仮面ライダーメカニック&サイビア 変身講座
裕輝「ベータ、ちゃんと映ってる?」
ベータ「バッチリだ!」
裕輝「オッケー。それじゃあ…どうもみんな、こんにちは!俺は機道裕輝。この喫茶店からくりの店主だ」
からくりの店内にて、ベータに構えてもらったカメラとドローンの複合アイテムである“デジカメドローナー”に向けて自己紹介しつつ語りかけるのは裕輝だった。
裕輝「今日はみんなに、仮面ライダーメカニックの変身の仕方を教えていくよ」
そう言って、裕輝はエナジーテクノドライバーを取り出してみせる。
──仮面ライダーメカニック 変身講座──
裕輝「まず、エナジーテクノドライバーを装着する」
《エナジーテクノドライバー!》
裕輝「次に、ホッパーエナジーデンチ。そしてバイクエナジーデンチを両手に持つ」
エナジーテクノドライバーを身につけた裕輝は、続けて二本のエナジーデンチを取り出す。
裕輝「ホッパーエナジーデンチをドライバーの右側にセットする」
《ホッパー!》
裕輝「そして次にバイクエナジーデンチをドライバーの左側にセットする」
《バイク!》
《エナジーオン!》
裕輝が二本のエナジーデンチをエナジーテクノドライバーへと装填すると、緑色のバッタの絵柄が刻まれた電子的な基盤のような模様が裕輝の右横に、更には赤色のバイクの絵柄が刻まれた電子的な基盤のような模様が裕輝の左横に出現する。
裕輝「風を感じるように腕を大きく回して…変身!」
《アクティベート!
シナジースピード!ホッパーバイク!》
メカニック「ドライバーのレバーを動かして、仮面ライダーメカニックへ変身!……みんな、覚えられたかな?」
両手を大きく回すようにして、右手は左脇の下辺りへ動かし、左手は顔の右横まで動か手のひらを前に向けて止めるポーズを決め、裕輝がエナジーアクティベーターを操作すると、二つの模様が前にスライドしてきて重なり合ったあと、裕輝の身体を通過し、その姿を仮面ライダーメカニック ホッパーバイクシナジーへと変える。
才花「来たよ…って、裕輝君!?」
メカニック「あ、才花さん。いらっしゃい」
才花「いや、いらっしゃいじゃなくて…え?何してんの…?ラズマでも出た?」
メカニック「いや、仮面ライダーの存在を後世に残すために記録を取っておこうかなって」
才花「記録に…?」
メカニック「!そうだ。才花さんもみんなに変身の仕方を見せてあげてよ!」
才花「えっ、私も!?」
メカニック「折角の機会だし、どうかな?」
才花「……まあ、そんなに言うなら…やってあげるよ」
メカニック「お〜、そうこなくっちゃ!…それじゃあそこに立って、ドライバーを出すところからお願い」
才花「はーい」
からくりへとやって来た才花は何故か変身しているメカニックの様子に困惑するが、説明を受けて納得すると、メカニックに頼まれ自身も変身手順をレクチャーすることに。
⭐︎⭐︎⭐︎
──仮面ライダーサイビア 変身講座──
才花「まずはエナジーテクノドライバーを装着!」
《エナジーテクノドライバー!》
才花「そうしたら、スパイダーエナジーデンチとコンピューターエナジーデンチの二本のエナジーデンチを持つよ」
才花はエナジーテクノドライバーを身につけると、スパイダーエナジーデンチとコンピューターエナジーデンチを取り出す。
才花「先にスパイダーエナジーデンチをドライバーの右側にセット!」
《スパイダー!》
才花「その次にコンピューターエナジーデンチをドライバーに左側にセットするよ」
《コンピューター!》
《エナジーオン!》
才花が二本のエナジーデンチをエナジーテクノドライバーへと装填すると、紫色のクモの絵柄が刻まれた電子的な基盤のような模様が才花の右横に、更には白色のパソコンの絵柄が刻まれた電子的な基盤のような模様が才花の左横に出現する。
才花「優雅に、緩急をつけつつ腕を動かして…変身!」
《アクティベート!
