無個性は個性をつくる   作:匿名希望

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第40話 人工ヒーローたち

九体の個性兵が。

 

もう動いていた。

 

私は。

 

共有されてくる情報を整理する。

 

最初に出した命令は。

 

研究拠点と。

 

その周辺の保護。

 

警察やヒーローの邪魔をしない。

 

救助。

 

防御。

 

消火。

 

崩落対応。

 

その範囲。

 

だった。

 

ただ。

 

実際に動き始めた個性兵は。

 

私が想定していたより。

 

少し遠くまで行っていた。

 

「……広いですね」

 

飛行型から。

 

位置情報。

 

住宅地。

 

一つ先の区画。

 

さらに。

 

その向こう。

 

拘束救助型も。

 

拠点周辺を離れている。

 

大型飛行型。

 

もっと遠い。

 

理由を確認。

 

すぐ分かった。

 

人工OS。

 

作った時。

 

少し遊んでいた。

 

◇ ◇ ◇

 

有名ヒーローの機能を。

 

個性兵へ再構成する。

 

せっかくなので。

 

能力だけではなく。

 

任務判断も。

 

少しヒーローらしくしていた。

 

もちろん。

 

本人の人格を。

 

再現したわけではない。

 

オールマイト型に。

 

オールマイトの性格を入れたわけでもない。

 

ホークス型へ。

 

ホークス本人の考え方を。

 

複製したわけでもない。

 

そんな情報は持っていないし。

 

必要もない。

 

入れたのは。

 

もっと単純なもの。

 

人命危険。

 

発見。

 

可能なら対応。

 

火災。

 

延焼可能性。

 

高い。

 

対応。

 

倒壊。

 

要救助者。

 

対応。

 

避難者。

 

危険区域へ向かう。

 

誘導。

 

自分の担当範囲に。

 

直ちに対処すべき危険がない。

 

近隣に。

 

対応可能な事象がある。

 

なら。

 

そちらへ行く。

 

公開されている。

 

ヒーロー活動を見て。

 

それらしい判断規則を。

 

人工OSへ追加していた。

 

試作品なので。

 

少し。

 

それっぽく。

 

してみただけ。

 

その結果。

 

今。

 

私が。

 

「周辺住民も守ってください」

 

と命令したので。

 

人工OS側が。

 

周辺。

 

を。

 

かなり広く解釈していた。

 

◇ ◇ ◇

 

拘束救助型。

 

共有。

 

住宅。

 

一部倒壊。

 

塀。

 

瓦礫。

 

人。

 

一人。

 

脚。

 

挟まれている。

 

近くには。

 

既に。

 

プロヒーローらしい人間が。

 

別の瓦礫を処理している。

 

個性兵。

 

判断。

 

優先度。

 

高。

 

腕部から。

 

木質状の拘束材。

 

伸ばす。

 

瓦礫を固定。

 

別方向。

 

支持。

 

持ち上げる。

 

隙間。

 

確保。

 

人を。

 

ゆっくり引き出す。

 

救助された人が。

 

個性兵を見る。

 

「え、誰……?」

 

返答。

 

「危険区域から離れてください」

 

それだけ。

 

ヒーロー名。

 

なし。

 

所属。

 

なし。

 

説明。

 

なし。

 

個性兵は。

 

次。

 

倒れかけた街灯を固定。

 

避難路を空ける。

 

近くのプロヒーローが。

 

振り返る。

 

「おい! お前、どこの――」

 

個性兵。

 

回答。

 

「救助を継続します」

 

そのまま。

 

次へ。

 

「……は?」

 

共有が離れる。

 

私は。

 

少し考える。

 

所属を。

 

答えられるように。

 

設定していない。

 

当然。

 

所属していないので。

 

問題。

 

今は。

 

特にない。

 

◇ ◇ ◇

 

別。

 

泡型。

 

小規模火災。

 

家屋。

 

戦闘地点から飛来した。

 

破片。

 

外壁。

 

損傷。

 

出火。

 

まだ。

 

建物全体へ。

 

回っていない。

 

泡。

 

展開。

 

火。

 

包む。

 

温度。

 

下げる。

 

可燃物。

 

隔離。

 

消火。

 

次。

 

道路へ。

 

流れた燃料。

 

泡。

 

被覆。

 

発火防止。

 

人工OS。

 

周囲確認。

 

要救助者。

 

なし。

 

