【フェーズ4:極限環境での強制意識覚醒】
訓練場の特設フィールドには、もうろうとした目で床にひっくり返り、ヨダレを垂らしてブツブツと意味不明な言葉を呟くケイコ・ヤジマの姿があった。
睡眠薬の過剰摂取と都合の悪い現実からの逃避により、彼女の精神は完全に現実を放棄している。
エリオット隊長:「意識がトリップしてやがる。おい、起きろ。……だめだ、完全に自分の都合の良い脳内世界に逃げ込みやがった。やっておれんな」
レンブラント氏:「(煙草を深く吸い込み、灰を落としながら)クスリで気絶したフリをして誤魔化してきたツケだな。自意識ばかり膨らんで、現実に耐えうる精神の筋肉が一切ついてない」
レム判事:「精神の乖離、および現実逃避による教育のボイコット……不調改善の謎文書を掲示する暇があるなら、自分の正気くらい繋ぎ止めておきなさい」
ケイコ・ヤジマ:「うへへ……アイス……うちが一番えらいの……生意気な奴らはみんな○○になれぇ……」
エリオット隊長:「……おい判事、これ以上の座学や素振りは無駄だ。脳の芯まで叩き起こすぞ」
レム判事:「ええ。正気を取り戻させるための『物理的ショック療法』に切り替えましょう。素材なし調合で用意した特製・超強烈覚醒香です」
レンブラント氏:「(夜砲【黒風】の全弾装填を完了させ、照準を合わせる)気絶のフリを決め込んでいる暇はないぞ、ケイコ。足元に無限ブッパの威嚇弾幕を張ってやる。耳元で爆音を聞いてもそのままでいられるか試してみろ」
エリオット隊長:「クロームレイザーの属性暴力を直近で解き放つ。風圧だけで骨まで震えるぞ。……病院に行くか、正気に戻って土下座するか、今すぐ選べ!」
激しい爆音と超強力な属性の風圧、そして鼻を突く凄まじい覚醒香の充満により、トリップしていたケイコ・ヤジマの目が恐怖で極限まで見開かれることとなる。
【フェーズ5:手荒な人間再起動(システム・リブート)】
特設フィールドの広場。トリップして白目を剥きかけたケイコ・ヤジマを中央に据え、ルージュ機構の3人が完璧な陣形を展開する。
レム判事:「意識の乖離および都合の不都合による現実逃避行為を確認。これより、物理的および感覚的アプローチによる『手荒な人間再起動』を執行します」
エリオット隊長:「……まったく、ポッケ村の猛者どもでもこんな見苦しい真似はせんぞ。いくぞ、レンブラント!」
レンブラント氏:「(紫煙を吹き出し、夜砲【黒風】を構える)弾薬無限・フルリロード起動。耳孔を塞いでおけよ、ケイコ。脳の奥まで直接叩き起こしてやる」
【ステップ1:全自動爆弾ブッパによる聴覚再起動】
レンブラント氏:「ゼロ距離威嚇連射(トリガーハッピー)――放て!」
ズバババババババッ!!!
夜砲【黒風】から解き放たれた無数の徹甲榴弾と高圧拡散弾が、ケイコの足元数十センチの地表を極彩色の爆炎で埋め尽くす。鼓膜を揺さぶる連続爆音と大地を揺らす衝撃波が、彼女の脳内に残っていた薬物の余韻を強烈に吹き飛ばす。
ケイコ・ヤジマ:「ひぎゃあぁぁぁ!? なに!? なに!? 耳が、耳がぁぁ!!」
【ステップ2:属性10倍の超風圧による身体再起動】
エリオット隊長:「叫ぶ元気が残っているなら重の足らん! 属性10倍・クロームレイザー地砕き!」
ゴォォォォンッ!!!
エリオット隊長が振るった大剣から生じた過剰な属性エネルギーの渦が、強烈な衝撃波となってケイコを直撃。直撃こそ避けているものの、10倍に増幅された風圧のみで、彼女のへろへろでくだけた下半身は吹き飛ばされ、強制的に背筋をピーンと引き伸ばされる。
ケイコ・ヤジマ:「腰がっ、腰がくだけるぅぅ! 助けてぇぇ、警察ぅぅ!」
【ステップ3:時空を超えた超・覚醒香による嗅覚再起動】
レム判事:「警察を呼ぶ前に、ご自身の足で立ちなさい。素材なし調合・特製『龍神覚醒香』投擲」
シュパッ! ポスっ!
レム判事の投げつけた怪しげな煙玉が破裂し、鼻腔を突く超・刺激臭がケイコを包み込む。時空の狭間から素材を集めて練り上げられたその匂いは、どんな重度の催眠や睡眠薬の作用をも一瞬で打ち消す極悪な覚醒効果を持っていた。
ケイコ・ヤジマ:「おえぇぇぇぇっ!! くっさ! なにこれくっさ!? 息できない! 目が覚めた! 覚めましたぁぁぁ!!」
【再起動完了】
煙が薄れると、そこには白目を剥くことも忘れてガタガタと震え、すっかり正気に戻ったケイコ・ヤジマが四つんバイで呼吸を荒らげていた。
レム判事:「……ふむ。目の焦点が合いましたね。人間再起動、成功です」
エリオット隊長:「やれやれ、手持ちのドリンクを無駄にした気分だ。おい地雷、次またクスリを飲んで倒れるフリをしてみろ。今度は本当に病院行きどころか、属性の藻屑にしてやる」
レンブラント氏:「さて、正気に戻ったところで……さっきの国語ドリルの続きと、先輩風を吹かした相手全員への謝罪文100枚、書いてもらおうか」
再起動されたケイコ・ヤジマに、逃げ場という名の睡眠薬は二度と与えられないのであった。