シナジーブレイン!スパイダーコンピューター!》
サイビア「ドライバーのレバーを動かして、仮面ライダーサイビアに変身!……覚えられたかな?」
両手を一度広げ、左手でドライバーのレバーに触れつつ、右手は手の甲を前に向けた状態で天に掲げてゆっくりと下ろし、喉ほどの高さで止めるポーズを決め、才花がエナジーアクティベーターを操作すると、二つの模様が前にスライドしてきて重なり合い、才花の身体を通過することで、その姿を仮面ライダーサイビア スパイダーコンピューターシナジーへと変える。
才花「……まあざっと、こんなものかな」
裕輝「ありがとう、才花さん!」
才花「うう…なんか恥ずかしかったな。……と、とりあえずいつもの!」
裕輝「了解。そうだ、今日は手伝ってもらったお礼に俺の奢りね」
才花「ホント!?ま、それなら多少恥ずかしい思いした甲斐もあったってものかな」
裕輝「ははは…」
恥ずかしさからややご機嫌斜めな様子の才花が照れ隠しも兼ねて席に着いていつものメニューを注文すると、今日のお礼として奢ると裕輝は語る。
それを聞いた才花が機嫌を直したのを見て、裕輝は思わず苦笑するのだった。
⭐︎⭐︎⭐︎
──後日
クラブ「ハッハッハー!」
「うわああっ!!」
裕輝「やめろ!」
クラブ「うぎゃあっ!?」
裕輝「早く逃げて!」
「はい…!」
クラブ「よくも…!」
《バリアアプリ!》
《シャキーン!》
クラブ「何っ!?」
裕輝「ラズマ…お前は俺が止める!」
《ホッパー!》
《バイク!》
《エナジーオン!》
裕輝「変身!」
《アクティベート!
シナジースピード!ホッパーバイク!》
街で人を襲おうとしていたクラブラズマをメカニカルダッシャーで撥ね飛ばしつつ駆けつけたのは裕輝だった。
ドローンモードのデジカメドローナーで牽制しつつ、襲われていた人を逃がした裕輝は、クラブラズマの追撃をスマホ型サポートデバイス“テクニカルフォン”から生じさせたバリアによって防ぐと、行く手を阻みつつ仮面ライダーメカニック ホッパーバイクシナジーへと変身する。
メカニック「ふっ!!」
クラブ「っぐ…!」
メカニック「はああっ!」
クラブ「ぐああっ!!」
メカニック「よーし、ここはコイツで一気に…!」
《ホイールカリバー!》
メカニック「おりゃあっ!!」
クラブ「うぐっ!」
メカニックは殴りかかると、続けて回し蹴りを叩き込む。
そしてクラブラズマが怯んでいる隙にタイヤ型の武装“ホイールカリバー”を取り出すと、そのまま殴りつける。
クラブ「この…っ!」
メカニック「っと…だったら!」
《カリバー・オン!》
メカニック「はっ!はあっ!!」
クラブ「うあっ!」
メカニック「一気に…!」
《エナジーオン!》
《エナジーストライク!》
メカニック「はあーっ!」
クラブ「ぐああっ!!……っく、いい気になるなよ…!」
メカニック「はっ!」
クラブ「ふんっ!」
メカニック「っと…やっぱ硬いな。ここはチェーンソーで…って、今充電中か…!」
メカニックはホイールカリバーを剣型のカリバーモードに変形させると、連続で斬撃を叩き込み、更にはバイクエナジーデンチを装填することでタイヤ型の赤いオーラを纏わせた斬撃を叩き込むが、追撃はその強靭な殻によって攻撃を防がれてしまう。
そこで、チェーンソーエナジーデンチを使おうとするが、充電のために置いてきていることを思い出す。
クラブ「さっきまでの威勢はどうした…!」
メカニック「っと…すげえパワーだな、この鋏…!」
才花「見つけた…!」
《スパイダー!》
《コンピューター!》
《エナジーオン!》
才花「変身!」
《アクティベート!
シナジーブレイン!スパイダーコンピューター!》
クラブラズマがホイールカリバーの刀身を鋏で挟んでしまったことで苦戦するメカニック。
そこに駆けつけた才花は仮面ライダーサイビア スパイダーコンピューターシナジーへと変身する。
クラブ「ふんっ──な、なんだ…!?」
メカニック「この糸は…」
サイビア「やあっ!!」
クラブ「うぎゃっ!」
メカニック「才花さん!」
サイビア「大丈夫?裕輝君」
メカニック「助かったよ」
サイビアは手のひらから糸を放ってクラブラズマが振り上げた鋏を絡め取ってバランスを崩させ、そのまま蹴りを入れつつメカニックの横へ並ぶ。
サイビア「そうだこれ、ベータさんから預かってきたよ」
メカニック「おっ、俺のデンチたち!ありがとう、才花さん!」
サイビア「どういたしまして」
サイビアはベータから預かったというエナジーチャージケースに入った、ゴリラ、チェーンソー、バット、スピーカー、ライノセラス、ドリルの六種のエナジーデンチをメカニックに見せる。
サイビア「色々持ってるみたいだけど、今回の相手だと…銃撃型のバットスピーカーだとあんまり相性は良くなさそうだし…」
《シナジービート!バットスピーカー!》
《ビートスピーカーシューター!》
サイビア「突撃型のライノセラスドリルも悪くはないけど…」
《シナジースラスト!ライノセラスドリル!》
《スラストドリルランサー!》
サイビア「一番相性の良さそうなゴリラチェーンソーを使おうとしてるってとこかな?」
メカニック「流石才花さん。お見通しか」
それぞれのシナジー形態であるバットスピーカーシナジーとその専用武器であるスピーカーを模した拳銃型の武装“ビートスピーカーシューター”やライノセラスドリルシナジーとその専用武器であるドリルを模した騎槍型の武装“スラストドリルランサー”を思い出しつつ、その上で使おうとしているのはゴリラチェーンソーの組み合わせだと言い当てる。
《ゴリラ!》
《チェーンソー!》
《エナジーオン!》
メカニック「コイツで…勝負だ!」
《アクティベート!