次の火災地点。

 

移動。

 

「こちらも遠いですね」

 

ただ。

 

やめさせる理由はない。

 

研究拠点への。

 

延焼経路になり得るものも。

 

結果的に。

 

消えている。

 

周囲の火災。

 

減る。

 

道路。

 

確保。

 

避難。

 

進む。

 

私の家だけを守るより。

 

二次被害が。

 

こちらへ来る可能性は。

 

下がっている。

 

なら。

 

そのままでいい。

 

◇ ◇ ◇

 

身体強化型。

 

瓦礫。

 

持ち上げ。

 

道路外へ。

 

置く。

 

次。

 

倒れた看板。

 

撤去。

 

次。

 

乗用車。

 

道路中央。

 

動かなくなっている。

 

中。

 

人。

 

なし。

 

持ち上げる。

 

移動。

 

道。

 

開く。

 

本来。

 

オールマイトの。

 

高身体能力を参考に。

 

作ったもの。

 

今。

 

やっていること。

 

ほぼ。

 

力仕事。

 

でも。

 

向いている。

 

別。

 

繊維操作型。

 

破れた建物外装。

 

落下しかけ。

 

繊維。

 

ケーブル。

 

布材。

 

周辺の。

 

操作可能なものを使い。

 

仮固定。

 

その下。

 

避難者。

 

通過。

 

落下危険。

 

解除。

 

さらに。

 

救急隊の。

 

簡易担架。

 

補強。

 

こちらも。

 

戦っていない。

 

でも。

 

役には立っている。

 

◇ ◇ ◇

 

大型飛行型。

 

一番遠い。

 

理由。

 

搬送。

 

負傷者。

 

複数。

 

既存の救急車まで。

 

道路が。

 

一部塞がっている。

 

人工OS。

 

判断。

 

空から運ぶ。

 

大型化。

 

人間を。

 

複数。

 

安全に保持。

 

飛行。

 

救護地点へ。

 

下ろす。

 

救急隊員。

 

当然。

 

驚く。

 

「なんだ、こいつ!?」

 

近くのヒーロー。

 

「味方なのか!?」

 

個性兵。

 

「負傷者三名。搬送を完了しました」

 

「誰の指示で――」

 

もう。

 

次の要救助者。

 

検出。

 

飛ぶ。

 

私は。

 

共有経由で。

 

その会話を聞く。

 

「正体不明ですね」

 

自分で作ったので。

 

正体は分かっている。

 

相手から見れば。

 

分からない。

 

警察。

 

ヒーロー。

 

市民。

 

突然。

 

どこの登録にもない。

 

人工的な外見の何かが。

 

救助している。

 

普通なら。

 

確認したくなる。

 

ただ。

 

今は。

 

大規模戦闘。

 

建物。

 

倒壊。

 

負傷者。

 

多数。

 

救助をしているものへ。

 

一体ずつ。

 

職務質問する余裕は。

 

ないらしい。

 

そのまま。

 

使われている。

 

◇ ◇ ◇

 

変形潜入型。

 

崩れた建物。

 

狭い隙間。

 

入る。

 

内部。

 

人。

 

二名。

 

生存。

 

一人。

 

動ける。

 

一人。

 

負傷。

 

外へ。

 

情報共有。

 

拘束救助型。

 

接近。

 

瓦礫。

 

固定。

 

身体強化型。

 

持ち上げ。

 

変形型。

 

内部から。

 

位置。

 

指示。

 

三体。

 

連携。

 

私は。

 

命令していない。

 

個性兵同士で。

 

情報交換。

 

役割分担。

 

人工OS。

 

判断。

 

救出。

 

成功。

 

「想定以上ですね」

 

作った時。

 

単体試験。

 

中心。

 

だった。

 

複数個体へ。

 

それぞれ。

 

似た優先規則を入れた結果。

 

現場で。

 

勝手に。

 

連携し始めている。

 

私は。

 

一体ずつ。

 

細かく操作する必要がない。

 

そのための。

 

人工OS。

 

ではある。

 

実際の災害環境で。

 

ここまで。

 

普通に動く。

 

それは。

 

良いデータだった。

 

◇ ◇ ◇

 

炎型。

 

こちらは。

 

少し。

 

使いづらい。

 

街中。

 

既に火災。

 

高熱。

 

炎を出す。

 

救助には。

 

あまり向かない。

 

だから。

 

