トランス・デバイス TSメカ娘戦闘団の異世界冒険開拓記   作:えぴっくにごつ

35 / 38
お風呂(シャワー)、お色気回。


Task34:「日常の一幕 湯浴みと戯れ」

 世界の時間に違うことなく、特別活動区に基地も夜を過ごす時間帯を迎えた。

 

 航空飛行班の出動待機のローテーションは、主としては朝の始業開始の時間に合わせて交代するのだが。

 時にシフト調整のために、その交代時間は変則となる時もあり。

 

 本日今宵にあっては、夕方の終業時刻をもって仙導と航軌院の準待機時間は終了。

 これより二人は非番、オフとなり。

 その安堵感と開放感の中で、隊員・職員食堂にて夕食を終え。

 

 今は仙導と航軌院は、一日の汗と疲れを流すためにシャワールームに一緒に居た。

 

 

「ふぃ~、身体がほぐれるねぇ~」

「ふぁ――だな」

 

 シャワールームの「一つ」のシャワーブース。

 そこには、解れ脱力した声を零す仙導と航軌院の、「二人」の姿身体が……本当に、「一緒」に入り収まっている姿があった。

 

 二人はともにデバイススーツを脱ぎ去った、一糸纏わぬ生まれたままの姿。

 その仙導は女体化した、航軌院は元よりの。どちらも驕りの表現ではない、魅惑の裸体姿を互いに密着させ。

 正確にはリラックスして立つ仙導の身体を、わずかに身長の高い航軌院が背後から抱き捕まえる形で。

 程よく熱いシャワーを揃って浴びていた。

 

 

 まず先に特動隊の生活関係の事情を説明すれば。

 着装に伴う男性の女体化が日常の風景となって以来、その各施設設備の使用に際しての「男女」の区別は必然か、それまでよりも隔たりが薄く低くなり。

 また、航空飛行班などはバディ同士行動を共にする時間も長くに及ぶことから。それを「活用」する方向に向き。

 

 従来ならば男女が明確に分けられていた、入浴やお手洗い施設の利用は。

 その全てではなく、その形態を許可された場所施設がちゃんと指定され区別はされたが。

 「女体化した男性」と女性が、一緒に利用する形態が受け入れられ普及。今では特動隊の内ではほとんど当たり前となっていた。

 

 ちなみに言及が遅れたが、「着装」とそれに伴う性転換の現象は。

 この異世界に関わらず、「接続」した影響か日本・地球でも変わらず発現発生が確認されるようになっており。

 

 「性の隔たり」の意識の希薄低下は、地球世界でも少しづつだが影響が始まっていた。

 

 

 なのだが。

 そんな事情背景を勘定に入れたとしても。

 仙導と航軌院の二人の姿は、異様に「近い」ものであった。

 

 実の所これには、航軌院のホワっとした雰囲気に反した押しの強さに。

 それに加速された「下心」によるところが大きかった。

 

 航軌院は、天真爛漫な元気っ子な性格だが、同時に自分の「好物」に対して素直であった。

 その「好物」とはもちろん仙導のこと。

 

 『女の子同士は当たり前だよー?』などと騙くらかして。今のシャワー中の姿に見えるように、日々ダイレクトに仙導を「餌食」にする航軌院であったが。

 

 一方、元よりのストイックな気質も影響し、女子同士のスキンシップをほとんど知らない仙導は。

 年下の純女子である航軌院が良いならば、などと成人男性視点で軽く考えてその「スキンシップ」を受け入れており。

 

 結果。天真爛漫元気っ子の皮を被った狼少女に、「無知っ娘(中身おっさん)」が餌食とされる光景が日々に散見されることとなっていた。

 

「汗かいちゃったし、よく洗わなきゃだねっ」

「あぁ」

 

 そんな形の仙導と航軌院は、次には航軌院が何か少し弾んだ声で促し、仙導がそれ端的に同意し。

 石鹸を泡立てて「洗いっこ」を始める。

 正しくは体を洗うという口実で。

 抱き捕まえられる仙導が、航軌院に好き放題にそのボディを揉んで撫で回され、「楽しみ」始められたというのが正確なところだが。

 

(騙されてる……)

(騙されてないか?)

 

 そんな二人の収まるシャワーブースの隣や対面のブースには。

 ここまでの即応待機状態シフトから、笹と不堂のバディと後退して準待機シフトに入ったので。少し余裕のできた時間帯を利用して、同じく汗に疲れを流しに来た門手と呉市の姿があった。

 ちなみに二人もそれぞれの、モデル美少女の身とギャル美少女の身を、一糸纏わぬ生まれたままの魅惑のそれに解いた姿。

 

 そんな二人はシャワーを浴びつつも。

 最近よく目にするようになった、仙導が航軌院の「餌食」になる様子を見て。

 また良く思い浮かべるようになった、ほとんど確信である疑念を脳裏に浮かべていた。

 

 しかし、今に見える仙導と航軌院のそれ程にはあからさまでは無いものの。

 女体化の影響から、同じくの女体化男性や、元よりの女性とのスキンシップが大胆なものになってしまっている時が。思い返せば門手と呉市にもいくらか覚えがあり。

 

 人のことはあまり言えず。

 当事者同士は、一方に下心はあれど親密なものと収まってるそれに、口を挟むのも野暮。

 などと、二人は自分に誤魔化すように言い聞かせ。

 隣背後の微笑ましさを越えているような妖しいスキンシップの光景に、しかし突っ込むことはしなかった。

 

「ちゃんとデリケートなとこまで、お手入れしなきゃなんだよっ♡」

「そうなのか、女子は大変なんだな――んっ♡」

 

 そんな周りの思いをよそに。

 航軌院は人懐っこい台詞ながらも、何か甘ったるくも妖しく聞こえる声色で、そんな事を宣いながら。

 仙導の女体の「デリケートな部分」に手を突き入れ侵略。

 一方の仙導はそんな無知っ娘ぶりを発揮する反応で答えながらも、次にはその身体に走った微かな刺激に。

 甘い声を漏らし上げた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。