架空雑誌ー猥雑ー   作:のーーズ

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学生祓い屋“某” 最終話

「なんて苦しい戦いだったのかしら」

 

相撲部は伊達じゃない。おそらく被害者?(なんか喜びの気配がしたわ)の女性の霊ごとブチカマシで押し倒し(女性の霊は白目のアへ顔になったのを、私は見逃さなかった)、マウントポジションから鉄槌打ちの乱打。祓い方が相変わらず暴力的ねぇ……

 

「対ありー」

「オツカレサマドスエ」

「まったくよ、即行で連れてくるんだから」

「私に可愛げがあるからですかねー」

「デスネー」

 

私は霊媒体質になることができた。心霊スポット巡りでそう成れたの。私は私の望んだ「特別」に成れた。元より「特別」の出所に拘泥する気もなかったし……

ただどうしても手にはいらなかったものがある。お祓いの素質、そう、武力!!

ですが、彼と一緒なら問題解決!これからも心霊巡りしようね!ゼッタイダヨ!

彼と入学初日に出会うことができたのは、人生でトップ10に入る幸運でした。サンッキュv

 

第一部 完

 

 

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インキュパスと結婚した女

記者にそう語ったのは竹子(仮名)30歳のフリーランスだ。社会人一年目に総会屋の世界に足を踏み入れ、社会の荒波にもまれ、誰にもいえないこともあっただろう。私は単刀直入にインキュパスについて尋ねると、恥じらうように竹子さんはうなずいた。

 

「淫魔と結婚したなんて言っても、誰も信じてくれないと言うことはわかってます。でも、私の話に興味を持つ方々の中には、私と同じような経験をしている方もいるんですよ?」

 

彼?との出会いは2年前。急に高級マンションのセキュリティをすり抜けて、竹子さんの寝室に顕れたらしい。抵抗はできなかった。全身の肌からエクスタシーがトビッコして悶えるしかできなかった。霊媒師の方に相談や引っ越しは、考えなかったのですか?と、記者が踏み込むと、真顔で

 

「一目惚れだったんです。運命の相手だと一目見て感じました」

 

頭を抱えたくなるような返答だが、どうやらマジらしい。

迂路曲折、枝葉末節を省くと今の結婚生活は(手と手を合わせて)幸せなそうだ。

 

春夏秋冬今日の短歌 匹国在中 88歳 井野地 短氏

 

過疎進む校舎が消える市町村どれも祖先のふるさとである

 

過疎が進み、廃校のニュースも珍しくなくなった昨今。耳馴染みのない地名のどこかも、誰かのご先祖様の故郷であるのだよ。そう、優しく諭されている気持ちにさせる作品でした。

 

休刊のお知らせ 期間不明(おそらくはもう無理だろう)

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