人工OSも。

 

無理に使わない。

 

高熱で。

 

切断が必要な。

 

金属構造。

 

周囲に。

 

可燃物なし。

 

人。

 

十分離れている。

 

条件。

 

揃った時だけ。

 

短時間。

 

使用。

 

それ以外。

 

身体能力と。

 

耐熱性を生かして。

 

火災区域へ入り。

 

人を運ぶ。

 

元にしたヒーローの。

 

主機能。

 

炎。

 

でも。

 

今。

 

炎を使わない方が。

 

任務達成に向いている。

 

なら。

 

使わない。

 

その判断も。

 

正常。

 

◇ ◇ ◇

 

そして。

 

クラスト型。

 

これだけは。

 

ほとんど。

 

動いていない。

 

自宅。

 

研究拠点。

 

その周囲。

 

障壁。

 

配置。

 

上空。

 

市街地方向。

 

道路側。

 

複数。

 

待機。

 

衝撃。

 

飛来物。

 

熱。

 

火災。

 

来れば。

 

防ぐ。

 

他の個体が。

 

救助へ。

 

遠くまで行っても。

 

この一体だけは。

 

最初に与えた。

 

拠点防御を。

 

維持している。

 

私は。

 

状態確認。

 

障壁。

 

正常。

 

余力。

 

十分。

 

自宅。

 

異常。

 

なし。

 

研究区画。

 

異常。

 

なし。

 

外部電力。

 

一部。

 

不安定。

 

内部蓄電。

 

切替可能。

 

空調。

 

正常。

 

試料保存。

 

正常。

 

周辺。

 

火災。

 

ほぼ消火。

 

燃料漏れ。

 

泡型が処理。

 

倒壊危険。

 

近距離。

 

なし。

 

大きな瓦礫。

 

道路上。

 

撤去済み。

 

「問題ありませんね」

 

拠点を守ることが。

 

おざなりになっている。

 

わけではない。

 

むしろ。

 

周囲まで。

 

個性兵が処理したので。

 

延焼。

 

崩落。

 

避難混乱。

 

そういう。

 

二次的な被害が。

 

ここまで届く可能性は。

 

かなり下がった。

 

なら。

 

救助範囲が。

 

想定より広いことは。

 

別にいい。

 

◇ ◇ ◇

 

ニュース。

 

まだ。

 

戦闘を追っている。

 

オールマイト。

 

正体不明のヴィラン。

 

いや。

 

現場側では。

 

何か知っているらしい。

 

会話。

 

届かない。

 

報道も。

 

詳しい説明はない。

 

私が。

 

興味を持っているのは。

 

名前ではなかった。

 

能力。

 

明らかに。

 

おかしい。

 

共有映像。

 

飛行型。

 

遠距離。

 

私は。

 

戦闘地点を。

 

拡大。

 

ヴィラン。

 

腕。

 

変形。

 

複数の。

 

構造が。

 

重なる。

 

空気。

 

一気に。

 

圧縮。

 

放出。

 

衝撃波。

 

オールマイト。

 

受ける。

 

次。

 

別の挙動。

 

腕。

 

膨張。

 

筋力。

 

増大。

 

それだけではない。

 

身体。

 

複数の効果。

 

同時。

 

「一つではありませんね」

 

一つの複雑な個性。

 

その可能性も。

 

最初は。

 

考えた。

 

でも。

 

発動。

 

切替。

 

組み合わせ。

 

それぞれ。

 

独立性が高い。

 

何より。

 

私の個性因子知覚。

 

共有映像。

 

十分な発現。

 

そこから。

 

見える範囲。

 

一種類の構造が。

 

多機能に枝分かれしている。

 

というより。

 

別系統の能力が。

 

重なっているように見える。

 

身体強化。

 

別。

 

衝撃。

 

別。

 

腕の変形。

 

別。

 

複数。

 

「脳無と似ていますが」

 

違う。

 

脳無。

 

人工的に。

 

複数個性。

 

入れられている。

 

報道。

 

事後資料。

 

そこまでは知っている。

 

目の前のヴィラン。

 

会話。

 

判断。

 

戦術。

 

オールマイトと。

 

対等に言葉を交わしながら。

 

複数の能力を。

 

意図的に。

 

組み合わせている。

 

脳無とは。

 

かなり違う。

 

◇ ◇ ◇

 

さらに。

 

気になる。

 

青山さん。

 

