一般教職呪術師君は面倒ごとに巻き込まれたくない 作:くまモーン
因みに作者が呪術廻戦で一番好きなキャラはパンダです。
パンダのフカフカの体を布団にして寝たいなぁ…(寝不足)
ここは東京都立呪術専門高等学校。
呪いについて学び、呪いを祓う力を身につける場所である。
呪いとは人の“負の感情”から生まれる怪物であり、その被害は数万件に及ぶ。
だが呪いの力、呪力は誰にでも扱えるわけではなく、才能が8割と言われる世界でもある。
だから、呪術界は万年人手不足であり、学生たちも立派な戦力として日々呪いと闘っているのだ。
そう、だからこの呪術高専に新しい生徒が入るということは、嬉しいことであった。
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呪術高専に教師として在籍する俺、
「あの、先輩、もう一度言ってくれません?」
「だーかーらー何度も言ってるデショ?宿儺の指を食べちゃった子がいるんだけど、その子うちで面倒見ることになったから!上層部とのお話とか悠二の学校の手続きとか、諸々の準備よろしく〜」
「聞き間違いじゃないのかよクソが」
宿儺の器?上層部?また厄ネタ案件じゃねぇかよふざけんなよ。
憂太の時も相当だったけど、呪いの女王に続いて呪いの王とかもうなんかのバグだろ。
この人は何でいつもこう面倒ごと持ってくるんだ?
学生の頃からの付き合いだが、この人は他人を労るということができないんだろうか…
出来ねぇだろうなぁ…この人中身クソガキだし。
「恵からも頼まれちゃったし、このGTG *1としては、叶えてあげたいよね」
「良い風に言ってますけど、その結果が俺に丸投げってどういうことなんすか」
「でも仁也は優しいから、何だかんだやってくれるじゃん?」
そうしてこちらを見つめてくる先輩。
くっそこの人顔だけは良いんだよなぁ顔だけは…
「当たり前じゃん?僕だし」
「ナチュラルに心読まんでください……
俺は面倒ごとは嫌いだ……だが、この人から言われたのならやるしかない。
何故ならこの人の頼みを断ればさらに面倒臭いことになるのだから…
俺がチョロいとかそういうんじゃない。ないったらない(n敗)
「まぁまぁ、今度なんかしてあげるから、それでチャラってことで!」
「そうですね…」
(ここで断っても伊地知か親父にお鉢がまわっていくよなぁ…あの2人この前寝不足、過労、ストレスの三重苦で胃がボロボロになってるって言ってたしなぁ……)
そうして、なんとか話を飲み込んだ俺はため息をつきつつ、渋々頷く。
「はー……まぁ、分かりましたよ。報告じゃ、その虎杖君は一般人だったんでしょう?その子が自分の意思で来てしまったとしても、巻き込んだのはこっちです。それに、その子はもうこちらの世界に足を踏み入れてしまった。もう後に戻ることすらできないんですから、仕方ないでしょう」
七海じゃないが、大人は子供を守るものだ。
それに、俺は教師。この呪術師という職業がいかにイカれていたとしても、そこはちゃんとしたい。
虎杖君という子のことは何もわからないが、恵が助けたいと言ったんだ。
それだけで信頼するには十分。
それに何より、若人から青春を奪うことなんて、誰にも許されていないのだ。
そんなことを考えていると、先輩は笑みを浮かべながら明るく言う。
「さっすが仁也!僕も先輩として鼻が高いよ〜!」
「なら貴方も事務作業手伝ってください。いくら
一週間前も押し付けられたしな。
しかも
無敵か?この先輩ら…?いや最強だったわこの人達(自覚)
「ハハッ、まぁそこら辺は伊地知にでも頼んどくよ。取り敢えずさっきの宿儺の器の話はお願いね」*2
「はい。では親父と準備して待っていますよ」
入ってくる新入生がどうであれ、親父の面接は必ずあるだろう。
当日は俺も付き添う予定だが、悠二君かぁ…いい子だといいなぁ…
「にしても、よくすんなり通りましたね」
「ん?何が?」
仁也の言葉に首を傾げる五条
「だって、あの頭が腐った上層部のミカンどもなら宿儺の器とか言う厄ネタをすぐに殺そうとすると思ってましたし」
実際憂太は殺されそうになったしな。
この人のおかげで何とかなったけど。
「ああ、それはあれだよ。悠二に全部の指を飲ませてから殺したほうがいいって言って納得させたんだ。ま、殺させないけどね〜」
「なんだ、ちゃんと考えてたんですね」
てっきり要望通らないなら暴れるとか言ったのかと思っていたが。
「仁也僕のことなんだと思ってるの?」
「信用も信頼もできるけど尊敬はできない人…ですかねぇ…」
「仁也、後でマジビンタね」
「え?」
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そうして話も終わりそうになった頃、ドアから出ようとしていた先輩は、何か伝え忘れたのかこちらに振り向いた。
「どうしました?」
「いやー言い忘れてたけど、悠二の指導については、一先ずは仁也に任せようと思ってるから、宜しくね〜!」
「ええ?先輩達でいいんじゃないですか?」
「ほら、僕って天才だからさ?人に教えるのはあんまり苦手なんだよね。ほら、僕も傑も感覚派だし」
「アンタら本当に教師か?」
確かに学生の頃はアンタ達全員感覚派だったから苦労したけどさぁ。
何で全部実践形式で覚えさせようとすんだよ、ひゅーっとやってひょいってなんだよ。
七海と灰原と一緒にぶっ飛ばされてた記憶が思い出される…アガガガガ(発作)
と、俺が昔の地獄の扱きを思い出していると。
「あ、僕そろそろ任務だった!んじゃ、そういうことでよろしくね〜!」
「えっ、ちょっマジで……って、もう居ねえし…」
そうして俺以外誰もいなくなり、静かになった教室で1人ごちる。
ほんと最後まで騒がしかったなあの人…
「はぁ、上層部への詳しい説明、対応に加えて、宿儺の器の虎杖君の今後の処遇や通っていた学校等の後始末…」
今からやらなければいけないことが山積みなことを理解し、また一つ大きなため息が出る。
「今日も残業かな、これは」
そうして俺は自分の机へと向かい、取り敢えず報告書を作り始めた。
〜優しい(チョロい)主人公君〜
理不尽な先輩からの丸投げでいつも貧乏くじを引いている人。
自分が頼み事をされると断れないことを自覚しているが、未だに治すことはできていない。
最近は伊地知と彼のお父さんとよく効く胃薬を共有しているらしい。
なお、今日は結局高専に泊まって仕事を終わらせたようである。
〜我らが最強様〜
優しい(チョロい)後輩に仕事を丸投げした人。
実際主人公君には何度も助けてもらっているので、彼のことは信用も信頼もしている……が、仕事は押し付けるし無茶振りもするので本人からは尊敬されていない模様。
今作では某前髪さんと2人で最強になったみたいなので、原作よりも強さとクソガキ感は倍増し、シリアスは茈で消し飛びました。