能力だけのコミュ障なんです(ガチ)   作:枕オバケ

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2話目です

自分が考えてる中で主人公の能力を6〜7個考えているんですが、もう少し多いほうが面白いですか?全部を出すだけでかなり大変だと思いますが…教えていただけると嬉しいです



金庫の回収だけなのにドキドキしてるわ

「おはよう、世界…1人で何言ってんだろ…」

 

 

今日も今日が始まってしまった。昨夜は邪兎屋に協力するための準備…もとい、心を落ち着かせるために瞑想していた。そのおかげで捜索が始まる前に更に緊張してしまうという沼プレイをしていた。

 

 

「流石に、昨日の今日でわかるわけないよね……ないよね?」

 

 

言い切った時に連絡が入ったことを無視できなかった……相手は、アンビーさん。

嫌な予感がした。フラグ回収には早すぎるぞ

 

 

『金庫の位置がわかったわ。プロキシ先生とも会議がしたいからRandom Playに来て』

 

「うそーん。情報収集が早すぎるでしょ…依頼は、ないよね……よ、よし。落ち着いて行こう…よし、大丈夫」

 

 

自分はアンビーさんに一言『了解』と返事をして準備を始める。おいおい、手と膝よ震えるのは早いぞ

 

 

「行ってきまーすっと」

 

 

返事はない。当然ですな、家の中に誰もいないもん

 

 

 

 

 

 

 

 


 

「…おまたせ」

 

「来たわねノーネーム!」

 

「情報収集…早いね」

 

「そこは私に任せちゃって!」

 

「ニコ、自慢するのはいいけどノーネームが来たんだからその情報とやらを私たちに教えてくれない?」

 

 

自分が着いた頃には話し始めてるのかと思ってたけど、律儀に待ってくれてたらしい。すみません、遅くて

 

 

「それはそうだけど、プロキシ?頼んでたやつはどうなの?」

 

「それは任せてくれ、解析は終わらせたよ。ニコの言う通り金庫の暗証番号が入っていた」

 

「そうよね!!」

 

 

ニコが満足そうに頷く

 

 

「それじゃあ計画のことだけど…諸君、これを見てくれたまえ」

 

「…新エリー都の地図?」

 

「そうよ、私たちはクリティホロウに入って上級エーテリアス『デュラハン』を討伐して金庫を回収するのが目的よ」

 

「……アンビー、終わりなの?」

 

「そうよ?プロキシ先生」

 

「あ、そっかー」

 

 

諦めるな、そこで終わるんじゃないよパエトーン

じゃあ、あの地図は何だったのさ…

 

 

「…ニコは協力者に舐められたらだめだと言ってたわ。値切りが面倒になるって「アンビー!!」…むぅ」

 

「ビリー!ちゃんと見張ってなさいよ!」

 

「俺が悪いのか!?」

 

「ちなみにあの地図は雰囲気づくりに必要だと思って持ってきたの」

 

「あー、だから来る前に探偵映画を見てたのか」

 

「「ニコ?」」

 

「と、とにかく!私たちは『金庫を探して取り戻す!』ホロウ内の案内はプロキシに任せるわ」

「ノーネームは戦闘…特にデュラハンとの戦闘の支(・)援(・)をよろしく」

 

「…支援だけ?」

 

「そうよ!あんたはなるべく戦わない!」

 

「……え、行く意味が…」

 

「もしもの時にいて欲しいだけよ。手伝ってほしいとは言ったけど、ニコも私たちもノーネームにばかり頼るのはやめようって思って」

 

「な、なるほど…了解」

「(戦力外通知?違うよね…違うでしょ。だ、だってもしもの時に頼るわけだし!!……待てよ?もしもの時ってどんな時だ?)」

 

 

心の中で考えてることは口に出さない”もしもの時がない”なんて分かれば…あぁ、辛い

役割をください…自分に役割を!!

 

 

 

 

 

 

 


 

ホロウ入って数分後、突然ボンプ…パエトーンであるリンが話し始めた

 

 

『ねぇ、ノーネーム?どうしても聞きたいことがあるんだけどさー』

 

「…何?」

 

『ノーネームって結局何歳なの?』

 

「……ひ、秘密って言った」

 

『でもでも、気になるよー。さっきだってノーネームが来るまでに何歳か予想大会があったんだから!』

 

「お、おもしろいの?」

 

『私たちって意外とノーネームのこと知らないからさ!気になっちゃうんだよ!』

『ちなみに最有力なのは〜30歳!』

 

「だーかーらー、ノーネームはもっと若いでしょ」

 

「いいえ、ニコ。こういう人だからこそ自分を隠すのは上手いのよ」

 

「俺の予想は10代後半ってわけだ!」

 

『ちなみに僕は20歳だと思うんだけど、どうかな?』

 

「どう、と言われても……」

 

 

どうしよう!?自分の年齢わからねぇよ!みんな自分の年齢なんて気になるのか!?