後付け個性。

 

一つ。

 

身体。

 

適合。

 

悪い。

 

それだけでも。

 

明確な痕跡があった。

 

目の前の男。

 

複数。

 

それなのに。

 

戦闘中。

 

使い分けている。

 

身体側も。

 

壊れているようには見えない。

 

どうやって。

 

複数の個性を。

 

一人へ。

 

入れた。

 

そこから。

 

疑問。

 

増える。

 

誰が。

 

入れた。

 

元々。

 

持っていた。

 

可能性。

 

低い。

 

複数個性。

 

自然発生。

 

絶対ない。

 

とは。

 

言えない。

 

私は。

 

全世界の個性を。

 

知っているわけではない。

 

でも。

 

脳無。

 

存在。

 

青山さん。

 

後付け痕。

 

そして。

 

今の男。

 

複数。

 

人為的な。

 

個性移植技術。

 

存在している可能性。

 

かなり高い。

 

「見たいですね」

 

救助より。

 

そちら。

 

もちろん。

 

救助をやめさせる必要はない。

 

個性兵。

 

勝手にやっている。

 

私は。

 

観察に。

 

一体。

 

使う。

 

◇ ◇ ◇

 

九体の中。

 

最適。

 

ホークス型。

 

高速飛行。

 

遠隔羽。

 

羽による知覚。

 

近づかなくても。

 

複数方向から。

 

見られる。

 

小さい羽なら。

 

瓦礫。

 

人。

 

建物。

 

その間を。

 

通せる。

 

本体を。

 

戦闘中心へ。

 

いきなり入れる必要はない。

 

私は。

 

共有。

 

ホークス型。

 

選択。

 

現在位置。

 

倒壊区域。

 

救助。

 

一件。

 

終了直後。

 

次の救助対象。

 

人工OS。

 

検索中。

 

「任務変更」

 

個体。

 

受領。

 

「市街地中心の戦闘を観察してください。戦闘へは介入しない。あのヴィランの能力発現を可能な限り記録してください」

 

共有経由。

 

対象。

 

指定。

 

男。

 

認識。

 

「承知しました」

 

翼。

 

開く。

 

飛ぶ。

 

◇ ◇ ◇

 

速度。

 

上がる。

 

共有視界。

 

景色。

 

流れる。

 

私は。

 

処理を調整。

 

飛行型。

 

通常の周辺観測。

 

ホークス型。

 

詳細。

 

メイン。

 

クラスト型。

 

常時。

 

拠点防御。

 

他。

 

異常時のみ。

 

通知。

 

これで。

 

情報量。

 

問題ない。

 

ホークス型。

 

戦闘地点へ。

 

接近。

 

ただし。

 

直線では行かない。

 

人工OS。

 

遮蔽物。

 

高度。

 

戦闘衝撃。

 

計算。

 

建物の間。

 

飛ぶ。

 

途中。

 

飛来瓦礫。

 

回避。

 

一枚。

 

羽。

 

分離。

 

人。

 

倒れた標識。

 

その下。

 

羽。

 

支える。

 

近くの避難者。

 

引き離す。

 

本体。

 

止まらない。

 

「まだ救助しますか」

 

少し。

 

笑うほどではない。

 

でも。

 

設計通り。

 

ヒーローっぽいOS。

 

自分で入れた。

 

仕方ない。

 

別に。

 

観察が遅れるほどではない。

 

◇ ◇ ◇

 

距離。

 

縮まる。

 

音。

 

共有。

 

大きい。

 

衝撃。

 

空気。

 

振動。

 

オールマイト。

 

視認。

 

相手。

 

視認。

 

近くには。

 

複数のプロヒーロー。

 

負傷者。

 

瓦礫。

 

警察。

 

そして。

 

戦場の端へ。

 

見覚えのない人工個体が。

 

一つ。

 

入っていく。

 

当然。

 

ヒーロー側。

 

気づく。

 

「なんだ、あれ!?」

 

「さっき救助してた連中と同じだ!」

 

「誰のサポートだ!?」

 

ホークス型。

 

無視。

 

戦闘へ。

 

介入しない。

 

高度。

 

確保。

 

翼。

 

開く。

 

羽。

 

十。

 

二十。

 

三十。

 

分離。

 

それぞれ。

 

別角度。

 

配置。

 

視界。

 

触覚的な。

 

空気振動。

 

音。

 

位置。

 

