TASでカンストした次の人生。   作:mono-zo

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30話 ボーナス!

 

最終的に最初に貰った400万円以外に1437万4000円のボーナスが出た。

 

パーフェクトゲーム1試合100万円が効いたな。

 

これまで日本ではパーフェクトゲームは指の数ほども記録されていない。数年から何十年かに一回あれば良い方らしい。

 

だから高く設定しても無視されていた。優勝に一番貢献できたら100万円、それと同じ設定にした。――――……それが8回で800万円。

 

勝利数や三振数でのボーナスはすでに投手としての能力を見せていたから安かったけど……フハハハハ!おかげで結構な金額になったぜ!

 

アンダースローでのストライクゾーンギリギリの速球はかなり効果的だった。ピッチングコーチは誰も体験したことのないリリースポイントに球速だからじゃないかと言っていた。

 

あと体に当たるコースからストライクゾーンに入るおちょくりボール、あれは全然打たれない。まぁ危ないって何回か指導が入ったし、あれのおかげでクソガキ呼ばわりは定着してしまった気もするけど、ボーナスのためだ。

 

 

打率も6割9分、OPSは2.64。これは観客のおかげかもしれない。もしくはおちょくりボール。

 

 

シーズン中に16歳になったとはいえ、「最年少の選手」それも「投手」に対して勝負しないのは大人のプライドがあるらしく、殺気立っての勝負をしてくれた。

 

メディアも観客も後押ししてくれて自分の打席になると盛り上がった。おかげで真剣勝負ができた。まぁ打てないように投げてくることも多かったのに無理やり打ちに行って打率も10割は行かなかったけど……それでも勝負は楽しかった。

 

 

お金は全部銀行口座に入れて景子ねーさんに任せる。

 

 

母さんの病気は残念ながら1年では全快しなかったし、可能な限り最良な治療をしてもらえるように何時でも使えるお金は残しておくべきだ。

 

母さんは体に除細動器を入れて働こうとしていたが景子ねーさんと説得して止めた。

 

まだ休めば治る可能性があるし、そうじゃなくても不整脈を起こす箇所を焼けば健康的に治せる可能性があるそうだけど、休めば自然に治る可能性も残っているのならゆっくり療養してもらいたい。

 

これからは楽させてあげたい。うむ、とりあえず病院にいれば問題ないはず。

 

 

そのためにも稼がないといけない。前世のように宝くじを足踏みして時間を潰してから買うとかしたって当たらなかった。

 

 

しかしどうなるか。

 

景子ねーさんとはエージェントとして契約した。

 

ちゃんとした人に頼むべきかもしれないけど、契約金から何%かエージェントに入るし、景子ねーさんにお金が入ればこちらも安心だ。

 

結果として景子ねーさんのもとには日本のみならずいくつかの球団からお話がいっている。

 

景子ねーさんは接待や条件交渉とやらで「ハゲそう」なんて言っている。

 

条件は会社をやっているじーさんの顧問弁護士と景子ねーさんと自分で話し合った。

 

 

自分でもかーなーり無理を入れたように思う。

 

 

契約金の金額は日本と段違いだし、ある程度安くても良い。

 

というか契約におけるアメリカの25歳ルールやらの規定があるから、一般的なメジャーリーガーよりも安くなるのは確定だ。それに強い球団ほどすでに契約した選手がいるため安くなるだろう。かといって買い叩かれるような契約をするのも違う気がする。

 

日本で野球をするのもありといえばありだけど……初めに1年後にはメジャーに行くって行っちゃった手前行かないのはダサいし、できれば向こうに行きたい。

 

 

なにより、向こうでは自分のことが知られているそうで――――「自分を倒せば強さが証明できるから来てほしい」なんて言われてるらしい。

 

 

自分と対戦したい相手が海の向こうにいるのだ。それだけで口元が緩んでしまう。

 

景子ねーさんには無理をさせているけど、お金を景子ねーさんに合法的に渡すことが出来るし頑張ってもらおう。

 

会社員をやりながらのエージェント契約というのも大変そうだけど、会社は副業してもいいらしいし、契約のためにじーさんが部下をつけてくれている。なんなら全部じーさん藪蚊に任せてもいいと思うのだけど……そこは景子ねーさんが全部確認している。

 

 

「お疲れ様、今日はどの肉にする?」

 

「……神戸牛で」

 

 

会合や接待を受ける景子ねーさん。自分は世間様からクソガキと言われるだけあって失言しそうだし「うっかり口約束してしまいそう」だからと表に出ないようにしている。

 

そして皆高級そうなお肉なんかを置いていく。

 

お陰で去年の我が家にはありえないほど充実した冷蔵庫の中身となっている。

 

初めは「味なんてわかんなかったわ」って言ってた景子ねーさんだが、数回目からは遠慮もなくなったそうだ。

 

じーさんに教わった交渉中で、ちょっと無遠慮にして相手の様子を見るのだとか。

 

まぁとにかく景子ねーさん頼りだ。

 

 

……そもそも契約してくれる球団があれば良いんだけどな。

 




1万UAありがt……
「UA21,161、しおり379件、お気に入り763件、総合評価1,409pt」

………………2万行ってた?!評価も45ぐらいだったはずなのに一気に伸びた!ありがとうございます!
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