気になってるわ…現在進行系で…

しょ、正直に話すか?でもなぁ、変な奴だって思われたらなぁ…あ、すでに変か。

 

 

『ノーネームのこと、もう少し知りたいんだよ。みんなね』

 

「……じゃあ、これから言う事、信じて」

 

「おぉ!?教えてくれるのか!?」

 

「信じるわ。ノーネームのことは疑わないもの」

 

 

か、覚悟決めます。リンさんが言ってくれたことが刺さったわ。会話が下手なせいでちゃんとした会話したことないもんな…

 

 

「じ、実は……年齢、わからない」

 

「「「…え?」」」

 

『ちょ、ちょっと待って…どういうこと?』

 

『ノーネーム。詳しく話してくれないかい?』

 

 

アキラさんに言われて頷くと話し始める

 

・自分の身体の時間が18歳で止まってること

・原因は能力のせいであること

 

この2つを話すと全員は黙ってしまった

 

 

「……あ、えっと…自分からは以上」

 

「……ノーネーム。年齢がわからないのはどうして?何年生きていたかはわかるんじゃないの?」

 

「(そうなるよね…これは、すごく恥ずかしいことなんですがね)」

「その…ずっと1人で、誕生日の回数がわからない」

 

「っ、そういうことなのね」

 

「じゃ、じゃあ!さっき言ってた18歳で止まってるってのはなんでわかったんだ?」

 

「そ、その…なんとなく?18歳くらいかな……なんて」

 

『旧都陥落は11年前だよ?ノーネームはいつから時間が止まったの?』

 

「え…っと………旧都陥落よりは後、だと思う…」

 

『そっか…』

『旧都陥落より前から…ずっと1人だったってことだよね……』

 

『じゃあ、君は大体20代前半あたりだと思うよ。君の体は若い。おそらく18歳の体ではないね』

 

「待って、もしかして旧都陥落のときの年齢で止まってるんじゃない?」

 

「おぉ、その可能性はあるな親分!」

 

「つまり、旧都陥落のときの年齢…今のノーネームの体の年齢が分かれば、実年齢がわかるということになる」

 

「え…あの…」

 

『ノーネームが忘れちゃってることは、思い出さないとね』

 

「ま、待って…」

 

「でも、どうやって調べるんだよ?外見くらいしか頼りにならねぇぞ?」

 

「筋肉などの年齢も、アスリートたちをみると参考にはならない」

 

「あ、あ……あのぉ…」

 

 

どうしよう!?どんどん話が進んでいく!!

忘れてたっていうか、自分が数えてないだけであって〜「体の時間止まってるじゃん!ラッキー」って思って無関心になってただけなんですぅ!

 

それにさぁ!

 

 

「体(・)は(・)成(・)長(・)し(・)て(・)る(・)…見た目は判断材料にならない」

 

『年を取らないだけで、成長はする…厄介だね』

『あれ?自分で言ったけど、どういうこと?』

 

「た、体力は増えるし筋肉もつく…けど、衰えはしない……全盛期を維持……してる…と、思う」

 

『そっか…でも結局、旧都陥落のときの年齢が分かればいいんだね!』

 

「……うん」

 

 

うん。ってなんだよ!変に気を使わせたのは自分だろうが!!

ごめんなさい!年齢覚えていなくてすみませーん!!

 

 

「やっぱり、ノーネームは…」

 

「いくらなんでも、年齢をわすれるなんて…」

 

「他にも忘れてることがありそうだぞ」

 

 

「あ、あの…どうかした?」

 

「何もないわ」

 

「……そっか」

 

 

 

 

 


 

しばらく歩いているとアンビーは違和感を抱いた

 

 

「プロキシ先生。道はこっちで合ってるの?空気が淀んでるわ」

 

「確かに…おーい、プロキシ?ねぇ聞いてるの?」

 

「……ごめん!接続が……」

 

「あれ?ねぇプロキシ?」

 

「…トラブル、かも」

 

「なんだって?おおおおお、親分どうする!?」

 

「焦りすぎよビリー。にしても返事が遅いと思ったらトラブルって……あ、歩き出した」

 

「…着いていくしか、ない」

 

「そうよね〜はぁ、プロキシってばー!」

 

 

そこから少し進むと、エーテリアスが多くいるところに着いた

 

 

「目的地じゃなさそうだな」

 

「…戦闘なら」

 

「ちょっと待ちなさいノーネーム!あんたは支援って言ったでしょ?プロキシを守って!」

 

「……了解」

 

 

ニコさんに止められたため、3人の後ろでプロキシ(ボンプ)を抱えて待つ

もちろん、近づいてきたエーテリアスは【解】で倒していく

 

 

「(それにしても…全然こっちに流れてこない。3人とも、強いなー)」

「…動かないで」

 

 

こら、進もうとしないで……接続が悪いだけでここまでヒドくなるものなのかな?