シナジーパワー!ゴリラチェーンソー!》
《パワーチェーンソースラッシャー!》
メカニック「いくぜ!」
クラブ「す、姿が変わったからなんだ…!」
メカニックは仮面ライダーメカニック ゴリラチェーンソーシナジーへと姿を変えると、チェーンソーを模した剣型の武装“パワーチェーンソースラッシャー”を構えてクラブラズマに斬りかかる。
メカニック「ふんっ!!」
クラブ「っぐ!?なんだこのパワーは…!」
メカニック「おらあっ!!」
クラブ「うぐああっ!!……だったら、これだ!」
メカニック「くっ…泡が邪魔だな…!」
《キーボードブレード!》
サイビア「好き勝手させないよ!」
クラブ「うぎゃあっ!!」
メカニックがパワフルな連続斬撃を叩き込んで追い詰めると、クラブラズマは口から泡を放つことでメカニックの身体にまとわりつかせて身動きを封じる。
しかし、そこにキーボードの意匠の入った大剣型武装“キーボードブレード”を取り出したサイビアが割って入り、斬撃を叩き込むことでクラブラズマを止める。
《1!》
《エンター!コーリング!1!》
サーバント「…………」
サイビア「裕輝君をお願い」
メカニック「えっ?あー、ありがとうございます」
サーバント「…………」
サイビア「さーて!」
《エナジーオン!》
サイビア「しばらくは私一人で相手してあげる!」
《2!》
《エンター!チャージング!2!》
サイビア「これは痛いよ!」
クラブ「あわわ…!!」
サイビア「逃がしは…しないよ!」
《エナジーカッター!》
クラブ「!?うぎゃーっ!」
サイビアはキーボードブレードのキーを操作してクモのように見える仮面を身につけた人間型の機械兵“サーバント・ヒューマノイドタイプ”を呼び出すと、メカニックに張り付いた泡の除去をさせつつ、自身はキーボードブレードへとコンピューターエナジーデンチを装填しつつ操作することで白い光の刃を飛ばして逃げようとするクラブラズマを斬り裂く。
メカニック「あっ、治った!反撃だ!」
《ギューン!》
《ギュギューン!》
《ギュギュギュギューン!》
メカニック「オラアッ!」
クラブ「うわああっ!!俺の自慢の殻がァ!」
サイビア「さて、トドメといこうかな」
《チャージオン!》
メカニック「俺も…!」
《ホッパーバイク!》
《チャージオン!》
クラブ「あわわわ…!」
メカニックがパワーチェーンソースラッシャーを操作して放った痛烈な斬撃によって殻を砕かれてしまったクラブラズマは途端に弱気になるが、サイビアはその機を逃さずエナジーアクティベーターを操作し、ホッパーバイクシナジーへ戻ったメカニックもそれに続く。
《ブレインエナジーフィニッシュ!》
サイビア「はああっ!!」
クラブ「こうなりゃヤケだ…!何…!?」
サイビア「はあっ!!」
クラブ「うぎゃああっ!……っぐ…今度は動けな…!」
《スピードエナジーフィニッシュ!》
メカニック「はあーっ!!」
クラブ「うぐああああ!!!」
まずはサイビアが全身を電子化させてクラブラズマの泡をすり抜けつつ跳び蹴りを叩き込むと、なんとか耐えようとしていたクラブラズマを光の道路でメカニックが拘束し、そのまま加速して跳び蹴りを叩き込み、爆散させる。
メカニック「これで解決かな」
サイビア「だねえ」
メカニック「才花さんのおかげで助かったよ。ありがとう」
サイビア「どういたしまして」
こうして、今日も仮面ライダーたちはラズマの脅威から人々を守っているのだった…。