の眼前で堂々とソロ壊滅宣言する辺り、やっぱネジ外れてるよね。対人狂は怖いよ全く」
やかましいわい。あー、勿体無い! 俺だけが食べてきた定食を、大人数に知られてしまった気分だぜ!
ソロ壊滅させたかったなぁ……今頃百ちゃんと玲ちゃん、あと
「チャンスは一度きり。失敗すれば、阿修羅会からの袋叩きは免れないだろうね」
「えっ!?
「ごめん前言撤回。袋叩き(ソロ)されるの向こうかもしれない」
「ハジメ氏なら全然やりそうで寧ろ笑えてくる」
「ここで目輝かせるのは流石に対人狂。仙さん如何ですか?」
「こういう子供らしい所も、愛しいのですよ」
「やっぱハジメくんのお嫁さんだねぇ……これが夫婦なのかな…」
「ちなみに朝から百ちゃん叱られたよ」
「その話詳しく」
同級生の不祥事に目を輝かせるんじゃないよ。全くこれだから外道は……まぁ、それはさておいて。
「失敗なんて頭から追い出しな。俺達は
「狙うは必勝のみ。その為の準備は既に済ませた。ならば我々で天運を掴み取るまでです」
「良い事言うじゃないっすか、千氏!」
「その通り。俺達は勝ちに来てるんだから、言うことは一つでしょ?」
互いに顔を見合せ、拳を突き出す。
もぎ取るのは勝利のみ。それ以外なんて考える必要はないんだよ、欠片もな。
「じゃあ、主催者である私が音頭を取りまして———あの
「応!」
「無論です」
「やったりますか!」
「燃えてくるねぇ!」
そうして———世界は、反転する。
さぁ、今夜が最期だ。ようやくお前をぶん殴れる———墓守のウェザエモン。セッちゃんの分まで、俺が叩き込んでやるよ。
・始まりの
スヴァブラのオンラインサーバーで最初に名を上げた四人のプレイヤーの総称。死に場所を求めて戦場に飛び込んだらいつの間にか自分だけが立ってた系の死に損ない共。基本的に遭遇したら瞬殺以外に選択肢が浮かばないので、野良プレイヤーは数秒でキルされるのがオチ。数分も生き残れば、それだけで英雄だと持て囃される。
スヴァブラのプレイヤーからは『スヴァブラが生み出した最初の狂人達』『実質スヴァブラの裏ボス』『エンドコンテンツ系プレイヤー』『現代版黙示録の四騎士』などと好き勝手に呼ばれる程に個性が強く曲者揃いで、スヴァブラで事実上のトップを張っているプレイヤー達。
幕末ランカーと同じくスヴァブラに適応し切っており、一人の例外を除いてスヴァブラ以外のゲームでは本来のパフォーマンスの半分以下の実力しか発揮出来ない。
とある
・『エンドコンテンツ』ハジメ
スヴァブラで初めてPvPランキング1位を掴んでからこれまで、一度も下落した事がない我らが対人狂。
ユラが幕末民が束になって挑んでも勝てない『レイドボス』ならば、こちらはスヴァブラ民がサ終するその時まで挑み続ける『エンドコンテンツ』。噛んでも飲んでも味がし続ける裏ボス扱い。決闘、或いは遭遇戦で野良プレイヤーをキルするまでに要する時間は最低で4秒。あんりみ、ペンドラゴンの二人掛りだと1分くらい。
スヴァブラに適応しながらも、スヴァブラ以外のゲームでも高いポテンシャルを発揮出来る例外が他ならぬこの人。スヴァブラが200%だとするなら他ゲーだと良くて99%、仙ちゃんバフありで150%くらい。
・『爆殺鴉』レッドレイン
オンラインモードに『傭兵』という概念を生み出し、公式に採用された読んで字の如く『始まりの傭兵』にしてスヴァブラPvPランキングのナンバーツー。
スヴァブラのパイルバンカー装備「爆ぜ
尚その見た目と兜の声の籠りで分かりにくいが、アバターもリアルも女性で、尚且つ某清楚系代表声優ボイス。
・『
スヴァブラ考察勢が掲げる三大議論の一つ『地下にこそ世界が在ったのだ』を解明すべく、年がら年中スヴァブラにログインしては地下に籠り続けているスヴァブラのナンバーワンヤベー奴。
自分こそが解明するのだと意気込んでいるので、他のプレイヤーを地下で発見しようものなら発狂しながら特大剣で確殺してくる。
・『ナインデッド』ฅ^•ω•^ฅニャー
9位を維持し続ける謎のプレイヤー。猫耳を生やした赤髪碧眼の少女のアバターをしている為、わりと人気がある。なんで名前が猫なのかは尽き人の間でも様々な考察がされており、今の所有力なのは『猫に
ランキングは9位だがその実力は上位3人に匹敵しうるとされ、ハジメさんをして「めっちゃ楽しく戦える奴」と絶賛するプレイヤースキルの持ち主。