自分が考えているうちにエーテリアスを倒しきった3人が近づいてくる

 

 

「…おつかれ」

 

「本当にね!ちょっとプロキシどうなってるのよ!」

 

「ニコがお金を払わないから怒ってるんじゃ」

 

「親分…」

 

「そんなこと!………」

 

「……言い切れないんだ」

 

「言い切れるわよ!あ、また進んでるし!」

 

「まだまだ戦闘は続きそうね」

 

「店長〜〜!」

 

「……」

 

 

4人はまた進んだ。エーテリアスを倒し、進み、プロキシの返事があるまで進んだ

 

 

 

 

 

 


 

 

「ビリー、今何回目?」

 

「4回だ。『ホロウ内安全活動推奨時間』を過ぎてる」

 

 

タイマーを見てそう伝えるビリーとそれを聞いてため息をはくニコ

アンビーは周囲の警戒をしていて、自分もその手伝い

 

 

「っ!隠れて!」

 

「……」

 

「な、なんだ!?」

 

「ホロウ調査チームよ。前にいる」

 

「エーテリアスじゃないのか…って調査員!?」

 

「ビリー声が大きい!私たちはホロウレイダーなのよ?見つかったら逮捕されておしまいよ!」

 

「あ、そうか…で、でもノーネームなら!」

 

「…やめたほうがいい。自分はよく知られてる……だからこそ、危ない」

 

「確かに、俺達だけならヤバいかもしれないけど、こいつが一緒なら」

 

 

ビリーが指を指す先にはボンプ……つまりパエトーンがいた

プロキシもホロウレイダーと同じく犯罪者であり、ホロウレイダーはプロキシを突き出せば減刑される。だから、ビリーの考えは正しくはある

 

 

「……ニコさんに従う」

 

「なんで私なのよ」

 

「今の依頼主は、ニコさんだから」

 

 

ニコは少しだまり、すぐに立ち上がる

 

 

「行くわよ。ここに長く止まってる場合じゃないわ」

 

「…了解」

 

 

ニコの指示にアンビーとビリーも立ち上がり、移動を始める

 

 

「(さささ、流石にプロキシ兄妹を見捨てるわけないよね!よかったー!)」

 

 

自分1人の意見で全員を納得させることはできるわけない*1ので内心ドキドキだったのはここだけの話

 

 

「ねぇ、ノーネーム。あなただけで判断するならどうしてた?」

 

 

「(え、なんてこと聞いてくるのアンビーさん。ホッとしてたのに)」

「……守るよ。何があっても」

 

「…そう」

 

 

納得したのか、アンビーは歩き始めた

このとき、彼女が何を考えたのかは自分には分かっていない

 

 

 

 

 

 

 

「結構進んだな」

 

「ノーネーム?あんた、エーテル侵食は大丈夫なの?」

 

「…平気」

 

「はぁ…プロキシは返事しないわ、ホロウの奥まで進むわ、今日はとんでもないわね」

 

『そうだね〜でも問題が発生しちゃったんだもん。仕方がないね』

 

「例えそうだとしても、かなりヤバい状態なのは変わらな………い?」

 

『やっほー。ようやく接続できたよ!』

 

 

今まで喋らなかったボンプがいきなり話し始める。まぁ怖い状況

ニコが叫ぶのは当然のことだ。だからといって耳の近くで叫ばないで

 

 

「ぷぷぷ、プロキシ!?い、いつから!?」

 

『ここに移動してすぐだよ〜。ニコが私たちを助けた優しさも知ってるよ〜』

 

「なっ!う、うるさいわね!ノーネームも何か言ったら!?」

 

「………」チーン

 

「ニコ…ノーネームが返事しないわ」

 

「親分…ノーネームが耳を押さえてるぜ」

 

「……」チーン

 

「耳元で叫んでたのね…大丈夫?」

 

「……う、ん」

 

「限りなく大丈夫じゃない声だな!」

 

 

 

 

耳鳴りが治ってから、プロキシに何があったのかを聞く

 

 

聞いた所、プロキシの設備が乗っ取られたせいで操作ができなかったらしい

いや、そのハッカーすごいな。だって相手パエトーンだぞ?

 

再接続する前になんか色々調べたら、この前のメモリディスク?とかいうやつのせいだったんだと

メモリディスクってなんだろ…聞いてないからわかんねー

 

 

「ニコ、進むなら早くするべき。私たちの滞在できる制限時間も迫ってきてる」

「戦闘力が下がったときにデュラハンに遭遇するのは避けたい」

 

「……そいつは、自分が…」

 

「ノーネームは黙ってて」

 

「ハイ」

 

「アンビーの言うとおりね、早めに進みましょう。プロキシ!ガイドよろしく!!」

 

『もちろん!今度こそちゃんと任せちゃって!!』

 

「頼むぜ店長!!って、ノーネム?置いていくぞ?」

 

「……今、行く」

「(黙ってて…だって……ごめんね、やかましくて)」

 

 

 

本日のドキドキした瞬間3選

1,年齢に関して伝えるとき

2,プロキシを調査員に出すかどうか話した時

3,ニコに耳元で叫ばれたとき

 

心臓がキュッとなった瞬間

「ノーネムは黙ってて」

 

 

これらは、確実に自分自身の脳内に、そして心に残るのであった

*1:
まず意見を言えない

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