【未来占定:剣の王と女王の完全沈黙】
静寂に包まれた室内。翔田美琴の手から滑り落ちるように提示された2枚のカード。そこに現れたのは、またしても天地が逆転したソード(剣)のキングとクイーンの逆位置であった。
翔田美琴:「あんたの未来を思って引いたけど暗澹たるものね」
提示されたカードの凶兆に、周囲の空気はいよいよ重く沈み込む。
【1枚目:ソードのキング(KING of SWORDS)逆位置】
翔田美琴:「左は『ソードのキング』の逆位置。意味は『権力の悪用』『理性の欠如』『残忍さ』、そして『理屈ばかりで裁きに屈する無力さ』」
レム判事:「知性や厳格な規律を司る王が逆転している……。客観性や理性を放棄し、己の不満と暴言で他者を支配しようとしたツケが、未来において『正当な裁判と絶対的な権力によって完全に封殺される』という未来の確定ですね」
エリオット隊長:「……身勝手な屁理屈や暴言でマウントを取ろうとしても、未来の現場じゃ誰からも相手にされず、権力構造の最底辺で踏み潰される運命か。やっておれんな」
【2枚目:ソードのクイーン(QUEEN of SWORDS)逆位置】
翔田美琴:「右は『ソードのクイーン』の逆位置。意味は『ヒステリー』『意地悪』『復讐心』、そして『孤独な冷酷さに呑まれる結末』」
レンブラント氏:「(煙草の煙をくゆらせながら)……情を失い、他人に嫌がらせを重ねた結果、誰からも愛されず、誰にも手を差し伸べられない『孤独なヒステリー女』としての末路か。救いがないねぇ」
【最終宣告:未来の確定】
翔田美琴:「ソードの王と女王が揃って逆位置……。知性も、気品も、理性も一切持たないまま、ただ周囲を呪って自滅していく哀れな末路そのものよ」
カードが突きつける凄惨な未来に、ケイコ・ヤジマは全身の血の気が引き、言葉すらなくただ床にひれ伏す。
翔田美琴:「改心すら拒んでこのまま逃げ続けるなら、待ち受けるのはこのカード通りの『惨めな孤立と完全なる敗北』。……未来を変える意思があるなら、その腐った根性を今この場で叩き直しなさい」
理知と剣のカードが示した冷徹な運命の前に、地雷女ケイコ・ヤジマの逃げ場は完全に潰されたのであった。
【最終カード:敗北と虚無の証明】
冷ややかな沈黙のなか、翔田美琴の手から滑り出た最後の1枚。卓上に示されたのは、争いと惨めな敗北を象徴するソードの5(逆位置)であった。
翔田美琴:「1枚引きしたけどソード5の逆位置ね。人生逆張り?」
美琴の短く鋭い問いかけに、ケイコ・ヤジマの身体がビクッと跳ね上がる。
【ソードの5(FIVE of SWORDS)逆位置】
翔田美琴:「ソードの5の逆位置が意味するのは『不名誉な敗北』『無駄な悪あがき』『恥の上塗り』、そして『誰も得しない後味の悪さ』よ」
レム判事:「正位置であっても姑息な手段での泥沼の勝敗を意味しますが、逆位置ではその『くだらない執着』すら破綻し、ただ全方位に恥を晒して自滅する様を示します。……まさに、彼女が選んできた『他者への嫌がらせと不毛な反発』の結末ですね」
エリオット隊長:「正論から逃げて、教えから逃げて、ひたすら周りへ不機嫌を撒き散らす……。世間の道理に逆張りし続けた結果が、誰からも見捨てられたこの惨状だ。やっておれん」
レンブラント氏:「(煙草の煙をゆっくりと吹き出しながら)勝ち目のない意地を張り続けて、残ったのはボロボロの自尊心と恥晒しの過去だけ。……逆張りの果てに待っていたのは、虚無と孤立だけだったわけだ」
【絶対者・翔田美琴の最終宣告】
翔田美琴:「他人を蹴落とそうとして自分が泥に塗れ、意地を張れば張るほど自分の首を絞める。あんたのやってきた『逆張り人生』の答え合わせがこれよ」
ケイコ・ヤジマはもう何も言い返せない。出されたカードが示す己の滑稽さと無力さを完全に突きつけられ、ただ涙をぼとぼとと床にこぼす。
翔田美琴:「無駄な悪あがきは全部カードに見抜かれてるの。逆張りをやめて、素直に自分の愚かさを認めるか。それともこのまま惨めな敗北者として消えるか。……答えは決まってるでしょ。一文字も誤魔化さずに、謝罪文を書き上げなさい」
最後のカードによって『悪あがきの無価値さ』すら証明されたケイコ・ヤジマは、静まり返る部屋の中で、ただ黙々とペンを握り直すしかなかった。