複数。

 

私へ。

 

入る。

 

一つのカメラではない。

 

男。

 

正面。

 

側面。

 

背後。

 

上。

 

遠。

 

私は。

 

研究室に座ったまま。

 

戦場を。

 

囲うように。

 

見る。

 

◇ ◇ ◇

 

男が。

 

腕を上げる。

 

私は。

 

集中。

 

筋構造。

 

変化。

 

その前。

 

個性発現。

 

一。

 

腕。

 

複数。

 

異常な増幅。

 

二。

 

バネのような。

 

構造変形。

 

三。

 

空気。

 

圧縮。

 

四。

 

さらに。

 

出力を押し上げている。

 

何か。

 

一つ。

 

二つ。

 

ではない。

 

重ねている。

 

発動。

 

衝撃。

 

羽。

 

数枚。

 

吹き飛ぶ。

 

共有。

 

切れる。

 

残り。

 

維持。

 

「そうですか」

 

複数個性。

 

ほぼ。

 

確定。

 

しかも。

 

組み合わせることを。

 

前提にしている。

 

相互干渉。

 

少ない。

 

発動速度。

 

速い。

 

使い慣れている。

 

脳無のように。

 

ただ複数載っている。

 

だけではない。

 

自分で。

 

選んで。

 

使う。

 

組み合わせる。

 

私は。

 

戦闘そのものより。

 

その構造を見る。

 

オールマイト。

 

攻撃。

 

男。

 

防御。

 

別の能力。

 

反撃。

 

また。

 

別。

 

同時。

 

「かなり持っていますね」

 

いくつ。

 

まだ。

 

不明。

 

見えていない個性は。

 

解析できない。

 

でも。

 

今。

 

発現したものだけでも。

 

十分。

 

異常。

 

◇ ◇ ◇

 

ふと。

 

疑問。

 

複数個性を。

 

どうやって。

 

手に入れたか。

 

脳無。

 

誰かが。

 

入れた。

 

青山さん。

 

誰かから。

 

後付け。

 

本人。

 

詳細。

 

話さなかった。

 

目の前の男。

 

大量。

 

もし。

 

同じ技術系統。

 

なら。

 

個性を。

 

人間から。

 

人間へ。

 

移す技術。

 

既に。

 

どこかにある。

 

私は。

 

個性を作れる。

 

入れることも。

 

できる。

 

でも。

 

既存の人間から。

 

安全に。

 

個性だけを。

 

外す。

 

その方法は。

 

まだない。

 

血液。

 

採取。

 

因子。

 

複製。

 

それなら。

 

昔からやっている。

 

でも。

 

本人から。

 

個性そのものを取り外して。

 

別の人間へ。

 

移す。

 

それは。

 

違う。

 

目の前の男が。

 

その答えを。

 

持っている可能性。

 

ある。

 

興味。

 

大きい。

 

かなり。

 

◇ ◇ ◇

 

私は。

 

クラスト型へ。

 

状態確認。

 

研究拠点。

 

正常。

 

障壁。

 

正常。

 

周辺火災。

 

ほぼ鎮火。

 

二次被害。

 

現時点。

 

なし。

 

命令。

 

維持。

 

「拠点防御を継続してください」

 

応答。

 

「承知しました」

 

それだけ。

 

他の個性兵。

 

救助。

 

継続。

 

好きにさせる。

 

私が。

 

今。

 

見るものは。

 

決まった。

 

ホークス型。

 

さらに。

 

位置調整。

 

羽。

 

広げる。

 

ヴィラン。

 

中心。

 

私は。

 

共有感覚を。

 

深くする。

 

複数個性。

 

どういう構造で。

 

一人の身体に。

 

収まっているのか。

 

どうやって。

 

入れたのか。

 

そこまで。

 

映像だけで。

 

分かるとは思わない。

 

だから。

 

まず。

 

可能な限り。

 

近くで見る。

 

「もう少し接近してください」

 

ホークス型が。

 

高度を落とす。

 

戦場へ。

 

近づく。

 

私の研究拠点は。

 

クラスト型が守っている。

 

周囲の二次被害も。

 

今は。

 

抑えられている。

 

なら。

 

こちらへ。

 

意識を使っていい。

 

私は。

 

複数の羽越しに。

 

オールマイトと戦う男を見た。

 

今まで見た中で。

 

一番。

 

興味深いヴィランだった。

 

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