「ハイスクール・フリート-Anchorage」 作:海洋の橋立
釧路型軽巡洋艦と大風型駆逐艦の建造経緯
本艦艇群は1930年代のアメリカ国内の産業復興政策によって建造されており外国に米政府が提示した艦を格安で製造、売却するというプランであった(建造にかかる費用は米政府と購入する政府で折半)。自国の軍艦の販売に当初は米海軍は難色を示していたが売却するカタログには米海軍のコンペティションから落選したプロトタイプ艦であると知らされ矛を収めた。この復興計画によって日本海軍は新しい巡洋艦を短期間で入手出来るともろ手を挙げて歓迎した。そして驚くべきことに米政府はこの売却される新規艦艇たちを復興政策促進のためニイハウ条約の対象外とした、このことにイギリスは驚愕、激怒するがイギリスの巡洋艦と駆逐艦の保有艦枠の拡張で米政府は手を打った。購入した部品は各一番艦のみ艦の構造物付きの船体と砲塔室装甲、ソナー一式、ボフォース機関砲、エリコン機銃、設計図のみ、日本海軍は最終的に1940年代の初頭までにはのこの条約枠外の新型軽巡洋艦4隻と新型駆逐艦8隻(最終的に14隻建造)を入手、同艦隊に編成する。
本艦型の建造理由
日本海軍側:老朽化した5500トン型軽巡洋艦の代替えと新たに就役する予定の新型戦艦(大和型)の直掩や水雷戦隊の旗艦の役割を持たせるため。
アメリカ側:アメリカ国内の経済復興政策の延長。日本海軍の主力艦に充当する予算の削減。関係が悪化しつつあった日米関係の蜜月の演出のため。
釧路の現代までの艦歴
1921年 ニイハウ条約締結
1935年 進水、ベスレヘム・スチール・サンフランシスコ造船所から同じく進水した改フレッチャー級駆逐艦(大風型駆逐艦)と共に太平洋を横断、途中ハワイに寄港し横須賀に到着、点検ののち艤装を開始。釧路型と改フレッチャー級(大風型)の 2番、3番艦の建造が始まる。
1936年初旬 艤装が終了、就役。残りの年月は搭載された新型の武装や特異な船体の完熟訓練に費やす。釧路型4番艦と大風型4番、5番、6番艦の建造が始まる。
1937年末頃 大風型7番、8番艦の建造が始まる。新たに就役した姉妹艦達と大風型と共に第1巡洋戦隊を編成し横須賀の第1艦隊隷下に編入される、残りの姉妹艦と残りの大風型が就役するまで艦隊運動の訓練に時間を費やす。
小話:前年に得られた新兵器のノウハウから軍港や大型艦向けにや対空砲のデッドコピーの量産が決定される。
1938年 釧路型4番艦と大風型4番、5番、6番艦が就役。釧路の所属する第1巡洋戦隊に編入される。
小話:大型艦に量産したや対空砲が順次装備される。
外国艦情勢:タウン(ブリストル)級軽巡洋艦11番艦ブリストル、12番艦チャタム、13番艦ノッティンガム、14番艦リーズの4隻の起工が開始。
1939年 大風型7番、8番艦が就役。釧路の所属する第1巡洋戦隊に編入される。
外国艦情勢:イギリス海軍所属のタウン(ブリストル)級軽巡洋艦11番艦ブリストル、12番艦チャタム、13番艦ノッティンガム、14番艦リーズの4隻が進水。
1940年 大風型9番、10番、11番、12番、13番、14番艦の建造が始まる。
外国艦情勢:イギリス海軍所属のタウン(ブリストル)級軽巡洋艦11番艦ブリストル、12番艦チャタムが就役。
1941年4月中旬 英国へ向かう外交特使を護送する任務に就いたため一時的に第1艦隊第1巡洋戦隊を離脱。
外国艦情勢:イギリス海軍所属のタウン(ブリストル)級軽巡洋艦13番艦ノッティンガム、14番艦リーズが就役。
1941年5月初旬 アデン湾上、特使座上艦となった釧路を喜望峰周りでイギリス本国まで護衛するため本国艦隊からタウン級軽巡洋艦のシェフィールド、地中海艦隊からJ級駆逐艦のジェーナスとジャベリンが派遣された。
1941年5月17日 最終給油のために立ち寄った英領ジブラルタル要塞から出港。
1941年5月24日 イギリス本国に到達。日本政府の特使とイギリス政府が日英米の戦争回避の為の交渉が開始される。
1941年5月28日 交渉の結果双方戦争回避の認識で決着。日本側に対する保障として日英協約が締結される。
1941年6月12日 釧路が日本に帰還する。大風型9番、10番、11番、12番、13番、14番艦が就役。帰還した釧路旗艦の第1巡洋戦隊に編入される。
1941年8月 日本海軍からホワイトドルフィンに移管されるまで釧路型1隻と大風型3隻の計4隻で編成された小規模の哨戒戦隊は日本近海にて蔓延る暴力団船相手に八面六臂の活躍をする。他の水雷戦隊の様に強力な魚雷などの水雷兵装を搭載していない為、暴力団船からの攻撃による魚雷の誘爆を考慮する必要がないことから暴力団船に対する積極的な臨検活動が可能になった。暴力団船からは「港で動かぬ戦艦よりも遥か遠くからでも駆けつけてくる釧路型の方が恐ろしい。」と評価される。釧路型や大風型は常に日本近海で稼働していた為観艦式などの公式行事に参加した記録がほとんどない艦型として知られている。そのため釧路型率いる哨戒戦隊が参加した観艦式や行事の記念メダルやハンコはコレクターの間では高値で取引されることもある。
1941年 大淀型1番艦の建造が始まる。
1942年 大淀型1番艦が就役。大淀型2番艦の建造が始まる。
1943年 大淀型2番艦が就役。大淀型1番艦と共に北方の哨戒戦隊に編入される。
1955年 釧路型4隻全艦がブルーマーメイドならびにホワイトドルフィンに移管される。
2005年 釧路型4隻が直接巡洋教育艦に改修される。ブルーマーメイド及びホワイトドルフィンからの特務対応の為特例で釧路型4隻全艦及び帝国海軍時代に釧路型の指揮下にあった大風型駆逐艦14隻と大淀型1隻が東舞鶴男子海洋学校に移管される。
東舞鶴男子海洋学校の水上艦の編成。
第1哨戒訓練戦隊。
旗艦:小型巡洋直接教育艦H321釧路(くしろ)以下航洋直接教育艦H431大風(おおかぜ)、H432秋風(あきかぜ)、H433沖風(おきかぜ)。
第2哨戒訓練戦隊。
旗艦:小型巡洋直接教育艦H322筑後(ちくご)以下航洋直接教育艦H434軽風(かるかぜ)、H435早風(はやかぜ)、H436村風(むらかぜ)。
第3哨戒訓練戦隊。
旗艦:小型巡洋直接教育艦H323雄物(おもの)以下航洋直接教育艦H437夏風(なつかぜ)、H438冬風(ふゆかぜ)、H439春風(はるかぜ)。
第4哨戒訓練戦隊。
旗艦:小型巡洋直接教育艦H324十勝(とかち)以下航洋直接教育艦H440清風(きよかぜ)、H441潮風(しおかぜ)、H442波風(なみかぜ)。
小型巡洋直接教育艦H326仁淀と航洋直接教育艦H443陸風(りくかぜ)、H445沢風(さわかぜ)の3隻は教導隊予備艦として編入。
2016年 原作開始。